Home / 家事 / お掃除 / エアコン節電の4つの方法

エアコン節電の4つの方法

高温多湿な日本の夏。ここ10年くらいで夏の暑さのレベルも上がってきたように思います。地域によっては40℃超の猛暑日も珍しくなくなっています。気温が30℃近くになってくると【窓を開ける】【扇風機をかける】程度の対策では間に合いません。

60%以上の湿度+28℃以上の気温で熱中症のリスクは高まります。毎年死者を出す熱中症の恐ろしさは周知されてきました。かつてのように【エアコンは体を冷やすのでつけない】と言って我慢する高齢者の方も減ったのではないでしょうか。エアコンを適切に使えば、熱中症予防にも夏バテ防止にもなります。ただ気になるのが電気代。

寝苦しい夜、連日つけっ放しで寝て翌月の電気代の明細書に真っ青になった経験はありませんか。また夏休みで家族が家にいる機会が増えると、エアコンを使う頻度はどうしても高くなってしまいます。エアコンを効率的に使って節約しながら夏を快適に過ごしましょう。

スポンサードリンク

【①こまめに消さない】

通常、電気代の節約方法と言えば「使わない電化製品のスイッチはこまめに消す」だと思います。エアコンも同様に使わないときは即リモコンでスイッチオフしたほうが良いのでしょうか?

答えはNO。例えばちょっと近所までの買い物、犬の散歩等の30分以内の外出の場合はエアコンをつけっ放しのほうがよいのです。

エアコンは起動し始めて約30分間は電力を多く使い部屋の温度を下げていきます。気温の高い部屋の空気を冷やすため500W~1000W位の電力を使います。(部屋の状態、機種、設定温度によって違います。)部屋の温度が設定温度に落ち着いてくる30分後以降は100W程度になります。

金額にすると最初の1時間は20円、その後は1時間当たり10円前後の電気料金になります。つまりほんの少しのお出かけのために、その都度エアコンをオフしていると損なのです。室温下がる→エアコン消す→室温上がる→エアコンつける→室温下げるためにエアコンの消費電力がマックスに・・・を繰り返すことにならないよう【ちょっとの外出時はエアコンを消さない】をおススメいたします。

【②扇風機を併用する】

体にも優しく節約にもなる設定温度は28℃とされています。

1番エアコン使う時間帯(13時~22時)に設定温度を27℃から28℃に1度上げるだけで1ヶ月約200円の節約になるそうです。かといって28℃設定ではまだ暑いという方もいるでしょう。28℃でも涼しくなる方法は【エアコンと扇風機の併用】です。

”冷たい空気は下にたまる“

エアコンで冷やされた空気は下にたまり、熱い空気は上に昇っていきます。足元ばかり冷えてしまうのを防ぐには【空気を対流させる】ことが必要です。

そこで扇風機の登場です。扇風機の首を上向き加減にして風を起こせば、冷たい空気が上に押し上げられて、天井付近の熱い空気が冷やされます。部屋全体を効率よく均等に冷やすことが出来るのです。

我が家も昨年から扇風機とエアコンを併用しています。エアコンを起動させると同時に扇風機を首上向き微風で使用します。外気温35℃以上の暑さでも、28℃設定で十分涼しいです。エアコンをつけて10分くらいでリビング全体(10畳くらい)が冷えてきます。1時間もすると寒く感じて29℃に温度を上げています。扇風機の空気循環効果は絶大です!

扇風機は2000円台~でも十分。見た目や機能にこだわっても10000円以内で良いものが変えると思います。節約を考えるなら5000円以下で探してみてはいかがでしょうか?

■価格.comで扇風機の売れ筋をチェック!
http://kakaku.com/kaden/fan/

【③設定は自動運転で】

エアコンの風量設定は【節約するために常に弱モード】という方もいるのではないでしょうか。弱モードは風量が弱いので部屋が設定温度まで下がるので時間がかかりがちです。自動運転モードにすると、最初は強めの風量で短時間に部屋を冷やします。その後、温度が下がったら風量を抑えて運転します。

早く安く涼しくなりたい・・・1番効率が良いのは自動運転モードです。

【④フィルターを掃除する】

汚れた状態のエアコンのフィルターは消費電力が約5~10%増えてしまうといいます。

またカビや雑菌の温床となったフィルターを使い続けると部屋中に菌が舞い上がり、アレルギーの原因になることも。2週間に1度は掃除機でほこりを吸いましょう。カビがひどい場合は水洗いします。

【フィルターの洗い方】
①ホコリを掃除機で吸います。
②薄めた中性洗剤に30分ほど付けておくと汚れが浮いてきます。
③古いハブラシで軽くこすり洗いすれば綺麗になります。よくすすいで、乾燥させればお掃除終了です。

※さらにひどい汚れはハブラシでこすった後、塩素系の漂白剤に漬け置きしておくとカビ等もとれるはずです。

エアコンの奥のほうまで掃除したい場合はプロに任せたほうが無難です。知人は夫に分解掃除を頼んだら、エアコンが動かなくなってしまい買い換えていました。価格は10000円~20000円くらいです。3年に1度くらいプロに頼むと綺麗な空気を保てると思います。

今年も猛暑日が続くでしょう。エアコンは夏を乗り切る必需品のひとつです。熱中症を防ぎ健康に夏を過ごすためにも、【無理な暑さ我慢】は禁物です。時々のお掃除と正しい使い方で電気代を節約しながら、快適な夏をお過ごしください。

スポンサーリンク

Check Also

カビだけじゃない!お風呂の床の黒ずみの正体と掃除の方法

築五年もするとお風呂も少しずつ …