子供が突然嘔吐した場合の原因と対処方法

testy.pukeko 2016年10月21日子育て子供が突然嘔吐した場合の原因と対処方法はコメントを受け付けていません 5,493 Views

子供は何の前触れもなく体調が悪くなります。さっきまで走り回っていたのに急にぐったりしてびっくりすることも多いですよね。それでは子供が突然嘔吐した、でも熱はないという場合の原因は一体何なんでしょう。子供が嘔吐してしまう原因とその対処法をご説明します。

スポンサードリンク

子供が嘔吐した場合の原因
子供が嘔吐した場合の対処法
慌てずに対応すること

子供が嘔吐した場合の原因

まずはなぜ嘔吐してしまったのか原因を探ることが大事です。嘔吐するには様々な原因があります。子供が嘔吐する前後の状態やその他の症状があるのかよく観察し、正しい対処ができるようにしましょう。

自家中毒

特に子供が体調を崩している時やストレスを感じている時に自家中毒が起こり、嘔吐することがあります。何がきっかけによって引き起こされたか原因がはっきりしないのがこの自家中毒になります。今までずっと元気に遊びまわっていた子供が静かになり、突然腹痛を訴えて嘔吐したという場合はこれが考えられます。

急性胃腸炎もしくは感染性胃腸炎

ロタウィルスやノロウィルスが代表とされる胃腸炎が原因になります。子供が保育園や幼稚園、学校等に通っている場合、そこからもらってきたと考えられます。ウィルスは集団生活で拡散されてしまうので、子供が嘔吐した場合これらを一番に考えるパパやママが多いかと思います。

この胃腸炎の症状は通常嘔吐に加え、３７〜３８度の熱や腹痛、下痢があるものです。このウィルス性胃腸炎にかかると水分不足になることが多いので、脱水症状に陥りやすいです。

食べ過ぎによるもの

単純に食べ過ぎにより嘔吐することがあります。子供の胃は大人と比べて未発達なので、大人のように食べ物を吸収、消化できません。そこで慌ててご飯を食べたり、水を多く飲み過ぎたなどという場合に吐き戻してしまうことがあるのです。

さらに、いつもは口にしないジャンクフードをまとめて食べたり、お菓子をたくさんとったりすると胃がびっくりして嘔吐することもあります。子供が吐いた後も元気でいるならこの可能性が高いです。

頭を打ったことによる嘔吐

もし頭を打った後に吐き気を催し、吐いたのであれば（そして吐くのが止まらない場合）すぐに脳外科へ行きましょう。頭を打ったことによる内出血が起こっているのかもしれません。

子供が嘔吐した場合の対処法

いざというときに慌てないように対処法を知っておくと便利ですよね。子供が嘔吐した場合にはまずパパやママが落ち着き対処していきましょう。

胃を休める

まず一番大事なのは子供の胃を休めることです。嘔吐した後の胃は弱っているので、直後に何かを飲んだり食べたりの活動は弱ってる胃に負担をかける行為になってしまいます。ですので、嘔吐した後はできるだけ胃を休ませてあげましょう。

水分補給

胃を十分に休ませた後（約１時間はみましょう）、水分をとるように子供にすすめてください。その時冷たい水や熱いお湯はさけ、常温の水分をゆっくり口に含ませるようにしましょう。一度に量をたくさんとることも危険ですので、水分はゆっくり時間をかけてとるようにします。与える水分は水やお茶、少し薄めたスポーツドリンクが好ましいです。

ジュースやミルクは消化するのに時間がかかるので、胃に負担をかけてしまいます。それらのものをできるだけ避けるようにしましょう。ただし、子供がそれらの方が飲めるというのであれば、水分不足になるよりいいので、少し薄めてあげても構いません。さらに、嘔吐がなくなったと判断したら、うどんや野菜スープなど消化の良いものをあげるのもいいですね。

嘔吐が止まらない場合は病院へ

もし嘔吐が止まらない、水分補給もできないという場合には、病院に連れて行くようにしましょう。病院では点滴等で水分を送ることができるので、脱水症状になることが防げます。また、吐き気止め等処方してもらえるので、もし吐き気が止まらなくて不安な場合にはお医者さんと相談するのがいいですね。

吐物のついたものはすぐに洗う

嘔吐が感染性胃腸炎だった場合、二次感染を防ぐためにすぐに吐いたものは処分しましょう。吐物処理をする時はゴム手袋があればそれを装着してください。もしない場合はできるだけ直接触らないようにペーパータオルや新聞などを使いましょう。吐物の箇所だけでなくその周辺にも飛んでいることがあるので、漂白剤等で消毒するようにしましょう。

熱湯で高温消毒するのも効果的です。全て綺麗にし終わった後は、もちろんパパやママの手もしっかり石鹸で洗い流しましょう。