妊娠がわかってから出産までの約10ヶ月間は、母親になる嬉しさ、戸惑い、不安・・・いろんな気持ちが混在します。身体的にも制限が多く精神的にも不安定で、もうすでにこの時からストレスは始まっています。
そして出産。陣痛を乗り越え頑張って産んだけど「これで終わり、しばらくお休みですよ」というわけにはいきません。昼夜問わず泣く赤ちゃんのお世話は出産後間もない疲れ切った身体には辛いものですよね。
育児とは一般的に赤ちゃんから幼児期のころの子育てを指し子どもを産んだ瞬間から始まります。この時期に必要なのは「養護」「栄養」「愛情」といいます。辛くても放棄できません。そのため大方のお母さんは育児の壁にぶつかり心身ともに「疲れ」を感じていきます。
ここではこの時期をあの手この手でうまく乗り切る方法を考えてみましょう。
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目次
育児に疲れてしまう原因
出産を終えてホッとしたのも束の間、昼夜問わず泣きだす赤ちゃんは「自分の思い通りにならない存在」です。やがて寝返り、這い始め、つかまり立ちし、よちよち歩き始めるとますます目が離せなくなり、気が休まりませんよね。お母さんたちは育児と同時並行で家事や仕事をすることも求められますから、重圧感を感じる人は多いでしょう。
原因が環境や状況によるもの
・夫の仕事が忙しくて帰りも遅い。
・夫が育児に無関心。
・ママ友とのおつきあいに気疲れしてしまう。
・(共働きの場合)仕事との両立がきつい。
・実家が遠いので、すぐに頼れる人がいない
・子どもが言うことを聞かない。すぐ泣きわめく。
原因が自分自身の問題によるもの
・家事など、きちんとしておきたいのにできない。
・自分は良い母親と思われているか、周囲からの評価が気になる。
・育児休暇中に職場での居場所がなくならないか不安
など、原因は一つではなく複合するケースがほとんどでしょう。
でも、心と身体はつながっています。どちらか「疲れ」を感じると悪い影響を及ぼしあいます。重症化しないうちに上手に気持ちを切り替えてみましょう。
こんなリフレッシュはいかがですか
現在、行政やボランティアも、子育てを応援すべくサロンの開設や保健師相談、訪問サービスなど様々な取り組みをしています。育児に迷ったり誰かに相談したくなったら、自治体のホームページや広報誌などチェックしてそのような機会を利用するのもいいかもしれません。
また、次のような方法で少しでも育児疲れが解消できるとよいですね。
子どもがお昼寝をするとき一緒に眠る
子どもが眠っている間に家事を済ませよう、と考えがちですが、体力あってこその子育てです。ここは割り切って体力を充電しましょう。
家事の手抜きもたまにはいいかも
食事面でいえば、美味しいテイクアウトやデリバリー、スーパーのお総菜など充実していますよね。うまく活用して乗り切りましょう!
自分が好きなことをする時間をもつ
雑誌やカタログをパラパラ、好きなドラマを視聴、カラオケで歌いまくる、エステやマッサージで自分自身のメンテナンスなどなど。ちょっとした楽しみをみつけましょう。
おしゃべりをする
メールやSNSもいいけど、お友達や先輩ママ、おばあちゃんなどを相手におしゃべりして身近な人の失敗談や成功例などを聞くだけでも楽しいかも。
美味しいものを食べる
たまには美味しいランチを食べに行ったり、大好きなスイーツでゆっくりお茶する時間を作ったりしてはどうでしょう。美味しいものは心も豊かにしてくれます。
不満はなんらかの形で吐き出しましょう
だんなさんへの不満が積もり積もっても、感情的にならず冷静にきちんと伝えて。でもたまにはきっぱり怒るのも効果的かも?泣きたいときの大泣きもけっこうスッキリするものです。
きれいでいようと心がける
これってリフレッシュ?と思われるかもしれませんが、そのような気持ちを持ち続けることが大事なのです。
将来の楽しみを思い描いてみませんか
世のお母さんたちは育児のストレスからの疲労に悲鳴をあげています。でも子どもが幼稚園や学校に行き始めて、徐々に自分の時間が持てるようになったお母さんたちって、みんな次第に生き生きとなっていきますよね。
育児は赤ちゃんから幼児期の限られた時期のことです。「何歳になってもずっと夜泣きをする子どもっている?」 「まあ今だけだから」とあきらめついて「この夜泣きにつきあっていこう」なんて考えられるようになったらしめたものです。
「止まない雨はない」そう思って乗り切ってみてください。子どもって自分が幼少期にされたり言われたりしたこと、意外とよく覚えています。もし子どもが泣きわめいていたら怒りたくなりますよね。でも言葉の未熟な子どもはそのような方法でしか感情を伝えらないのです。
ここはヒステリックに怒らず、抱きしめてみてはどうでしょう。すぐには効果ないかもしれないけど、きっとお子さんは安心し情緒の安定した子どもになるでしょう。
辛いことの多い育児ですが、乗り切ったことはいつか自分自身の糧になります。きっとあなた自身に良い形で返ってくることでしょう。将来お子さんと「あなたを育てるの、ほんと大変だったのよ~」なんて、笑いながら楽しくおしゃべりできる日がきっと来ますよ。
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