Home / 暮らし / 家族 / 子供にパパより先にママと言ってもらうためにできること

子供にパパより先にママと言ってもらうためにできること

赤ちゃんが生まれて、半年位すると親たちは「我が子が初めて発する意味のある言葉は何か?」ということが気になってきます。そして、「パパ」と「ママ」どちらを先に呼び始めるかも楽しみになります。

一緒にいることが多い母親はもちろん、何よりも先に「ママ」と言って欲しいでしょう。仕事で休日しか遊べない父親は、一緒に過ごせる時間が少ないからこそ「パパ」を一番初めの言葉として聞きたいかもしれません。

赤ちゃんにとって破裂音である「パ」のほうが「マ」よりも発音がしやすいようで、「パパ」の方が最初に言えるようになることが多いです。授乳、オムツがえ、寝かしつけ、お散歩等・・・何から何まで、一緒にいて面倒見ているのに「パパ」と先に呼ばれてちょっぴりがっかりというママの話もよく聞きます。

赤ちゃんにパパより先にママと言ってもらうにはどう接したらよいでしょうか?

スポンサードリンク

“意味のない言葉にも反応してあげて”

赤ちゃんは、生後2ヶ月位から機嫌の良いときに「あーあーうー」など意味のない声を発するようになります。これは赤ちゃんの喜びの表現です。赤ちゃんの目を見て「嬉しいの?」「ご機嫌ね。」などと反応してあげてください。

言葉が通じていないようでも脳はきちんと反応しています。「母親が自分に構ってくれている。」という「快感・喜び」は言葉の発達を促します。

“赤ちゃんの言葉の発達 0~10ヶ月”

①0~4ヶ月

妊娠5ヶ月以降から胎児に音は聞こえているそうです。胎児に話しかけたり、音楽を聴かせるのは決して無駄なことではありません。

生まれた直後から生後2ヶ月位までは、泣いているか寝ているかの赤ちゃんですが、耳は聞こえていて脳は反応しています。生後2ヶ月近くになると、呼びかけに反応したり、機嫌の良い時に意味のない言葉を発します。面倒がらず声に反応してあげると赤ちゃんも喜びます。

②4ヶ月

生後4ヶ月~8ヶ月頃にかけて喃語(なんご)がたくさん発せられるようになります。喃語は赤ちゃんの感情が高ぶった時に出る「あー」「んま」などの意味のない言葉です。はじめは発音しやすい母音が多いです。

③5ヶ月

生後5ヶ月頃は離乳食を始める時期。少しずつ口唇の筋肉と脳の神経伝達もスムーズになり子音の発音も可能になります。

④6ヶ月~8ヶ月

6ヶ月位になると「マンマンマー」といようにつなげて喃語を発するようになります。この時期の赤ちゃんにとって一番出しやすい音が「マ」。「ママ」と呼ばれたと喜びがちですが、一番出しやすい音を出しているにすぎないのです。

8ヶ月にもなると「パ」のような破裂音も繰り返せるようになります。反復音を長く出すようになり、感情をのせて喃語を発するようになります。ママの関心を引きたい時に、大きな声で喃語を出します。

⑤8ヶ月~10ヶ月

次第に喃語の量が減っていき、意思の疎通を短い発声で伝えようとします。何か食べたい時、食べ物指差しながら「あ、あ」と言ったり、欲しくないおもちゃを渡された時に「え、ん~」と言って落としたりします。意思の疎通ができるようになってきます。

このように赤ちゃんの言葉の発達は、大人が赤ちゃんの意思を感じるよりずっと前から始まっているのです。「ママ」と先に呼んでもらうには、喃語をしゃべりはじめる前から話しかけ、応えてあげることが必要のようです。

“話しかけるときになるべく「ママ」を入れる”

先に述べたように喃語以降の言葉の発達過程で「パパ」の発音が出やすい時期があるため、「ママ」を先に言ってもらうには、0ヶ月~話しかける際に「ママ」を入れてみましょう。「ママとお風呂行こうね。」「ママとお散歩行こうか。」など自然な形で良いでしょう。

いつも一緒にいて、面倒をみてくれる優しい人=「ママ」と早めに認識すれば10ヶ月頃に「ママ」と呼んでくれるかもしれません。

“最初にママと言われなくても大丈夫!”


生まれたときから話しかけて、いつも一緒にいたのに・・・パパよりも私のほうが面倒も見ていたのに・・・それなのに先に呼ばれたのは「パパ」だった!

本気で落ち込むママもいるかもしれません。しかし、何度も述べていますが「パパ」の方が発声しやすいのです。先に「パパ」が言葉として出たとしても、それは喜ばしいことです。

「パパ」を先に言われてしまったママの中には、赤ちゃんに話しかける際「パパ」の話題も入れていた方もいたのではないでしょうか。「パパはお仕事に行ってるのよ。」「パパ早く帰ってくると良いね~。」など意識的にも無意識的にも繰り返していたのかもしれません。父親が不在のときも、赤ちゃんに存在を認識させることは夫に対する優しさでもあり、赤ちゃんにも良いことです。

その結果「パパ」が先に呼ばれることになっていたとしたら、素敵なことではありませんか。

「パパ」と先に言われてしまったことで、妊娠、出産、新生児期を頑張ってきた母親である自分を否定されたように感じる場合もあるようです。(言葉を話し始める頃は、育児の疲れが肉体的にも精神的にも出る時期と重なります。)

しかし、「パパとママのどちらの言葉を赤ちゃんがさきに言うか?」ということは、長い子育て期間の間の些細なことです。どちらが先に言われても良い思い出。今は、パパが先に呼ばれても、「良かったね。」と微笑みましょう。子供にとって乳幼児期間は、母親が何より1番特別な存在なのですから。

スポンサーリンク

Check Also

家事の疲れをリフレッシュ!箱根のおすすめデート・旅行スポット10選

木々が赤や黄色に染まり、大地が …