防犯センサーとは、アラームで警告音を鳴らすものですが、それを鳴らすことで犯罪を未然に防げることが一番の目的です。威嚇してそれで逃げてくれるのが一番嬉しい防犯となります。
防犯センサーには、どこに付けるものか、何に反応するものかなどによって様々な種類があります。それらを学び、家の内外のどこに付けたらいいのかをじっくり検討してみませんか。これからの時代、センサーも必需品になっていきそうです。
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目次
防犯センサーの種類は
そもそも「防犯センサー」とは、どのような種類のものがあるのでしょうか。種類別にご紹介していきたいと思います。
➀開閉を検知するマグネットセンサー
②振動を感知するガラスセンサー
③人を感知する熱線、赤外線センサー
④人が離れると鳴るセンサー
以上のような様々なセンサーがありますのでどこにどのように付けるのがいいのかをそれぞれにご紹介します。
開閉を感知する防犯センサーとは
ドアや窓の開閉で、閉まっていない時に鳴るセンサーがあります。閉め忘れを警告してくれ、きちんと閉めるまで鳴り続けるものなどがあります。また、無線で100mまで離れた受信器にドアや窓が開いたことを知らせるセンサーもあり、離れていても家のことがわかりますので優れものです。
防雨型のものを選べば玄関外にも付けることができます。これらは電池式が多く配線不要なのでどこにでも取り付けることができます。
振動を感知する防犯センサーとは
しかし、今紹介しました窓の開閉を感知するセンサーですと、既に窓が開けられた状態でしか感知できませんので、窓は破られてしまった後の状態だと言えます。そんな損害を受ける前に、もっと早く感知するには、窓を破ろうとしている振動を感知する防犯センサーがおすすめです。
窓ガラスの鍵のすぐ近くの内側に付け、振動しただけで察知するようにします。こうすると、早い段階で気づくことができ、未然に防げる確率が高まります。浴室の窓などにも付けることができ、空き巣やのぞき見対策にも使えます。
金庫破りを検知する「金庫センサー」もあり、こちらも金庫に与える衝撃を感知し、その衝撃を察知したアラーム信号を100mほど送信することができます。
人を感知する防犯センサーとは
敷地内に侵入者が入ったことを知らせるのが主な目的で、防雨型で屋外に設置するのが一般的です。屋外50mを感知するものなどや外周のフェンスに取り付け、フェンス全体にセンサーケーブルを取り付けるものなど様々な物があります。レーザー光のエリアで感知したりもできます。
また、複数の検知エリアを設定できるものもあるので便利です。このタイプは、屋外の様々な所に付けるタイプのものがありますので、どこに付け、どの範囲をカバーしてほしいのかをいくつか設定することができます。
屋外用以外にも室内用などの人の動きを感知する物も多くあります。赤外線ビームを横切ると様々な音が鳴るものなどがありますので、防犯だけでなく、車の出入りや来客の通知、離床のお年寄りや病人の方のお知らせにも使えたりします。
こちらも遠い所に離れていても無線でも知らせてくれるものもありますので、お知らせを受けると、すぐに不審者がいるということで駆けつけることができます。音もその場で連続で鳴るものがあり、音のうるささのあまりに犯人が逃げ出します。犯人は目立つのが嫌いですので周りに音が鳴って知られるだけでも逃げて行ってしまいます。
次ページ:人が離れると鳴る防犯センサーとは
人が離れると鳴る防犯センサーとは
これは特殊な防犯センサーですが、例えばバッグなどを置き忘れると鳴ったりするセンサーがあります。電車やバスの移動時や旅行でのバッグの自分での置き忘れ防止にも役立ちます。
また、貴重品やバッグ、財布、携帯電話などが盗まれた時にもセンサーが鳴ってお知らせしてくれます。子どもさんに付ければ、子どもさんが離れた時の迷子防止にも使えます。
アラームが鳴る距離を3~5mのショートや7~12mのロングに設定可能で、自分が持っている親機と貴重品やバッグ、お子さんに付ける子機との距離によって、設定した距離に離れることでアラームが鳴る仕組みです。これらは電池式ですので外出中のどこででも持って行って使えます。
防犯センサーに関する泥棒の意識は
実際に、こうした防犯センサーやベルを付けることで泥棒などの犯罪者の意識はどう変化するのでしょうか。
・非常に気になり避ける(87%)
・やや気になり場合によっては避ける(11%)
・セットを外して侵入する(2%)
と言う結果で、付いていただけで気になって避ける割合は合わせると98%にも及びます。
よく泥棒は音と光が嫌いと言われますが、防犯センサーで音を鳴らし、光が出るものもありますので、それらを付けることは非常に有効です。しかも、この意識調査にもありますように、付いているだけで避けるということですので、できるだけ建物の外で気づかせることが大切です。
防犯センサーの効果的なアピールと使い方
せっかく防犯センサーなどを付けているのであれば、それをアピールすることも大事だということです。泥棒などが入って早めに駆けつけるのはいいのですが、もし鉢合わせという事になれば危険な目にも遭います。
そうしたことさえないように、できるだけ泥棒などの犯人が自分自身で気づいて逃げて行ったというのが理想的です。窃盗などの場合は必ず下見をするとも言われます。まず自分の家を狙わせないようにすることが大事です。
そのためには、「見せる防犯」として、わざと見える場所にセンサーを設置したり、「防犯装置作動中」など防犯装置を付けているということをステッカーで目立つように貼ったりすることもとても必要です。
また、レーザーなどで最初の入り口である門やフェンスなどに設置して、入口から不審者を早めに検知して相手にもその防犯装置の動きをしっかり見せることが重要です。
防犯センサー設置の注意点
ただ、この問題点は、一般のお客様の時との区別や誤作動をどうするかです。用心の意味で常に作動させておくことになりますので、どう識別するのかが問題です。そのために、例えば、通常とは違う所からの出入りを検知するように設定するなどの設定が大事です。
泥棒などの動きをシミレーションして自分で防犯センサーが必要な所やその設定を研究してみませんか。
ネットワークでセンサーの管理も
どこまでの管理をしたいのかを考えて取り組んでみませんか。全体となるとそれぞれの場所にどのようなセンサーを付けるのかという、計画的なホームセキュリティを考える必要があります。専門業者に頼んだ方がいい場合も出てきますので、検討が必要です。
防犯センサーの効果と効果的な使い方のまとめ
防犯センサーの効果は、非常に有効であることがわかって頂けたと思います。できるだけ早い段階で泥棒をあきらめさせる、もしくはその前に狙わせないような防犯意識の高さを示すことが大事です。
防犯ステッカーや玄関やフェンスでのセンサー、庭がある所では屋外のセンサーの徹底をしてみませんか。窓もとても狙われやすい場所ですので、振動センサーなどを付けることをおすすめします。
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