不眠症を改善するためには、現在の生活を見直し、質の高い睡眠をとる習慣を身につけていくことが必要になります。
一方で、睡眠の習慣を変えるには多少時間がかかります。そこで、睡眠の質が変わるまでの期間、不眠症の改善に効くツボを刺激することで、快適な睡眠を促すことができるのです。
そこで、本記事ではあなたの不眠症改善に効く12のツボについてご紹介していきます。不眠症を改善したいという方や、日中の眠気や夜の眠れなさに悩んでいる方は、是非本記事を参考にして、不眠症改善への一歩を踏み出して下さい。
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目次
不眠症改善にツボが効果的な理由
不眠症を改善するためには、「現在のあなたの生活習慣を見直し、質の高い睡眠をとるための習慣を身につけること」が大切になります。
質の高い睡眠をとるための習慣を身につけるためには、次の4つのステップを実践することが必要です。
- 就寝前にリラクすした状態になる
- 深い睡眠を維持するために睡眠環境を整える
- 生活リズムを正し、体内リズムを整える
- あなたに必要な睡眠時間を把握し、確保するようにする
具体的な方法については、睡眠の質を劇的に改善するための誰でも実行できる4つのステップの記事にて詳しくご紹介しておりますので、是非参考にして下さい。
これらのステップを実践し、睡眠の習慣を改善するには少し時間がかかります。
そのため、不眠症に効くツボを理解し、刺激することで、今日から少しでもあなたの不眠を改善していくことができるのです。また、質の高い睡眠がとれるようになってからも、定期的に刺激することで、より深い睡眠をとれるようになります。
不眠症に効くツボの効果
不眠症に効くツボを刺激することで、「体内の血液の流れが促進され、睡眠にとって必要な刺激が体に与えられる」効果があります。
日中の眠い時というのは、血液の流れが緩やかになり、脳の活動も穏やかになっています。ツボによって刺激を与え、血流を促進することで、眠気を解消することができます。
また、心地よい程度にツボ刺激することでリラックス効果が得られます。日中の緊張状態から心身をリラックスさせてあげることは、精神的な安定にも効果があり、より良い睡眠を得られるようになります。
それでは、次の項で、具体的にあなたの不眠症改善に効果的なツボについて見ていきましょう。
不眠症改善に効果的な12のツボ
ツボを効果的に刺激するためには、「ツボの場所と押し方」について理解することが大切です。
ツボとなる場所を、適切に刺激することで、あなたの心身により良い影響を与えることができます。それでは、あなたの不眠症改善に効く12のツボについて、それぞれ場所と押し方について見ていきましょう。
不眠症に効くツボ1:百会(ひゃくえ)
ツボの場所
頭頂部の、鼻の延長線と左右の耳を繋いだ線の交わる場所にあり、押すと少し柔らかい部分にあるツボです。
ツボの押し方
左右の手の中指を重ね、ツボの部分を押さえます。次に両方の手で頭を支えるような形をとり、少しずつ中指に圧力を加えていきます。15秒押したら1度離し、3∼4回繰り返す。
不眠症に効くツボ2:安眠(あんみん)
ツボの場所
耳の後部の骨の下の部分で、鎖骨から耳後部にかけて繋がっている筋肉が止まる場所に存在するツボです。
ツボの押し方
刺激するツボの反対側の手で、頭の後ろから手を回して中指で安眠のツボを押さえます。その後、15秒程度の感覚で3∼4回じわっと圧力を加えるていきます。
不眠症に効くツボ3:失眠(しつみん)
ツボの場所
足の裏の中央線と、内外くるぶしを繋いだ線の交わる場所にあるツボです。
ツボの押し方
手での刺激では弱いため、小さくて適度に固いものを用意して、踏んで刺激を与えていきます。
不眠症に効くツボ4:攅竹(さんちく)
ツボの場所
眉頭の骨のくぼみがある場所にあるツボです。
ツボの押し方
親指の平らな部分でツボ優しく押さえ、上に持ち上げるように刺激を与えます。1回で5秒ほど刺激を与え、3∼4回繰り返していきます。
不眠症に効くツボ5:労宮(ろうきゅう)
ツボの場所
手の平の中央の場所に存在するツボです。
ツボの押し方
刺激する手の反対の手の親指で、揉みほぐす様に刺激を与えていきます。特に労宮を中心に周辺部位にも刺激を与えると効果的です。
不眠症に効くツボ6:湧泉(ゆうせん)
ツボの場所
足の裏の中央線の、真ん中より少しつま先側のへこんだ部分にあるツボです。
ツボの押し方
手から加える刺激では十分ではないため、適度に固い小さめのものを用意し、踏むようにして刺激を与えていきます。10秒ほどじわっと刺激を与え、2~3回繰り返していきます。
不眠症に効くツボ7:神門(しんもん)
ツボの場所
耳の最上部から下に下がった時にあたる縦の筋の中間地点に存在するツボです。
ツボの押し方
爪楊枝などの固くて細いものを用意し、痛みが出ない程度にピンポイントで刺激を与えます。
不眠症に効くツボ8:行間(こうかん)
ツボの場所
足の親指と人差し指の付け根で繋がっている部分に存在するツボです。。
ツボの押し方
手の親指の腹の部分でツボを押さえ、3秒程度気持ちの良い強さで刺激を与えていきます。これを3回程度繰り返します。
不眠症に効くツボ9:隔兪(かくゆ)
ツボの場所
背中の、第七胸椎の下部分から指二本分外側にある場所にあるツボです。
ツボの押し方
刺激するツボの反対側の手で後ろから手を回し、親指の腹で外側に押し出すように刺激を与えていきます。
不眠症に効くツボ10:印堂(いんどう)
ツボの場所
眉と眉の中間地点にあるツボです。
ツボの押し方
親指の腹で上下左右にかるく擦るようにして刺激していきます。
不眠症に効くツボ11:太谿(たいけい)
ツボの場所
足の内くるぶしの後ろ側のくぼんでいる場所にあるツボです。
ツボの押し方
手の親指の腹で気持ちよい程度に刺激を与えていきます。
不眠症に効くツボ12:内関(ないかん)
ツボの場所
手首の付け根から指三本分下にある場所に存在するツボです。
ツボの押し方
反対側の手の親指の腹で優しく刺激を与えていきます。
これらのツボを刺激していくことで、あなたの不眠症改善に効果的な影響を与えることができます。1日10分でもツボを刺激する時間を作り、継続するようにしていきましょう。また、不眠症を改善するために、質の高い睡眠をとる習慣を身につけるようにしていくことも重要です。
まとめ:適切な場所を適切に刺激する
いかがでしたか?
ここまで、不眠症改善に効く12のツボについてご紹介しました。ご紹介したツボを、適切な場所と刺激方法で刺激することで、あなたの眠りを改善する効果を得ることができます。
それと同時に睡眠の質を改善する方法を実践していくことで、よりあなたの不眠を改善することができるはずです。不眠を改善することで、あなた本来の能力や人間性を発揮し、毎日を充実させていくことができます。
ぜひ不眠症で悩んでいる方や、今すぐにでも眠りを改善したいという方は、本記事を参考にして頂き、あなたの不眠改善に効果のあるツボを刺激する習慣を身につけていって下さい。
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