子供の将来のために英語を学ばせたい、と思う親御さんがたくさんいると思います。街を歩けば色々な国の人がいるような今、「英語が少しぐらい話せるようになったらいいなぁ…。」と。今や英語が話せるのが当たり前の時代になってきたのです。
ただし、どのように子供に学ばせたらいいのでしょうか。基本的に子供は勉強が嫌いです。無理強いをして英語を嫌いにさせては元も子もありません。英語学習をするには、子供に勉強だと思わせないようにすると効果的です。そのため遊びの中に積極的に取り入れていくことをおすすめします。
子供は楽しいことには貪欲的でそこで得たことは忘れないものです。自然に身につくはずです。それではそのような英語学習の環境はどのように作っていけばいいのでしょう。ご紹介します。
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1.英語を生活の中に取り入れる
海外の子供に会って「なんで自分より小さい子供が英語が上手なんだろう」と思ったことはありませんか。
それは当たり前なのです。日本人の子供が毎日日本語のシャワーを浴びているのに対し、英語圏の国の子供は英語のシャワーをいつも浴びているのです。 子供たちの聴く力はとても優秀です。子供のうちからたくさんの量の英語を聞いていると自然に単語を覚えている、なんてことが起こるのです。
英語学習の環境づくりは、このインプットの量を増やすことにかかっているのです。 英語で話すことが当たり前、英語が周りにあふれていることが当たり前の環境を作り、たくさんの英語を聴かせるようにしましょう。
2.実際の取り入れ方
①歌や本で始めよう
子供は歌や本が大好きです。特に歌にはリズムがあり、耳に残りやすいです。そのため自然にフレーズを覚えたり、コピーして歌うようになる効果が得られます。
ABCソングやTwinkle Twinkle Little Star(きらきら星)など聞き覚えのある歌は子供の耳にすんなり入ってくるはずです。本を読むときもまずは日本でも馴染みのある「はらぺこあおむし」や子供の興味のあるキャラクターの英語の本から始めてみてはいかがでしょうか。
お話の内容を知っていたり、好きなキャラクターだとより一層絵を一緒に見せてあげれば何を言っているのかわからないということはありません。繰り返し読むことによって単語を理解していくのです。
また、Mother GooseやNursery Rhymeは繰り返し同じような文章を言う詩のようなものです。こちらも比較的遊びの中に取り入れやすいのではないでしょうか。
②英語のおもちゃ
子供に与えるおもちゃの一部に英語のおもちゃを取り入れてみませんか。たとえば数字のマークを押すと英語で数字を話したり、形のマークを押したらその形を英語で話したり…。現在たくさんの種類の英語のおもちゃがあります。話すおもちゃだけではなく、アルファベットの形をしたブロックやABCのカードなど、目から入るのも有効です。
こちらも子供たちが楽しんで使えるツールとなるので、遊びとしてすぐに取り入れられるでしょう。いつのまにかそのおもちゃと一緒に歌を歌っている、なんてことがあるかもしれませんよ。
③ゲーム感覚のベイビーサイン
子供は手遊びが大好きです。そこで、ゲーム感覚でベイビーサインを取り入れてみるのはいかがでしょうか。サインランゲージの赤ちゃんバージョンなので、子供が覚えるのにもとても簡単です。日常でこのベイビーサインを使ってみませんか。
たとえばおやつの時間にフルーツのサインを教えながらあげたり、動物を見たのならそれのサインをしてみたり。または手遊び歌の中に使ってみたりと、取り入れる方法は様々です。新しいことだから難しいかも、なんて思わずに何かと組み合わせて子供の印象に残るように演出してみてはいかがでしょうか。
④英語は取り入れても日本語の時間は削るな
英語を話してもらいたいからといって、英語漬けにした方がいいと考える親御さんがいるかもしれません。
しかし、日本語の時間を削るのはやめましょう。日本語の方がおろそかになってしまう恐れがあります。日本で生活するのであれば、日本語が基本です。周りの人とコミュニケーションをとれなくなるようになってしまったら大変です。
日本語の基礎があるからこそ第二言語の習得もできるのです。子供の脳はとても柔軟です。生活の中に少し英語が入れば日本語と合わせて吸収しようとする力を持っています。決して無理強いをせず、英語に興味を持ち始めたと思ったら少しずつ英語の量を増やしていき、面白さを教えていきましょう。
まとめ
これまで述べてきたように英語を学習する環境づくりはいかに英語が楽しいと思わせるか、が重要なポイントです。「毎日これだけでもやらせよう」と知らず知らずのうちにノルマを課してしまうと、子供はすると「勉強だから」と構えてしまい、嫌になるかもしれません。
あくまでも子供のペースで英語学習を進めていきましょう。一度興味を持ったら気に入って英語に取り組むはずです。
また、いくら英語が楽しいよと教えても自分が楽しんでいなかったら子供には分かりますし、楽しむことができません。ストレスに感じてしまう難しいものや複雑なものからではなく、自分も一緒に楽しめるものから始めましょう。
最初から高い教材に手を出す必要はありません。歌が好きならYou Tubeで歌を探してみたり、本が好きなら一緒に本を探してみたりと始め方はたくさんあります。少し子供が大きくなってきたらテレビの英語の番組を見るのも一つの手です。
楽しい英語学習の環境を作れば、将来のバイリンガル間違いなしです!
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