妊娠初期の症状というのは、風邪や生理前の状態と似ていることもあり、見過ごしてしまうこともあります。
逆に、妊娠を望んでいる人にとっては、ちょっとした体調変化であっても「もしかして……」と、期待してしまいますよね。
妊娠検査薬は使える時期が決まっているため、その時期がくるまでドキドキして待つことになります。
この記事では、検査薬が使える前の時期にあたる「妊娠超初期症状」にポイントをしぼって、どんな症状が現れやすいのか、生理の遅れとの違いなどをご紹介します。

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目次
生理のしくみのおさらい
妊娠超初期症状について語る前に、そもそも生理の仕組みを知っていますか?
学校の保健体育の授業で習ったきり。ちゃんと覚えていないけれど毎月くるものだ、という、ざっくりした認識の女性も多いかと思います。
この項目では、生理(月経)の仕組みを改めてご紹介します。
生理のしくみ
生理は、妊娠しなかった時に、体内で不要になった子宮内膜を排出するための生理現象です。
女性は一定間隔で排卵をして妊娠可能な状態にしますが、妊娠しない場合、古い内膜が壊されて溶け出し、血液とともに剥がれ落ちてきます。
はがれた層の下には新しい組織を作り出す基底層がありますので、再び子宮内膜を作り出していきます。生理はこれが毎月繰り返されているのです。
生理が始まる平均年齢は、12.3歳です。初潮から20歳位までに女性ホルモンの分泌量は増加していき、20代でピークに達します。その時期が肉体的には妊娠・出産に適しているといえますね。
30代後半になると、少しずつ女性ホルモンの分泌が減少していきます。そして、50歳頃に閉経を迎える女性が多くなっています。
生理が始まる前は女性ホルモンの影響もあり、体と心が不安定になりがちです。生理前症候群(PMS)により、乳房が張ったり、頭痛や肩こり、腰痛や肌荒れなどの体調不良に悩まされることもあります。
また、些細なことでイライラしたり、不眠になってしまったりすることもありますので、「そろそろかな」と思ったら、我慢しないで体を休める時間を作るようにしましょう。
生理周期と基礎体温
生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる先日までのことです。生理が終わった日ではありません。
この生理周期には個人差がありますが、25~38日間隔の人が多くなっています。間隔が24日以内の場合は頻発月経、39日以上間隔があくものを稀発月経と呼んでいます。
また、生理の期間は3~7日が一般的ですが、1~2日で終わってしまうことを過短月経、8日以上続くことを過長月経といいます。
そして、妊娠しやすい時期を探るために、基礎体温を計測している方も多いと思います。
基礎体温とは、運動をしていない時の、寝ている時の体温だと思ってください。体を動かすとすぐに体温が上がってしまうため、目覚めてすぐ、起き上がる前にはかることになっています。
そしてこの基礎体温は、低温期と高温期を約2週間ごとに繰り返しています。多くの人が低温期の終わり頃に排卵して高温期に入り、高温期が終わると生理がやってきて再び低温期に入ります。
毎日の基礎体温を計測することで、自分の体内の変化を目に見える形で把握することが出来るのです。
基礎体温は些細な変化で変動しますので、計測する際は下記の内容に注意しましょう。
- 基礎体温計を使う
通常の体温計ではなく、基礎体温の計測に特化した専用のものを使いましょう。
基礎体温計であれば小数点第2位まで表示出来るので、より詳細な記録をつけることが出来ますよ。 - 毎朝同じ時間に計測する
基礎体温は、寝起きで体がまだ休んでいる時に、同じ時間に計測を続けると、より正確なデータとなります。
起床時間がずれた場合も、起きたらすぐに計測するようにしましょうね。 - 舌の裏側に体温計をあてる
基礎体温計をあてる場所は、舌の裏側にある真ん中の筋の根本です。計測の際は口を閉じましょう。 舌の上で計測すると誤差が生じて正確な記録がつけられない可能性がありますので、裏側にあてることを徹底しましょうね。 - 安静な状態で計測する
起き上がるだけでも体温は変化します。可能な限り体を動かさず、布団の中で寝たまま計測しましょう。
体温計は起きてすぐに手がとどくところに置いておきましょう。 - 飲酒や睡眠不足に気をつける
飲酒をした翌日や睡眠不足の状態だと、基礎体温が正しく計測出来ないことがあります。特に排卵日を正しく知りたい人は、睡眠時間を確保して、お酒は控えるのが無難です。

そして妊娠すると、高温期が続きます。
高温期は長くても17日ほどが一般的です。いつもであれば低温期になって生理が始まるのに基礎体温が高い、という場合は、妊娠の可能性があります。
ただ、妊娠検査薬を使っても陽性反応が出ない場合は、女性ホルモンの過剰分泌による「黄体依存症」の可能性があります。
他にも基礎体温の周期に変化が生じたら、体調不良のサインかもしれません。違和感を感じたら我慢しないで、早めに婦人科を受診してくださいね。
妊娠超初期症状まとめ
妊娠を望んでいる人にとっては、些細な変化でも過敏に反応してしまうものですよね。
この項目では改めて、妊娠超初期と呼ばれている状態にについて解説します。
妊娠超初期とは?
そもそも「妊娠超初期」という言葉は、医学的な用語ではありません。
「妊娠超初期」は一般的に妊娠0週から4週頃までを指すことが多く、妊娠2週までは受精すらしていませんので、「妊娠しているかも?」という不確定な時期のことを指します。
妊娠の兆候を実際に感じ始めるのは、妊娠5週目を過ぎてからが多いようです。
しかし、これには個人差があり、妊娠3週目という着床直後から前兆を感じる人もいるのです。
では、具体的にどんな症状を感じるのか、具体的にみていきましょう。
妊娠超初期、15の症状
- 息切れする
普通に生活をしているのに息切れをする時は、胎児の成長に伴って母体がより多くの酸素を求めているからです。
また、胎児が成長すると肺や横隔膜を圧迫することもありますので、妊娠中はずっと息切れが続く、という人もいます。 - 乳房が痛む
胸に張りや痛みを感じたら、授乳の準備のための変化が始まっている可能性があります。
普段身につけている下着が不快になってきたら、締め付けないデザインのものなどを探しましょう。 - 疲れやすくなる
普段と生活を変えていない、激しい運動などをしていないのに、急激に疲れやすくなることがあります。
これは、ホルモンが体内で増加していることが影響を及ぼしている可能性が考えられます。 - 吐き気を感じる
つわりと聞くと、真っ先に思い浮かぶ症状ではないでしょうか。
多くの人が格闘することになる吐き気は、妊娠6週目以降に始まることが多くなっています。それまでは無理に食べようとせず、食べられるものを食べてください。 妊娠中期頃までに落ち着く人がほどんどですが、続く人は出産直前まで続きますので、個人差があります。
また、一人目はそんなに辛くなったけど、二人目が辛い、など、同じ人でも症状が異なる場合もあります。また、産婦人科などに相談すれば、漢方薬など、妊娠中でも使えるものを処方してくれますよ。自己判断で市販薬を服用するのは控えましょう。
- トイレによく行きたくなる
妊娠すると膀胱の働きがより活発になるため、トイレへ行く頻度が増えます。
特に夜中、トイレに行きたくて目が覚めるようになった場合は、少し気をつけてみてください。 - 体がむくむ、便秘気味になる
トイレが近くなることもありますが、逆に便秘気味になる人もいます。
また、体がむくんで洋服が入らなくなったりすることがあるかもしれません。これは、妊娠したことで黄体ホルモンが過剰に働いていることが原因です。 - 頭痛、腰痛
頭痛や腰痛など、普段とは違う痛みが続く場合も、妊娠によるホルモンバランスの変化などが原因の可能性があります。
痛みを抑えたい場合は、医師に相談して鎮痛剤を処方してもらってくださいね。 - 下腹部がけいれんする
妊娠すると子宮が収縮するため、下腹部がけいれんしているように感じる場合もあります。ただし、生理前の症状にも同じものがありますので、これだけで妊娠と判断するのは難しいですね。 - 食べ物の好き嫌いが変わる
すっぱいものばかり食べたくなったり、今まで好きだったものが急に食べられなくなったり、と、食の好みが変わるのもつわりの一種です。 特に妊娠初期は吐き気も伴ってまともに食事をとれない妊婦さんが多いので、食の好みが変わったこと、今の自分は何を食べることが出来るのかを家族と共有しておいて、自分が食べれるものを買ってきてもらうようにしましょうね。 - 情緒が不安定になる
気持ちが急に落ち込んだり、普段はスルー出来るような些細な事で腹が立ったり、など、気分の浮き沈みが激しくなることがあります。
また、突然涙が出たり、怒りっぽくなったりと、めまぐるしい心の変化に戸惑ってしまうことがあるかもしれません。 これは、妊娠中に分泌される黄体ホルモンに体が対応しているためです。ホルモンが体に馴染んでくると気分も落ち着いてきますよ。 - 基礎体温が上がる
前の項目でもお話しましたが、月経の周期が乱れていないのに高温期が続く場合は、妊娠している可能性が考えられます。 - においに過敏に反応する
ゴミの臭いに過敏に反応したり、香水や芳香剤など、特定の香りがダメになってしまうこともあります。 - めまい、失神
突然めまいや失神を感じることもあります。原因として低血糖や低血圧が考えられますので、食べられるものを食べて水分補給をして、規則正しい生活を心がけましょう。 - 少量の出血がある
生理のときよりも量が少なく、また、生理開始予定日よりも早い場合は、受精卵が子宮壁に着床したことで生じた「着床出血」の可能性が考えられます。 - 生理が遅れている
これらに紹介した妊娠の初期症状は、PMSと似ています。
ただ、PMSとの大きな違いは、生理が遅れること。
これまで規則正しかった生理周期が遅れており、特に原因が考えられない場合は、妊娠検査薬を使ってもいいかと思います。

月経前症状と妊娠初期の症状の見分け方
これまでに記載してきたように、生理前に起こる変化と妊娠超初期に生じる変化は似ていますので、これだけで「妊娠だ」と確信するのは難しいのが現状です。
これは、これらの症状が黄体ホルモンが原因で発生するから。黄体ホルモンは生理前に出るものですが、妊娠を継続させるホルモンでもあるので、発生する症状が同じになってしまうのです。
とはいえ、妊娠を望んでいる人にしてみれば、もう少し妊娠したと信じられるような、より強い確信を抱きたいですよね。
生理前には表れない妊娠超初期の症状
この項目ではもう少し踏み込んで、生理前と妊娠で異なる症状や事柄をご紹介します。
見分け方ポイント①おりものの変化
おりものの量や色などの変化で、妊娠の可能性に気付く場合もあります。
見分け方ポイント②おなかの痛みの違い
長い間生理と付き合っていると、腹部の痛みで「そろそろ来るかな」と気付く女性も多いかと思います。
生理が始まる前の痛みと妊娠初期の痛みは、微妙に異なることがあります。
例えば、鈍痛が続いたり、チクチクした痛みが続いたり、と、症状としては軽度なものが多いようです。
そして、下腹部に痛みを感じるのに生理が来ない場合は、妊娠の可能性があることを覚えておきましょう。
見分け方ポイント③基礎体温の高い状態が2週間続く
そしてやはり、基礎体温が高い高温期が続く場合は、妊娠している可能性があります。
黄体ホルモンが妊娠で活発に分泌され、低温期のはずの生理予定日に、体温が高くなる人もいるようです。
妊娠に気づけるように
体の外見の変化では気付けないのが妊娠です。特に妊娠初期は赤ちゃんの脳や臓器などが作られるため、過ごし方に気を使う妊婦さんも多いですよね。
妊娠に気がつくためには、どのような心がけで日々を過ごせばよいのでしょうか。
基礎体温と生理周期を管理する
やはり有効なのは、日々、基礎体温を計測して生理周期を把握しておくことです。
グラフにしていくと体の変化が目に見えて分かりますので、妊娠の可能性のみならず、病気の早期発見にもつながります。
自分の体に関するデータですので、自分で管理しなければいけません。面倒だと思ってもサボらずに、コツコツと実績を積み重ねていきましょう。
身体の変化に気を使う
今は責任のある仕事を任されている人、仕事と家庭のハードワークに忙殺されている人など、ストレスの多い日々を送っている女性も多いかと思います。
ストレスも目に見えませんが、蓄積されていくと体に悪影響を及ぼします。
例えば、ホルモンバランスが崩れて排卵が止まってしまったり、情緒が不安定になることが多かったり、と、自分の体を制御できなくなってしまうことがあるのです。
妊娠もホルモンの変化に伴って体調が変化しますので、時間を見つけて、自分の心身に気を配ってください。自分の変化に気付けるのは、自分だけです。
そして、「いつもと違うな」という違和感を感じたら、それをメモしておきましょう。違和感が続いて病院に行く時に、医者により詳細な症状を告げる材料になりますよ。
まとめ
妊娠超初期の時期は、心がソワソワした状態で落ち着かないこともあるかと思います。
ストレスは大敵ですので、上記の内容を参考にして、妊娠検査薬が使えるようになるまで待ちましょう。
そして、新しい命と出会うことが出来たら、大切に育んでいってくださいね。
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