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子供が宿題をやりたがるようになるための日々の習慣

「学校の先生・お母さんに言われているからやっているだけ。」小学生時の息子の一言。

納得の言葉です。小学生の息子にとっては、自分の遊ぶ時間を削ってまで何故面倒な事をしないといけないのか、くらいにしか思えてなかったのかもしれません。けれど今高校生になってみて、ようやく宿題・課題・提出物の大切さを理解したようです。学生時の宿題・課題、社会人になると提出物。面倒くさいものばかり。けれど、自身にとってとても大切なことですよね。

何がどう大切なのか。また宿題をやりたがるようになるための日々の習慣・言葉を子供の本音と親の思いを交えてご紹介します。

宿題をやりたがる子供なんていません


最初にお伝えしたように「言われているから、出されたからやっているだけ」が子供の本音でしょう。その考えを180度変えないと学年が上がるにつれ、子供にとって宿題という拷問になります。

宿題=予習・復習のためのもの。また、じっくり集中して机に向かい「学習」する習慣をつける作業だと思います。実際、小学校の先生に質問した時の返答がまさしくそうでした。皆さんに「そんなこと今更書く?」と言われるかもしれません。しかし、そのことを低学年の子供に伝えても「予習?復習?勉強わかっているのに要る?遊びたい!」くらいで頭の中にクエスチョンマークが飛び交うこと間違いなし。まずは、「机に向かわせる」ことから始めてもいいのではないでしょうか。

小さな事でもやれば褒める


大人の私たちでも、褒められたら悪い気はしないでしょう。けれど、怒られたり叱られたりするのは嫌ですよね。子供たちも同じです。字が汚いや下敷きを敷いていないなど小さな事が目について、ついつい小言が出てしまうところをグッと我慢、目をつむって。まずは机に向かわせるから始めてはどうでしょうか。なかなか、向かう気にはなれませんが、学習机・ダイニングテーブルに向かい宿題をやり始めたら褒める。

褒めるといっても大げさなアクションをする必要は全くなく、低学年ならダイニングテーブルや机に向かって宿題を始めた時に頭をなでて「頑張っているね」。それだけでいいと思うのです。宿題の問題を一緒に解く必要もありません。「どんな問題が出ているの?」と興味を持ってやる。宿題をやっている、机に向かっている、そのことをまず褒めてあげるのがいいと思うのです。問題が解けたなら「難しい問題頑張って解いたんだね」「よくわかったね」ということも忘れずに。大人にとっては簡単な問題でも、子供にとっては初めましての問題で難しいのです。だからこそ、ちゃんと見て褒めてあげてください。

また、怒ったり叱ったりすることは不要ですよ。

宿題・課題はゲーム攻略

ゲーム、ゲームと言っていた息子との会話。「宿題・問題はゲームの攻略みたい。で、教科書は攻略本。」

よく言ったものだと感心しました。ゲームだって初めましてのところばかり、分からなければ攻略本を手に一生懸命考えてひとりでクリアしていきます。最後にはコンプリートまでしてしまいますよね。ですから、私も息子に「ゲームしたいのなら、宿題というゲームから攻略しておいで。攻略本は教科書ね」と返答していました。

ゲームに夢中になってしまって宿題できない子供さんもいらっしゃいますがモノは使い様。取り上げた私の経験ですが怒ったり取り上げたりしても反動が大きいので逆効果。宿題・お手伝いなどやる事を先に済ませてからじっくりゲームの時間を作ってあげる事が大切ですね。まずは時間管理の道筋を子供と共に考えてやっては如何でしょう。決して押し付けてはいけません。また、お母さん方にも子供の気持ちを理解するために少しだけゲームすることをお勧めします。くれぐれもハマらないようにご注意ください。

「先で困るよ」=子供はわからない

宿題・課題・提出物。学生から社会人、親になっても形を変えて付きまとうものだと感じませんか?

学生の頃は予習・復習の宿題・課題。社会人になったら、見積書や納品書などまた自身の個人評価の提出。部下がつけば部下の評価を自身の上司に提出。親になれば参観日の出欠票の提出。アンケートの提出などなど。これら全てのキーワードが「期日」。子供の時から宿題を通して期日を守る、ルールを守る訓練されているのだと感じます。

実は息子、小学校から宿題・課題・提出物を出したことが少ないのです。忘れんぼうサンでした。実際間近で見てきて思うこと、また息子が感じていることは「期日を守ることをコツコツしなければ、後ですごくしんどい思いをすること」です。
よく息子に「アリとキリギリス」の話をしました。

「先々キリギリスみたいになるの?」「先で困るよ」と言い聞かせてきましたが、息子には先になってみないと分からない!と反発されました。が、ようやくわかってきたようです。高校生になった今、提出物に追われ「コツコツする癖付けって大事!母ゴメン」とメールがありました。もちろんドヤ顔写メつきで「わかってよかったね」と返信しました。

愛情いっぱいに接してください

自身だって子供の時があったはず。一足飛びに大人になったわけではありません。自身の子供の頃の気持ちを思い起こすのも大切だと思います。

子供にとって一番大切なのはお父さんお母さんの愛情です。共働きで難しい時もあるかもしれませんが愛情いっぱいで接し「見ているよ」を表現してあげてください。

宿題をやりたくなるための日々の習慣って大きな題でお役に立てたかどうかは分かりませんが、子供一人ひとりの性格を理解して子育てを楽しんでもらえたらと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。少しでも参考にして頂けると幸いです。

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