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ハウツーハンドメイド お裁縫・アイロン編

日々の生活の中で数ある家事をこなす方にも苦手な者が大なり小なりあって当然ですが、いかがでしょうか。お裁縫が苦手、というのはよくお聞きする話で同時にアイロンが苦手…という話題も上がってきます。

実はお裁縫においてアイロンは密接に関係しており、お裁縫の苦手を克服するならアイロンの苦手を克服するのも重要となってまいります。苦手と、言うほどでもないけれどアイロンって難しい、そう思ったことのある方にいくつか克服できる手順を紹介してゆきましょう。

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【アイロンとお裁縫との関係】


服を作るにしても小物を作るにしても布物であればアイロンは必須の道具となってきます。布がシワだらけだったり、下手っていたりすると縫いあがりもことなりますし、ミシンをあてたとき曲がって進んでしまうこともあります。

見た目にはシワもゆがみもなさそうだけれど、と言う状態であっても縫い始め、縫い途中、縫い終わりのアイロンは欠かせません。毎度毎度で少し手間になって、面倒だな、と感じてしまうことも重々承知ではあるのですが、折角作るならば完成度は高く自分でも納得した作品に仕上げたいと思うものです。

そのためにこまめにアイロンをかけておくと仕上がりは雲泥の差です。アイロン一つするとしないとで最終的な達成感にも大きな差がでてくるのでお裁縫と同時にアイロンも器用にこなせるようになってみましょう!

【自分に合ったアイロンを選ぼう!】


当たり前のことかもしれませんがアイロンの購入は必ずお店に出向いて手に馴染むものを選びましょう。重さもメーカーや型番によって異なりますので難しい性能はともかく手に持ってこれがいいな、と思ったものにしましょう。

性能に重きを置かないのは昨今のメーカーさんのアイロンの性能はどれも優れているので普段使いであれば極端に高性能でなくても良いからです。コードレスアイロンなどは確かにコードが引っかからず便利ですが、充電式なので熱の持続に不安が残る場合もあります。

アイロンは大きければ大きい分一度で広い面積を処理することが可能ですが、その分小回りが利かずボタン周りやレースなど細かい作業に向かなくなってきます。自分の使い勝手を考えて選ぶようにしましょう。

アイロン台は床にベタッとおくタイプのものもありますが、脚のついたタイプのものの方が便利です。下から上記の逃げやすい構造の方がわずらわしくなくて良いでしょう。

【洗濯表示の注意】

衣服には洗濯表示、タグがついています。タグは気になって一番最初にとってしまう、と言う方もおられますが気をつけなくてはならない注意書きが沢山記載されていますので必ず目を通しましょう。

アイロンの限界温度やあて布の有無、アイロンがけをしてはならない衣類など様々な表記があります。

【プロフェッショナルの技】

クリーニング店のようなプロ仕様の仕上がりは熱と冷却とを瞬時に切り替えてキッパリと購入したてのような素材に仕上げてくれます。蒸気の熱で衣類の繊維に水分をいきわたらせ、熱を伝え短時間で繊維の動きを柔和にさせます。

繊維の動きが良い段階のときにシワなどを取り除ききれいな状態にしあげ、最終的な冷却工程でスッキリとした完成系にもってゆくのです。これらはクリーニング店のプロ仕様の技など知っていても家庭では……とお思いでしょうが、ご家庭のアイロンも原理は同じです。

蒸気で熱を伝えやすくしシワを伸ばして、アイロンを取り外し自然に冷却すれば、クリーニング店の仕上がりと遜色ない、とまではいえませんが限りなく仕上がりを柄付けることは出来ます。知らずに出来ることはありませんが、知っていて出来ないことは極端に減ります。是非覚えておきましょう。

【家庭でのアイロンの基本】

アイロンのかけ方は衣類の繊維などによって異なってきます。Tシャツやスカートなど広い面積にアイロンをかける場合にはゆっくりすべらせるようにアイロンをかけます。

滑らせるうちにアイロンの先端で生地を引っ掛けてシワが……というのは良くあることです。ですので、アイロンは進行方向部分を少し浮かせて傾かせて進ませると引っ掛けたりせずきれいに整えることが出来ます。バックして滑らせるときは後ろ側を少し浮かせてすべらせましょう。

ワイシャツの襟や、スラックスの折り目など、キッチリと整えたい場所は軽く抑えるようにアイロンをかけます。間違ってもうっかり放置してコゲてしまった、なんて事がないように、少し抑えたらすぐに離しましょう。意外と力をこめて押さえつける必要はありません。

セーターやニット地の素材はアイロンを衣類から少し放したところで蒸気を当ててふんわり仕上げることに留めましょう。ニットなどの素材はアイロンをかける必要性が殆どないシワの出来にくい素材です。逆にアイロンをかけることで繊維がつぶれてしまい素材をダメにすることもありますが、一度ニットなどについたシワは頑固でなかなか形状がもどりません。

そんなときにアイロンのスチームでふんわり仕立てに戻すことが可能なので必要に応じて手段を講じてみましょう。

裁縫ハウツーというには随分と横道にそれてしまいましたが、裁縫作品の作業一つ一つの間にアイロンをこまめにかける必要性があります。そうすることで作品の完成度は格段に上がり、仕上がりもとてもきれいです。

普段の生活にもアイロンは欠かせませんので今回覚えたことはきっと必ずお役に立つことと思います。

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