国際結婚と言えば、「オシャレ」「トレンディ」「セレブ」というイメージがあるのは、有名人が雑誌で紹介されるからでしょうか?
例えば、元フジテレビのアナウンサー中村江里子さんが、フランスの資産家のシャルル・バルトさんと結婚。パリの街角が似合う大人のカップルは、女性ファッション誌に定期的に紹介されています。
ゴクミこと後藤久美子さんが、元F1レーサーのジャン・アレジさんとセレブ婚。自家用ジェットで移動したり、お城に住んでいるという噂もあります。40歳になっても、CMで見られるその美しい姿には誰もが憧れるのではないでしょうか?
「外国人と結婚して、可愛いハーフの子供を産む」と願っている女性はけっこういるようです。私の娘が赤ちゃんの頃、高校生や20代の方から「カワイイ~」「いいな。」「私も絶対、国際結婚したい。」「どうやったら見つけられるの?」と聞かれた事がありました。そういう経験をされた国際結婚の女性は、私の周りにも多くいます。
夢を壊すようですが、国際結婚している人のパートナーを思い浮かべてみると、彼らは特にイケメンでもなく、お金持ちでもなく、普通の人ばかりです。外国人も、日本人と同じ人間です。しかし、もちろん国際結婚ならではの楽しい事もあります。【外国人と結婚すると楽しい事♡ベスト7♡】をまとめてみましたのでご紹介致します。
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目次
1.里帰りで海外に行ける。もしくは海外に住める。
海外大好きな人にとっては、楽しみな海外へ(もしくは日本へ)の里帰り旅行ですが、問題はコストです。いくら夫(妻)の家族宅に宿泊できるとはいえ、お土産代、現地での移動費、日々の食費、旅行先でのイベント代などを含めると、夫婦2人・子供2人で、100万円位見積もっておくのが良いでしょう。
お金持ちのパートナーがいる人や、自分でバリバリ稼いでいる方からは「毎年、日本に1-2回は帰国しているわ」と景気の良い話を耳にします。かと思えば、旦那の稼ぎが悪すぎて、何年も帰国できないファミリーもいます。
パートナー次第で、里帰りも地獄になったり、天国になったりしますので、要注意!
2.親戚が世界中に増える。
人付き合いが良い人なら、楽しめる親戚との交流。ヨーロッパ出身の夫だったら、おそらく兄弟親戚はヨーロッパ中に広がっているでしょう。インド出身のご家族だと、長男はインド、次男がイギリス、三男はアメリカ、妹はオーストラリアに住んでいるなんて事もあります。
「今年のクリスマスはみんなの住む国の中間地点をとって、シンガポールで会いましょう」なんて、グローバルなご家族もいらっしゃいます。
3.嫁姑対立の問題はおこらない。
日本でありがちな嫁姑問題は、同居の習慣がない欧米圏では、まず見られません。私の夫は長男でしたが、「母親と一緒に住む気はないし、その責任もない」とハッキリ言っていたので、心配していませんでした。
周囲を見ると、イタリア系・ギリシャ系の家族は同居する事もあるようです。またアジア圏の一部の国では、未だに家族同居の文化も根強いので、結婚前にしっかり確かめておきましょう。
4.レディファーストが当たり前で、女性はプリンセスとして扱ってくれる。
女性に「ドアを開ける」「重いものを持ってくれる」などは当たり前の事で、彼らにとってはマナーの一つです。とは言っても、年下のアメリカ人の男性(ただの友人)に、生まれて初めて助手席のドアをさっと開けてもらった時は、非常に感激しました。
新婚当初に、私が助手席のドアを開けて車外に出ると、夫は怒っています。「なぜ?」と思いきや「ドアを開けてあげるのは夫の仕事だから、二度としてはいけない」ときつく叱られました。ただし、そのルールが守られたのは結婚数年だけで、子供が産まれると赤ちゃん優先になりました。結婚14年目の今では、デートの時しか車のドアを開けてくれません。
「困っている人がいれば、見知らぬ人でも助けてあげる」というルールは、日本ではあまり一般的ではありませんが、欧米圏では違います。日本国内で、エレベーターもエスカレーターもない地下鉄の構内への階段を、大きなスーツケースを持って大変そうな女性を見かけました。夫がすかさず、その女性のスーツケースを一緒に持ってあげると、非常に感謝されました。
5.料理や家事は折半で、イクメンが多い。
外国人夫は「妻は夫に○○してあげて、当たり前」という固定観念がなく、料理や家事をするのも時間がある方がするのが当たり前です。新婚当初、夫のシャツにアイロンをかけただけで、非常に感激されました。ちなみに、それで味をしめてしまった私は、それ以来アイロンかけは夫に任せっぱなしです。(時々やってあげると、感激しています。)
また、新婚当初は引っ越ししてきたばかりで暇だった夫は、掃除・洗濯・食事の支度までやってくれました。できたてのお弁当まで職場に届けてくれたので、「妻をもらった気分。結婚生活って楽ちんだ!」と思ったものです。(注:現在は私が主に家事をやっていますが、夕食の支度は彼の仕事です。)もちろん、育児も積極的に関わってくれます。ユーモアがあって、遊び上手なパパが、子供たちは大好きです。
今でも、誕生日・結婚記念日などの特別な日は、”Breakfast in Bed”(朝食はベッドの上で)と言って、朝食をベッドまで持ってきてくれます。日本では非常に行儀が悪い事ですが、英語圏ではspecial treat (特別なご褒美)として、男女問わず人気があります。ただし、イスラム系の男性には期待しない方がいいです。
6.ハーフの子供は可愛い。
私が第一子を妊娠中「ハーフの子供だよね。絶対可愛くなるよ。」と多くの方に言われ続けて、かなりのプレッシャーを感じました。今考えるとバカバカしいですが、「産まれた子供が、万が一可愛くなかったらどうしよう?」と要らぬ心配して、先輩ママ友に相談した事もありました。
彼女に「わが子であれば、どんな容貌であっても可愛いもの。大丈夫だよ。」と言われて、納得。さて、産まれた子供はどうだったかと言うと、どの赤ちゃんよりも、わが子は可愛く美しく見えました。
さて、日本人の容姿よりも、ハーフの子供の容姿が良いと言われる理由は「オメメがパッチリしている」「まつ毛が長い」「頭が小さい」「手足が長くて、モデルのような体型」「頭髪が細くてなめらか。色が薄くてきれい・自然にカールしている」「目の色が黒以外で魅力的」等でしょうか? (注:アジア圏のパートナーだと、上記のような容姿にはならないと思われます。)
夫の国に住むようになって、何百人ものハーフを見てきた結果、「ハーフの子供の容姿が良い」というのが真実だったかと言うと以下の通り。
【Cさん宅】母親は日本人、父親は英語圏出身の白人。お子さんは姉妹でしたが、姉は非常に白人と見間違われるような容姿で、妹はアジア圏とのハーフだとわかります。どちらもその国では魅力的と言われる容姿でした。
【Sさん宅】母はヨーロッパ出身のスパニッシュ系、父は日本人。お子さんは父親の血が強く出ていましたが、純日本人にも見えないエキゾチックな美人さんでした。
【Kさん宅】母親は日本人、父親は英語圏出身の白人。お子さんは息子3人。幼少の頃からハーフだとわかる容貌でしたが、大きくなるにつれて、父親の血が濃くなり、日本人から見ると白人にしか見えないタイプのイケメンになりました。
【Hさん宅】母親は日本人、父親はオセアニア出身の先住民族と白人とのハーフ。産まれた子供は祖父母世代の血を濃く受け継いで、巻き毛のくるくる金髪で青い目の男の子。浅黒い肌だけが、父親の血を思わせました。
【Jさん宅】母親は日本人、父親は英語圏出身の白人。お子さんは二人とも、お母さん似の可愛らしいお嬢さんでした。
なんと、Jさん宅のお嬢さんが「アジア系の子供はカワイイ!」と現地の人からは、とても人気があったのです。つまり、「隣の芝生は青く見えるもの。」白人の目からすると、純日本人の子供は、髪が真っ黒でつぶらな瞳、顔の作りが小さくてかわいらしく映るのです。
7.子どもがバイリンガルに育つ
これに関しては、かなり誤解があります。自然にバイリンガルになる事はありません。日本に育てば日本語だけ、英語圏で育てば英語だけしか話せません。親と本人のかなりの努力があってこそ、バイリンガルは育ちます。
英語圏にある、日本人の子弟用(ハーフの子育て)クラブに週1回通っていましたが、そこに来る子供たちの母国語は英語で、ほとんどの子供の日本語は片言程度でした。
まとめ
国際結婚すれば、里帰りで海外へ行け、交友関係が世界中に広がるし、姑と同居する事もないので、嫁姑問題はおきません。彼らはレディファーストが身についているので、結婚後何年たっても、常に大切な女性として扱ってもらえます。
また男女平等精神が身についているので、家事は基本的に分担で、イクメンも多いです。ハーフの子供は可愛く見えますが、「日本人が外国人顔を見慣れていないから」という事も関係あるでしょう。子供をバイリンガルに育てるのには、かなりの努力が必要です。
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