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子供の自転車ヘルメットの選び方

2008年の道路交通法の改定により自転車に乗る際に同乗する子供のヘルメット着用が義務化されました。努力義務なのでヘルメットをしていなくても罰せられることはありませんが、自転車事故で最も多い子供のケガが頭部損傷です。

ヘルメットをかぶるのを嫌がるお子さんも多いかもしれませんが子供は頭が重く転倒しやすい為、万が一事故が起きた際に危険から身を守る為にとても重要と言えます。

ここではヘルメットを選ぶポイントを紹介していきます。

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ヘルメットを選ぶうえで大事なこと

ヘルメットを選ぶうえで大事な事をポイントごとに見てみましょう。

■ヘルメットの構造

まずはヘルメットの構造から。ヘルメットは衝撃の吸収性に優れた発砲スチロールとそれを覆う固いシェルによって構成されています。

万が一、頭部に衝撃を受けてもヘルメットがへこんだり割れたりすることによって衝撃を吸収し頭へのダメージを減少させる仕組みになっています。

シェルをつけることによって地面に接触した際に、あえて滑りやすくすることで首に無理なねじれなどが生じないようにするという狙いもあります。

■大きさ、フィット感

せっかくヘルメットをかぶっていてもブカブカだったり顎紐がユルユルでは意味がありません。
サイズが合っていないと転倒した時にヘルメットがずれ落ちて飛んでってしまいます。

靴などと同じくメーカーによって使っている型が異なるので試着してから買うのがおススメですが、ネットなどで購入する場合は頭囲が中間にくるサイズを選ぶと失敗が少ないようです。
また調整パッドやアジャスターなどが付いているかもチェックしましょう。

ちなみに外国製の物は西洋人の頭の骨格や形状に合わせて作っている為、日本製の物に比べてフィット感が劣る可能性もあるので注意が必要です。

■安全性

ヘルメットをかぶる目的は危険から身を守る事なので、国内メーカーなら「SGマーク」のついたもの、海外メーカーならそれぞれの国の安全基準をクリアした物を選ぶようにしましょう。

例えば国内メーカーだとnicco(ニコ)、ides(アイデス)、OGK KABUTO(オージーケーカブト)、SAGISAKA(サギサカ)、ジョイパレットなどが人気のメーカーで全てSGマークを取得したものです。

海外メーカーだとNutcase(ナットケース)はアメリカ・ヨーロッパの安全基準を満たしているだけでなく日本のSGマークも取得しています。BELL(ベル)、bern(バーン)、PALMY(パルミー)、M&Mなども人気のメーカーです。

買うにあたって

■正しい採寸

頭囲はしっかり正確に測りましょう。
額と後頭部の一番出っ張っている部分と目のすぐ上を通るラインで測ります。

平均サイズの目安は
0~3ヶ月→40~42㎝ 3~6ヶ月→42~44㎝ 6ヶ月~1歳→44~46㎝
1~1歳半→46~48㎝ 1歳半~2歳→48~50㎝ 2~3歳→50~52㎝
3~4歳→50~52㎝ 4~5歳→52~54㎝ 5~6歳→52~54㎝

かぶる時は、眉の上くらいまでやや深めにかぶり左右のラインが地面と平行になるようにかぶるのが正しい角度です。そして耳が出るように顎紐を顔に添わせるようにし、顎下に指が一本入るくらいにアジャスターを調整して前後左右にグラグラしなければサイズは大丈夫です。

■その他の選ぶポイント

色々なメーカーがありぞれぞれ性質や特徴も異なりますが、ヘルメットを嫌がってかぶりたくないお子さんも多いようですので自ら進んでかぶってもらうには、まず子供が気に入るキャラクターやデザインがあるかが重要です。
模様の少ない物に自分でシールなどを貼って楽しんでもらうのもいいかもしれません。

また、多くのヘルメットに蒸れ防止のベンチレーションという通気口があります。
ここの部分から虫が入ってこないように虫よけネットがついてるかもチェックしましょう。

ヘルメットは大きさそのものがテコのようになって想像以上に負担がかかる為、1~2歳の子供にはなるべく小さくて軽い物を選ぶといいようです。

最近では自治体によって2000円ほどの補助金が出る所もあるようですので合わせてチェックしてみましょう。

いかがでしたでしょうか。
道路では自分が気を付けていても何が起こるかわからない危険な場所です。
万が一、事故が起きたとしても被害を最小限に抑える為にサイズの合ったヘルメットを正しくかぶせてあげましょう。

ヘルメットは消耗品だと認識し、2~3年に一度はサイズを測りなおして買い換えることをおススメします。

安全にお出かけをより一層楽しみましょう。

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