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布団のダニを撃退する方法

家庭で一番ダニが発生しやすい場所は、私たちが毎日身体を休めるために一番重要とする布団。布団には人間の体温、寝ている間に身体から出る水分、そしてエサとなるフケや垢がそろい、ダニが好む環境となっています。また、ダニの繁殖力はすさまじく、生きたダニ以外にもフンや死骸もたくさん溜まっています。そのフンや死骸が気管支にまで入り、アレルギー症状を引き起こすともいわれています。身体を休める場所が、かえって身体に悪影響を与える場所となる前に、普段行っている布団のダニ退治が本当に有効的なのか。また、せっかく行っているダニ退治が無駄なことになっていないかなど、効果的にダニを撃退する方法を知り、快適に眠ることのできる布団を取り戻していただきたいと思います。

天日干しでの撃退


布団といえば、天気のいい日に天日干しをするイメージが一番強いかと思います。小さいころから、日干しをした布団はお日様のいい香りがして、それだけでも気持ち良く感じていました。そこで、まず天日干しによるダニの撃退方法です。

日干しをする最適な時間帯は湿度の低い午前10時から午後3時位までで、干す時間も2,3時間の間で両面を干すだけで充分。ポイントとしては、寝ている間に出た汗は、ほとんどが布団の裏面にたまってしまうため、裏面を長めに干すべきです。

そして生きたダニは、そう簡単には死なず日光が当たっていない側へと移動をするため、両面干しは必ず行わなくては、せっかく干した意味がなくなってしまいます。ダニは50度くらいの熱で退治できるそうなので、太陽の熱を効率よく利用するためにも熱を吸収する色の濃い布(なるべく黒)を布団の上にかけ、温度を高めるという手もあります。

同時に、外に干した布団にホコリや花粉などが付くということも防げます。そして熱が残った状態の布団はダニが繁殖しやすい状態でもあり、布団を取り込んだ後は冷ますことも大切です。さらにダニを退治するには、布団干しの後に掃除機をかけてダニの死骸や糞を吸い取るのが有効です。外に干すだけでいいという手軽なイメージでしたが、意外とまめに手をかけないといけないですね。

布団乾燥機での撃退

次に、梅雨の季節によく家電屋さんで目にするのが、布団乾燥機。あるていどのダニを死滅するといわれています。この方法もまた布団乾燥機使用後は、見えないダニの死骸などがぎっしり付着しているため、掃除機で吸い取ることを忘れずに。布団乾燥機で気になるのは電気代ですが、1回の使用でかかる時間は1時間。コストは、だいたい12円程だそうです。12円なら、梅雨時に限らず、日中家にいることができない方でも、空いた時間で布団のダニ退治ができますね。

そして、天日干し、布団乾燥機の後に使用する掃除機のかけ方にもコツがあり、布団の繊維も様々で、ダニの死骸や糞を吸い込ませるため、縦と横にゆっくりかけ、両面かけていきます。

マットレスのダニ撃退方法


私は長年ベッドで寝ているので、掛布団は天日干しを行ってきましたが、マットレスは正直言って、たまに掃除機をかける程度で、まったくお手入れをしていないに等しい状態かもしれません。

敷布団では効果的だった布団乾燥機ですが、マットレスは厚みがあり布団乾燥機のパワーではマットレス全体を高温にすることが難しくダニを死滅させることができません。そのため、マットレスのダニ退治には掃除機を使う方法が最適です。ただ、厚みがあるマットレスですので吸引力の強い掃除機を使うことがポイントとなってきます。そしてこまめに掃除機をかける事が必要です。

週に3回を目安に一回の掃除時間は3分以上時間をかけゆっくりと行うことです。ダニ退治の能力は吸引力で大きく変わってきますので、今話題のサイクロン掃除機がマットレスのダニ退治には必需品とも言えますね。さらに、家庭にあるスチームアイロンでダニの除去を行えます。マットレスの素材によってできるものとできないものがありますが、水で濡らし、絞ったタオルをマットレスにかぶせる方法です。アイロンのスチームを最強にして、押し当てていきます。やはり熱に弱いダニには熱いもので攻撃するのが一番のようですね。

敷布団でもマットレスでもダニが好む環境であることには変わりがないので、普段からダニの退治を行い、数が増える前にこまめにすることで、アレルギーから守ることにつながります。睡眠は私たち人間に必要不可欠なものですから、布団との付き合いも一生モノです。いくつかあるダニの撃退方法でご自分に合った方法を見つけ、続けてみてください。

まとめ

以上が、効果的に行うダニの撃退方法です。正直私もダニがこんなにしぶとく、身体に悪影響を与えるものだとは知らず、甘く考えていました。また、小さいお子様のいる家庭、すでに喘息などのアレルギーでお困りの方、さまざまな家庭がある中で、自分ではなく家族を守っていくためにも、面倒でも布団のケアをし、快適な生活につなげていけるよう意識していただけたらと思います。

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