冷蔵庫やガスコンロ、電子レンジなどの大きな家電のお手入れは難しい上に手間がかかって大変ですよね。さらに高額な家電商品は正しいお手入れの方法を知っておかないと、自分の処置のせいで故障させてしまうのではないかと不安なもの。
正しい方法さえ知っていれば定期的なお手入れとメンテナンスは家電の寿命を長持ちさせ、将来的に経済的な使い方ができる最善の対策です。今回ご案内するのは洗濯機、しかし洗濯機は洗濯機でも近年普及率が増加傾向にあるドラム式の洗濯機です。
ご自宅の洗濯機がドラム式洗濯機の方は是非お手入れ方法を確認していってくださいませ!
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目次
ドラム式洗濯機のメリット、デメリット
いまだ縦型洗濯機が8割のシェアを占めるなかでドラム式洗濯機の普及率は縦型に追いつくように年々増えています。
ドラム式洗濯機のメリットとして、優れた乾燥機能です。洗濯後、干して乾かして、と手間を取る洗濯ですが、日中時間を取りにくい1人暮らしの会人、共働きの夫婦などが増加傾向であるためスイッチを押せば畳むだけ、タンスへしまうだけ、の便利なドラム式を好む方が増えているのです。
ドラム式のデメリットとして揚げられるのはフタをあける範囲が縦型と異なり横開きなためスペースをとることと、汚れを落とす力が縦型より弱いという部分。しかし洗濯スペースを工夫すれば不便は回避できますし、汚れはコースなどで設定できる多機能なものが多いので縦型と変わらず利用することも可能でしょう。
ドラム式洗濯機 お手入れ前の注意事項
ドラム式洗濯機のお手入れ、掃除まえに気をつけていただきたい3つの項目があります。
1.洗濯機の水位は最低水位にすること
お手入れ中は途中で洗濯機のふたを開ける作業があります。ドラム式は洗濯槽が横に倒れているので最高水位まで水をなみなみ貯めているとドアを開放することが出来ず、排水しなくてはならなくなります。
必ず最低水位で設定知ることを忘れないようにしましょう。
2.ゴミを取り除いてからすすぎ機能へ移行すること
作業をおこなうと洗濯槽のゴミやカビなど様々に浮いてきますが、全て取り除いてからではないと次の作業へは進めません。
ドラム内に配置されている電子部品にカビやゴミなどが付着したり、パイプ部分にゴミがつまってしまうとコショウの原因になります。可能な限りゴミは取り除くようにしましょう。
3.国内製品であることの確認をすること
海外製のドラム式洗濯機の中にはいったん洗濯を始めると洗濯終了までドアの開放ができなくなってしまうものもあります。
途中ドアの開放が出来ないとゴミの除去ができなくなってしまうので、機能が備わっていない場合、案内するお手入れ方法はおすすめすることができません。
ドラム式洗濯機のお手入れの仕方
用意するもの
・50℃程度のお湯
・過炭酸ナトリウム(酵素系漂白剤)
・観賞魚用の網
お湯はお風呂のお湯を沸かしなおして使うのも良いでしょう。道具は特別なものではなく100円ショップでもそろうものなのでご近所でお買い求めください。
まず、洗濯機の中になにも入っていないことをよく確認します。機能の中から「つけおきコース」を選択肢、「洗いのみ」で設定します。このとき水量を最低水位に変更することをお忘れなく。
用意したお湯を洗濯機のドアを開けてもこぼれないギリギリのところまでいれ、過炭酸ナトリウムを投入します。過炭酸ナトリウムはお湯10Lあたりに対し100g程度が目安です。汚れの状況によって増減させても大丈夫です。
運転をスタートし暫く洗濯槽を観察します。汚れが酷い場合、過炭酸ナトリウムが反応しすぎて泡だらけになることがあります。最低水位に設置されている場合、水位を上回ると洗濯機が勝手に排水をしてしまう場合がありますが、ドアを開けると大変なことになりますのでちょっと我慢して排水が終るまで待ちましょう。
洗いが終了し洗濯機が止まったらドアを開け、溜まった水に浮上しているゴミや黒カビをできるだけ除去しましょう。まだまだ汚れが気になるな…と思ったら、お湯を入れる工程から納得がいくまで何度も繰り返しましょう。多くは一回の攪拌で満足できる汚れ落ちになるので、ゴミを除去し切れたら、その後すすぎから脱水までの運転をし、終了させます。
最後に排水フィルターを取り外してフィルターに絡まったゴミや汚れなどを取り除き終了です。ドラム式、縦型に関わらず洗濯機はフタを閉じっぱなしにすることで湿気がこもりカビの温床として最高の環境を維持してしまいます。
洗濯機のフタは開けっ放しの方が空気が通りよいです。しかしドラム式のフタをずっと開けっ放しにしているのは邪魔ですよね、なのでタオルや小さなつっかえを噛ませておくことで完全に締め切らない状態を維持すれば同じ効果が期待できますので是非やってみてくださいね。
まとめ
1.洗濯機の水位を最低水位にし、ドア開放に備えること
2.除去できるゴミやカビは出来る限り除去すること
3.最後に排水フィルターの掃除を忘れずにおこなうこと
4.常日頃から洗濯機へ湿気のこもらない環境づくりを心がけること
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