風邪をひいたときに飲むといいと言われる飲み物に、ポカリが挙げられます。しかし、きちんとした理由までは理解せずに何となく飲んでいる人も少なくないでしょう。
では、なぜ風邪の時にポカリを飲むといいのでしょうか。ポカリの成分や効果などを知って、風邪の時にポカリを飲む意味を理解しておきたいものです。
そこでこの記事では、風邪をひいた時にポカリを飲むといい理由をご紹介します。
風邪をひいてしまった際は、ポカリを飲んですぐに治しましょう!
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1. スクラロースが入っていない安全な飲み物である
ポカリの成分を見てみると、砂糖、加糖ブドウ糖乳糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化K、乳酸カルシウム、アミノ酸調味料、塩化マグネシウム、酸化防止剤含まれているのが分かります。
ここで注目したいのが、ポカリの中にはよく市販の飲料に含まれているスクラロースが入っていないという点です。
このスクラロースは免疫などのシステムに悪影響を及ぼす可能性があると言われています。そのため、風邪を治したいのに免疫システムに異常が起こって治りが悪くなることがありますが、ポカリにはその心配がないため、風邪のときに飲んでも安全だと言えます。
2. ポカリは点滴とほぼ同じ成分でできている
ポカリは大塚製薬が「飲む点滴」というコンセプトをもとに開発されたスポーツドリンクです。そのため、もともとは医薬品の延長線上にあった飲み物であり、薬に近いものです。
また、大塚製薬は病院で使う、脱水症状を起こした患者に水分補給として行われる点滴を作っていた会社です。ポカリは飲みやすいように味付けしてありますが、基本的には点滴と同じ成分でできているため、身体に害はありません。
3. 効率的に水分補給ができる
発熱などで汗を多くかくと塩分が失われてしまいます。そのため、脱水症状がでた場合には塩分補給の際に必要なナトリウムの量が多い飲み物がおすすめです。そこでポカリとアクエリアスのナトリウム含有量を比べてみると、ポカリは49mg、アクエリアスは34mgと、ポカリの方が多いことが分かります。
また、ポカリにはナトリウムだけでなく、炭水化物も多く含まれていますので、風邪をひいて食欲がない時のエネルギー補給にも最適です。
ポカリは、生理食塩水の成分に近いです。この生理食塩水は、人の体液に近い組成と浸透圧により、発汗によって失われた水分をスムーズに補給することができることが医学的に証明されています。さらに、体の外に排出されにくく、長時間にわたって体を潤してくれます。つまり、体の成分に近いので、効率よく体に吸収されるということです。
ポカリを飲用する際の注意点
これまでの情報を元にすると、ポカリは「飲む点滴」というコンセプトで作られているので、それだけ効率よく水分を吸収できるということが分かりました。
しかし、ポカリを飲用する際に注意したいことがあります。発熱して大量の汗をかいた後はミネラル分が失われてしまうのでポカリを飲むのがいいと思われがちですが、「ペットボトル症候群」を発症する可能性もあるためです。
「ペットボトル症候群」とは、スポーツ飲料や清涼飲料水を大量に飲み続けることで、急性の糖尿病になってしまうことです。
1992年に、大量のスポーツ飲料や清涼飲料水を飲んだ若い人の多くが、糖尿病性ケトアシドーシスを発症しているという研究報告があります。糖尿病性ケトアシドーシスとは、意識障害や昏睡、異常に深大な呼吸が連続するという状態を言います。ひどい場合には、意識不明の重体で救急搬送されることもあります。
スポーツ飲料には100mLあたり6g程度の糖分が含まれており、決して少ない量とは言えません。具体的には、スポーツ飲料を2L飲むと、角砂糖約30個分摂取したことと同じになります。
水分補給はとても大切ですが、糖分も相当量含まれているということも忘れずにポカリを飲むようにしましょう。
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まとめ
風邪をひいた時には、よくポカリを飲むように医師や家族から言われるという経験があります。風邪の時にポカリを飲むといい理由はいくつかあります。
それは、スクラロースが入っていない安全な飲み物であるということが一つあります。スクラロースは免疫などのシステムに悪影響を及ぼす可能性があると言われています。風邪のときこそ免疫力を上げたいのに、悪影響があるのでは摂取したくありません。しかし、ポカリにはスクラロースは入っていませんので安心して飲めます。
また、ポカリは点滴とほぼ同じ成分でできており、効率よく体に水分を吸収させることができます。
しかし、ポカリは水分だけでなく、糖分も含まれていますので、食欲がない時には最適な飲み物ですが、飲みすぎると、急性の糖尿病になる可能性もあります。
水分補給は大切ですが、適度な量をこまめにとるように心がけましょう。
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