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子供のスニーカーの選び方とおすすめブランド

子供の運動能力の低下が騒がれていますが、実はその一因に間違った靴選びがあることをご存知でしょうか。幼児期の足の骨は軟骨状態で、さらに骨の数が全部揃うのは12歳ごろと言われています。その間に足に合わない靴を履いていると、足が変形し、様々な問題を引き起こすのです。

足の発育のことを考えるなら、デザイン性の高いブーツや細身のバレエシューズより、足の構造を知り尽くしたスポーツメーカーのスニーカーがより適していると言えるでしょう。

ここでは、段階に合った靴足の発育に適したスニーカー選びをするためのテクニックをご紹介します。

足に合わないスニーカーを履いていると、外反母趾や偏平足、ヒザや腰の痛み、はては内臓や頭脳の発達へも影響を及ぼします。こうした事態を避けるため、幼児期の子供の足は、3~4か月に1度は測ったほうがいいという声もあります。子供の足は6~7歳ごろまでにある程度できあるそうなので、この時期に足の形を整えることが大切です。

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<h2>足の測定ポイントは?</h2>

測定するポイントは、足長、足幅、足囲の3つです。靴のサイズ(足長)が同じでも、細身の子とふっくらした子とでは足囲に差が出るため、脱げやすかったりきつすぎたりといった違いが出てきます。どういうポイントでスニーカー選びをしたらいいでしょうか。

 

<h2>スニーカー選びの5つのポイント</h2> 一言にスニーカーと言っても、機能性よりデザインを重視し、足に無理がかかる構造になっている場合もあります。ここでは、足の発育を助けるスニーカーを選ぶために、5つのポイントをご紹介します。

<h3>①指を動かせるくらい爪先部分が広いスニーカー</h3> 地面をつかむようにして歩く幼児期には、指が自由に動かせるスニーカーを選びましょう。指の運動が未発達だと、指やふくらはぎの筋肉などが成長せず、転びやすくなったり歩き疲れやすくなったりします。スニーカーと爪先の間は5~9mm程度の余裕がほしいです。

<h3>②かかとをしっかり固定できるスニーカー</h3> かかとの骨を固定し、ブレを防ぐスニーカーを選びましょう。目安は、Vを履いたときにアキレス腱と床が垂直になるもの。しっかりとかかとがおさまるVにすることで、安定した歩行ができ、足の変形やO脚、X脚、へん平足などを防げます。

<h3>③指の付け根にあわせて曲がるスニーカー</h3> 子供は足の裏が平らなベタ足で生まれてくるため、前進するときに上手に蹴り出しができません。そこで、幼児期のスニーカーは爪先がやや反り上がったもの、靴底は指の付け根部分に合わせて曲がるものがいいでしょう。これにより、つまずきが防止できます。

<h3>④足幅が調節できるスニーカー</h3> 自然な歩行をするためには、足幅とスニーカーをフィットさせる必要があります。絞めつけの調節ができるマジックテープやヒモのついたスニーカーがおすすめです。また、中敷きを使って微調整してもいいでしょう。

 

<h2>子供のスニーカー おすすめブランド</h2> ここからは、子供の足の発育に合わせて、おすすめブランドをご紹介します。

<h3>メイド・イン・ジャパンのクオリティ!ミキハウス</h3>
出典:mikihouse.jp

¥6000程度~。

ミキハウスのスニーカーは、細部までしっかりとした作りで丈夫だと評判です。細かな裁縫で足あたりが良く、履き口も大きくて履かせやすいスニーカーです。マジックテープのベルトは太くしっかりしていて、脱げにくくなっています。爪先部分がゴム製のものもあります。

いつも当たり前に「やさしく」「安心」「気持ちいい」

そんな存在でありたいと願う子供のためのブランド、ミキハウスの質の高さが細部に感じられるでしょう。

 

<h3>特殊加工で通気性も抜群!ニューバランス</h3>

出典:newbalance.jp

¥4500程度~。

歩き慣れたころには、通気性と吸湿性の良い素材のスニーカーを選びましょう。ただでさえ子供は代謝がいいので、足も存分に汗をかき始めます。

やわらかさのあるニューバランスのスニーカーは、適度にホールド感があります。爪先は扇形になっており、足指をしめつけません。人間の細胞膜と同じ成分で作られているMPC加工をされており、吸汗性・速乾性に優れています。中敷きは、足裏を適度に刺激する凹凸のあるデザインのものもあります。

 

<h3>はだし感覚で履く!アシックス</h3>
出典:asics.com

¥4000程度~。

土の上をはだしで歩くような靴、それが、現代の子供が抱える足の問題を解決するためにasicsがかかげた目標です。靴底は足の動きに合わせてしなやかに曲がり、消臭・殺菌効果もある中敷きによって素足のような履き心地に。土を踏んでいるかのようなクッション性も特徴的です。

丈夫さにも定評のあるasicsのスニーカーは、日常的にも使用しやすい実用性も備えています。また、足の悩みを抱える子供のために、片足のみの販売や、足幅の狭いナロータイプの靴の販売もおこなっています。

 

<h3>踏ん張りがきく!ムーンスターキャロット</h3>

出典:moonstar.co.jp

¥3000程度~。

踏ん張りがきくと、足裏に形成される3つのアーチが発達しやすくなります。アーチは7歳ごろまでに形成されると言われ、これによって全身を支える力や推進力、衝撃を和らげる力など、基本的な機能が整います。

キャロットの子供靴は、撥水加工されたメッシュのものや爪先に力をかけやすい構造になったスニーカーや、爪先部分に内蔵された高性能のクッションと滑り止めによって踏ん張りがききやすくなっているスニーカーなどがあります。

また、デザイン性も重視され、アンパンマンやディズニーのキャラクターがあしらわれたスニーカーもあります。

 

<h2>子供の足に合ったスニーカー選びを</h2>

足は血液循環の末端であり、体を支える土台です。かわいい子供のスニーカーはたくさんありますが、普段使いには、一人一人の子供に合った、足の発育に適したものを選びましょう。さらに、丈夫なものであれば家計も助かりますね。

微妙にサイズが合わないときは、ヒモやマジックテープで調節したり、中敷きを変えてみたりしてもいいでしょう。また、3歳からは、3つのアーチの形成に合わせて中敷きを変え、正しいアーチの発育を目指しましょう。

子供はお母さんのお腹のプールから出て1年足らずのうちに地面を歩くようになります。親としては、子供の「歩きたい」という衝動を、適切な靴選びでサポートしてあげたいですね。

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