フローリングは掃除がしやすい分、手が抜きやすい場所でもあります。特に梅雨から夏にかけての時期には、よく見るとフローリングにカビが生えていることもあることをご存知ですか?
そのままにしておくとカビがどんどん繁殖してしまいます。今回はそんなフローリングに生えたカビの取り除き方や原因などをご説明します。本記事を読んだら、一度ご自宅のフローリングをチェックしてみて下さい。早めに対処することで、そのあとのお手入れも簡単になりますよ。
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なぜフローリングにカビが生える?
まずカビはどういった状況下で生えてくるのでしょうか。カビは湿度が65%で温度が20℃という条件で生えてきます。そのため冬は湿度も気温も低いのでカビが生えにくいのです。このため乾燥しない春以降は少しずつカビに備える必要があります。
フローリングに生える原因としては、まずフローリングにそのまま布団を敷き、昼間も畳まずそのままにしていることです。そのままにすることで、寝ている間に書いた汗などが湿気となり布団の下に溜まります。カビにとっては繁殖しやすい好条件ですね。そのため布団を敷く時には、下にすのこを敷くなどの対応をしましょう。また朝には必ず布団を畳んで湿気を堪らせない工夫が必要です。
意外と知られていませんが、冬の窓周辺のフローリングも要注意です。冬の間は室内が暖かく外は寒いので、夜の間に結露が出来ます。そのままにしておくと昼間には窓の内側に水滴がつきます。それが昼間窓のふちやフローリングに水滴を落とし、そこにカビを生えさせることがあります。またこの場合は冬でもカーテンのカビにも要注意です。
このように梅雨の季節はもちろん、冬でも条件によってカビが生えやすくなるので注意が必要です。今の住宅環境はとても良いので、その分カビが生えやすくなっています。
フローリングのカビの体への影響は?
フローリングのカビは、家の中に出来るカビと同じでそのままにしておくと体に害が出ます。毎日少しずつカビを体内へ入れることで、アレルギー症状が出てきます。くしゃみや咳が止まらない、鼻水が出てくるなどの症状が典型的なアレルギー反応です。また皮膚への影響として、水虫やガンジタなどの病気やかゆみなどの症状が出てきます。特に夏の間は裸足で歩くことが多いので、知らないうちに直接カビを皮膚に触れさせていることが多くなります。
まだ歩けないお子さんをお持ちの方は、ハイハイなどでフローリングに手を付くことが多く、そのままおもちゃや口を触ってカビを体内に入れてしまいます。子供の方がカビの影響が出やすいので注意が必要です。出来ればカビには触らせないようにしたいですね。
フローリングのカビのお手入れ方法
フローリングのカビを落とそうと、強い薬を使ってしまうとフローリングの色落ちが発生します。また間違った知識はカビの菌をさらに部屋中撒くことになります。適切なお手入れ方法を見ていきましょう。
注意事項
フローリングの掃除といえば、掃除機ですね。毎日掃除機をかける人も多いのではないでしょうか?しかしカビに掃除機は禁物です!掃除機は吸い込んだ後にフィルターをすり抜けて後ろから空気と一緒に排出されてしまいます。そして逆に部屋中にカビ菌を撒いてしまいます。カビを見つけたら掃除機をかけずに、まず拭き取ると良いですよ。
またカビキラーなどの塩素系の洗剤は使う場所が限られています。正しい使い方をすると浴室などのタイルには効果があります。しかし強い塩素系なので、フローリングに使うと素材そのものを傷めたり色落ちの原因となります。フローリングには使わないようにしましょう。
アルコールスプレーを使う
フローリングのカビを見つけたら、まず固く絞った雑巾で拭き取りましょう。そのあとにアルコールスプレーを吹き付けて、雑巾で拭き取ります。アルコールにはカビの根を根本的に取り除く効果があります。これは畳に生えたカビにも使用できます。
難しいフローリングのカビ
フローリングにはワックスが塗ってあることがほとんどです。そのためカビが生えてから長時間経っているとワックスの下にまでカビが生えてしまいます。その場合はワックスを落としてからカビを拭き取りますが、ほとんどの場合は根強いカビになっているので取れないことが多いです。
またフローリングは板の上に木目調のプリントした壁紙のようなものを貼りつけてあります。そのプリントの下にまでカビが生えてしまうと、通常では除去出来ません。
上記2つの場合は業者にお願いをしましょう。しかしその場合もきれいに取れる保証はありません。やはり日頃のお手入れや、定期的に家具の下などを掃除が大切になります。
フローリングにカビを生えないようにするには
カビが取れなくなるまで繁殖してしまう前に予防したいですね。まずは布団を敷きっぱなしにしないで畳みましょう。そして寝る時にはすのこやバスタオルを布団とフローリングの間に敷きます。またそこの除湿シートを挟むとより効果的です。最近ではこの除湿シートも種類が多いので、自分に合った物を選びましょう。
また定期的にカーペットを干しましょう。カーペットに飲み物や食べ物をこぼすと、きれいに拭きとれずに菌が増殖。それがカビとなり繁殖してしまうことがあります。その間にフローリングにカビが生えていないかチェックしながら掃除を行います。また家具も出来れば定期的に動かして掃除をしたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。フローリングのカビなんてすぐに拭き取れば良いでしょ?と思っていませんか?そのまま放置していると体が不調になり、カビが繁殖して掃除をしても取れなくなってしまいます。定期的にチェックして、カビを確認したらすぐに取り除きましょう。
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