小さい体でコンコン、ゴホゴホ咳をしていたら心配になりますよね。何でもかんでも病院に連れて行くのもちょっと・・・と思う人もいるかもしれません。まずは自宅でできる対処法を試してみてください。
スポンサードリンク
注意すること
赤ちゃんの咳が止まらない時、食欲が落ちたり、熟睡できなくなったりします。よく観察しておきましょう。また、まだ体が小さい赤ちゃんにとって、咳をし続けることは体にかなりの負荷をかけることになりますので、自宅でできることをしっかりした上で早めに医療機関で受診してください。
単なる風邪や、空気の乾燥による咳だと自己判断していて、実はそうでなかった、ということもあります。例を挙げると、肺炎、喉頭炎(クループ)、後鼻漏、喘息様気管支炎、気管支喘息があります。重症化させないためにも、少しでも異変を感じたり、長引いたりするようならまずは相談してみましょう。
自宅でできる対処法
風邪の引き始めや、空気の乾燥による咳などは自宅で工夫するだけで解決することがあります。そんな対処法を順を追って見てみましょう。
原因を探す
一番重要なことは、なぜ咳が出るのかを追究することです。風邪を引いたのか、風邪の治りかけなのか、普段から咳をすることが多いのか、などその子の状態をよく把握しましょう。そして、咳が出るのがどんな時なのか確認しましょう。昼間出るのか、夜間なのかによって原因が違うことがあります。
咳の状態が軽いものなのか、苦しそうに咳き込んでいるのか、痰が絡んでいるのかなどに注意してみてください。このような確認は、医療機関に連れて行った時に問診で聞かれることなのでチェックしておくとスムーズに治療を受けられますよ。
それから次に部屋の状態を確認してください。タバコの煙やペットの毛が刺激になっていたり、ほこりやハウスダストなどで咳が出ることもあります。咳を引き起こす要因はないか見直してみましょう。
咳を和らげる方法
今回のテーマである、対処法についてまとめました。主に3つの方法があり、基本的な部分です。これらを試し、咳が出ていなくても予防として継続して行なうと良いですね。
⒈楽な姿勢にしてあげる
咳が出る時は、上半身を立てた方が呼吸が楽になります。何度も咳き込むようなら、縦抱きにしてあげると良いです。お座りができる子ならば、椅子やソファに座らせるなどして上体を起こすと良いです。痰が絡む時は背中をさすったり、軽くトントンと叩いてあげると痰が切れやすく、また安心してリラックス効果も発揮されます。
⒉湿度を保つ
痰が絡むと咳き込んだりして寝苦しくなります。痰を切れやすくしたり、喉を潤したりすることでいくらか咳が治まってきます。そのためには部屋の湿度を一定に保つことが大事です。
一般的に赤ちゃんや子供が過ごしやすい部屋の湿度は、50〜60%と言われています。湿度計や加湿器があると便利ですね。加湿器については注意しなくてはならないことがあります。加湿器内部や水が不潔だと、中でカビや雑菌が繁殖し、上記と一緒に部屋中に撒き散らし、かえって空気を汚してしまうのです。そのため、加湿器を使用する時は、加湿器内部や水を常に清潔に保つことが大事です。
加湿器がない場合は、洗濯物を室内で干したり、濡れタオルをハンガーにかけておくことで湿度が上昇します。また、安全なところに置けるならば、洗面器にお湯を張って部屋に置いておくとより蒸気が発生しやすいですね。ただし、赤ちゃんの近くや手の届くところに置くのは危険なので絶対にやめましょう。
⒊掃除をする
当然のように感じられますが、なかなか細かいところまで掃除できないこともあるでしょう。もしも赤ちゃんの咳が治らなければ、隅々まで掃除してみましょう。小さな子供や赤ちゃんは気管が敏感なので、室内のほこりやダニなどのハウスダストを吸い込むことで咳が出ることがあります。ずり這いやハイハイができる赤ちゃんは、より目線が低く床に近いため、たくさんのほこりやダニを吸いやすいです。指が小さいため、思わぬところに手を突っ込んで舐めてしまうこともあります。子供がいる部屋はより丁寧にこまめに掃除すると良いでしょう。そして、空気清浄機があれば使用して、空気中の汚れをできるだけ取り除くのも良いですね。
まとめ
3つの対処法を日常に取り入れて、気をつけてあげることで咳が自然と治る場合も多々あります。また、赤ちゃんの水分補給も兼ねて、お茶や湯冷ましを少し飲ませてあげると痰が切れやすく、喉のイガイガ感が緩和されます。赤ちゃんが辛い思いをしないように頑張ってケアしてあげましょう。
スポンサーリンク