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2歳前後に出てくるイヤイヤ期の育児の心構え

生まれてから1歳半位までの子供は、ママの言うことをよく聞き素直です。そんな「ママが全ての時期」は、大変ですが無条件に可愛い時期でもあります。しかし、自我が芽生えてくる2歳前後になると、全てのことに反抗する「イヤイヤ期」が訪れる子供が多いです。

まだまだ手がかかる上に「反抗期」も始まり、思い通りに行かない育児にママはイライラしてしまうでしょう。

「イヤイヤ期」は子供の成長の証であり、しつけのきっかけにもなります。あせらずのんびり構えて、正面から向き合いましょう。

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“イヤイヤ期とは?”


2歳前後から見られる反抗期。脳の発達にともない「自我」が芽生え、感情や行動を外に発信したい欲求が高まりますが、言葉や行動で表現することが上手に出来ません。その苛立ちが「何でも反対する。イヤイヤ行動」としてあらわれます。

【天使時代の終わり】

ミルクが欲しければ泣き、オムツが汚れれば泣く。ママやパパを見ればニコニコ。

「あぶないからダメよ。」と言えば、素直に手を引っ込めてやめたイタズラ・・・純真で素直な赤ちゃん時代はあっという間に終わります。早い子では1歳半くらいからイヤイヤ期が始まります。

ある日突然イヤイヤ期はやってきます。朝起きるのがイヤ、着替えるのがイヤ、食べるのがイヤ、ママが「おしっこ出た?」と聞くのがイヤ・・・生活の全てに不満をこぼし泣き叫び、ぐずります。ママは素直だった我が子が急にわがままで頑固になったことに、とまどい腹が立ちます。

“面倒でもその都度、受け止めて”


子供のイヤイヤは時と場所を選びません。忙しい朝であろうと、公共の場所であろうと「イヤイヤ」を大爆発させるので、ママもつい頭に血が上りカッとなりがちです。子供と一緒になって興奮して怒鳴ったり、手を上げてしまうことは逆効果な上、ママも疲れてしまいます。

イヤイヤが始まったときには、深呼吸をして落ち着きましょう。公共の場であれば、ひとまず迷惑にならない場所まで連れて行って「子供の言い分」を聞きます。ひょっとしたら、ただ単に「抱っこ」して欲しいのかもしれません。「聞く」「抱きしめる」でたいてい収まるかと思います。時間がかかるような気がしますが、苛立ちながら強引に言うことを聞かせたり、叱り飛ばすよりずっと早いです。

子供は様々なことをうまく表現できない苛立ちや、親の愛情の確認を「イヤイヤ」で表しています。ママがその都度、受け止めてくれることで「愛されている実感」「自分の意見を理解される安心感」が子供に与えられます。「イヤイヤ期」を正面から向き合うことは、将来の「自己肯定感」に大きく影響するのです。

【しつけも同時に】

イヤイヤ期は意見を尊重し、受け止めてあげることが大切ですが、「しつけ」もしなくてはいけません。人を傷つけること、自分を危険にさらすような行為全般はその場で、しっかり叱りましょう。

ぐずるし、言うこと聞かないしうるさいからといって、「悪いこと」を見逃していると、子供からの信用を落とし、親の言うことを聞かなくなります。2~3歳のイヤイヤ期の親のしつけでその子の道徳観が左右されます。5歳以上になるとしつけでの矯正が難しくなるとも言われています。

面倒でも、「ダメ!」とはっきり伝えた後で「その理由」を伝えましょう。聞いてない様でも、子供は意外と聞いて覚えています。繰り返し冷静に「しつけ」ることで、社会で通用する道徳観・マナーを身に着けることができます。

【イヤイヤ期こそパパの出番】

普段接する機会の少ないパパのほうが、冷静に子供と向き合えるかもしれません。パパがいる時に「イヤイヤ」が始まったら、パパも一緒に子供の話を聞いてあげてみましょう。

いつも同じ反応になりがちなママよりも、新鮮なパパの対応に子供も「気持ちを伝える努力」をするかもしれません。何よりパパの愛情を感じて、すぐにご機嫌を直したりするものです。(ママは少し悔しいかもしれませんね・・・)

“一緒に作って食べよう!イヤイヤ期のおやつ”

イヤイヤ期は食事も大変です。ぐずぐず食べたり、遊び食いしたり・・・「ちゃんと食べなさい!」と叱ることにもウンザリしてしまいます。そんな時は、気分を変えて食事代わりにもなるおやつを一緒に作りませんか。子供の「自分でやりたい欲求」も満たせるし、自分で作ったおやつは「美味しく感じる」のでしっかり食べてくれるものです。

【じゃがいものお焼き】

■材料(2食分くらい)

じゃがいも 3個
ミックスベジタブル 大さじ2
チーズ 2枚(溶けないタイプ)
バター 大さじ1(室温に戻して柔らかくしておく)
片栗粉 大さじ1

■作り方

①じゃがいもは皮をむき、6つ切りくらいに切り分ける。レンジでつぶせるくらいまでの固さに加熱する。(目安600Wで5分位)熱いうちにへらでつぶしておく。

②つぶしたじゃがいもに解凍したミックスベジタブル、バター、片栗粉を加える。チーズはちぎりながら加える。具材が均一になるまで混ぜる。5cm位の丸型にまとめる。

③サラダ油(分量外)を適量入れたフライパンで焼く。中火で両面がきつね色になったら出来上がり。

そのままでも食べられます。味が薄い場合は、塩を振っても良いし、しょうゆ、ケチャップでも美味しいです。

イヤイヤ期は、ママもイライラ期です。手をあげそうになったら、深呼吸して別室に行くなどして子供からいったん離れましょう。本気で向き合おうとするほど、「カッとなってしまう瞬間」があるかもしれません。腹が立つのは当たり前、子供のことを考えているからなのです。

自分を責めずに、ゆったり構えましょう。どんなに反抗して泣き叫んでいても、子供はいつだって「ママが大好き!」なのです。

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