抱き枕は基本的には抱きつくことで胎児のような安心感を得ることができ、安眠できるというグッズです。
ただ、抱き枕は安心感にとどまらない安眠効果があります。本稿では抱き枕が持つ安眠効果について詳しく見ていきたいと思います。
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抱き枕=安眠効果+血行促進
抱き枕というと抱きついて眠ることで、ゆっくりと気持ちよく眠ることができる安眠効果がある寝具というイメージが強いと思われます。
また、抱き枕の中にはかわいい動物やアニメーションのキャラクターのカバーが付いているものも多く、趣味として利用する枕というイメージもあるかもしれません。
抱き枕は実際に安眠効果が高いと言われる寝具です。布団に抱きついて眠ると安心する、気持ちがリラックスするという経験がある方は多いと思われます。
抱きついて眠るということは人間にとって安心するという効果をもたらします。これは胎児だった頃の姿勢(胎児姿勢)に近い体勢であるためです。
また抱き枕に腕をかけたり、足ではさんだりする行動は睡眠中の寝返りと同じ効果があるため、睡眠中の血行を良くしてよく眠れるとも言われます。このように抱き枕は安眠効果が高い寝具として利用することができます。
しかし、抱き枕は単に安心感・寝返りの補助ということによる安眠効果だけではなく、さらにより良い睡眠をもたらす効果があります。
抱き枕の効能2つ
横向き・うつぶせで眠ることのサポート
まず、抱き枕を利用することによって、安心感・寝返りの補助に加えて、横向きやうつぶせで眠る際の体への負担を軽減するという効能が期待できます。
眠るとき、私たちは仰向けだけではなく、横向き・あるいはうつぶせの姿勢で眠りますね。この際に実は体には大きな負担がかかっています。つまり、横向きで眠っている場合には横になった方向の肩や腰が体重で強い圧迫を受けるため、負担が大きくなります。その結果、肩こりや腰の痛みなどにつながります。
このような時に抱き枕を利用すると、体に掛かる負担が大きく和らぐことになります。つまり、抱き枕に腕と片足を乗せて眠れば体重を分散しますので、肩や腰にかかる負担を軽減することができます。このため、横向きでゆっくりと眠るためには抱き枕はとても効果的ということができます。
ところで、横向きで眠るということは睡眠中の呼吸をしやすくするという効能があります。肥満気味の方などの場合、横向きになって眠ることで睡眠中の気道が確保できて、呼吸がしやすくなり、ゆっくりと眠ることができます。
そのため、肥満気味の体型の方は横向きで眠られることが多い傾向にあります。また、肥満気味ではなくとも横向きで眠る方が眠りやすいという方も多いと思われます。
このようにして横向きで眠ることが多い方は抱き枕を利用されることを非常におすすめできるということができます。
マタニティ用抱き枕で仰臥位低血圧症候群を予防
妊娠されている方にとっても抱き枕はおすすめすることができます。妊娠中は常に体に大きな負担がかかり続けます。その負担は横になっている間も変わることがありません。
そのため、妊婦の方は仰向けで眠ると「仰臥位低血圧症候群」(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)という症状を引き起こしてしまい、呼吸困難・悪寒などを感じてしまいます。妊婦の方は横向きで眠ることが安心して眠るためにはとても重要です。
このような場合に利用できるのが抱き枕です。片膝を曲げて横になる姿勢(いわゆるシムス体位)で眠ると仰臥位低血圧症候群になる事を避けやすくなります。
この場合に抱き枕を利用し、抱き枕を足の間に挟むという姿勢をとることでシムス体位がとりやすくなります。実際にご妊娠中の方向けの安眠のための抱き枕は数多く販売されています。
妊娠中は赤ちゃんがお腹にいる大事な時期です。この時期に抱き枕を利用することで心身ともに気持ちよく過ごすことが可能となります。
これら以外にも抱き枕は一種のインテリアに近いものとしての意味合いもあると言えるでしょう。可愛らしい抱き枕、趣味の抱き枕などは部屋に飾っておいても良いものです。このように抱き枕は数多くの効能がある寝具ということができます。
まとめ
以上、本文で述べました抱き枕の効能についてポイントをまとめますと以下のように言うことができます。
- 抱き枕を利用することは「胎児姿勢」をとることになるため、安心感により高い安眠効果をもたらします
- 抱き枕は、横向きで眠る際に体重を分散させて下向きになった方向の肩や腰にかかる負担を軽減させる効果があります。そのため、横向きで眠ることが多い方、肥満体質の方が抱き枕を利用されることで安眠効果が高まることになります
- 抱き枕は妊娠中の方が利用されることもおすすめです。妊娠中の方が安眠できるための抱き枕も数多く販売されています
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