子供にとっておもちゃは、生後間もない頃から一緒になって遊んでくれる友だちのような存在です。その友だちを通して、感性や想像力、コミュニケーション力などを育んでいくわけですが、闇雲におもちゃを与えれば良いわけではありません。
3ヶ月の赤ちゃんにオセロを与えても遊び方がわからず楽しめませんし、誤って飲み込んでしまう危険性もありますよね。大事なのは一人ひとりの月齢に合わせて、安全性の高いおもちゃで豊かな成長を手助けすることなのです。
本記事では、おもちゃ選びのコツやおすすめの商品を紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
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おもちゃ選びのコツ
ここでは、おもちゃ選びのコツを3つ紹介していきます初心者ママでも簡単に掴めるコツばかりですので、一緒にチェックしていきましょう。ベテランママは復習する気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
安全性のチェック
いろんな物に興味を持ち始める月齢の低い赤ちゃんの場合には、特に厳しくチェックする必要があります。舐めても問題ない塗料を使っているか、飲み込めないサイズか、乱暴に扱ってもケガをしないか、など安全性を見極めることが大切です。
月齢に合っているか
冒頭でも少しお話したように、月齢に合わないおもちゃを与えても、ただのガラクタになってしまいます。ねんね期、おすわり期、ハイハイ期と成長していくなかで、興味を持つものも変わっていきますので、それぞれの月齢に合ったおもちゃを与えてあげましょう。
おもちゃの特徴を掴む
音が鳴る、手で掴める、形が変わる、重ねられる、おもちゃによって特徴は異なります。例えば、ミルクを持つ手もしっかりしてきて音を楽しむようになってきた子にはガラガラを与えてみる。手を動かすのが好きな子には、タンバリンを与えてみるなど、おもちゃの特徴をしっかりチェックした上で、月齢や興味のあるものに絞って与えると五感の発達をスムーズに促してくれるでしょう。
月齢別のおすすめおもちゃ
月齢別におもちゃを選ぶことはとても大切です。
今回は、0歳から5歳までのオススメおもちゃをご紹介していきます。特に0歳は成長度合いが著しいので、それぞれの期に細かく分けています。是非おもちゃ選びの参考にしてみてください。
0歳
おもちゃの振り幅が最も大きく、めまぐるしい成長に喜びを感じる時期でもある0歳期。与えては飽きの連続ですが、成長過程に合わせて小出し作戦で挑みましょう。
ねんね期
生まれたばかりの赤ちゃんは、ベッドの上で過ごす時間が長いですよね。そんなときはベッドサイドにくるくる回るメリーがオススメです。オルゴール付きだと聴覚も刺激できるので良いかもしれません。但し、顔の真上につけるのは落下の危険性も考えられるので避けた方が良いでしょう。
寝返り期
首もすわり、少しずつ身体を動かせるようになる寝返り期には、おもちゃがぶら下がっているプレイマットがオススメです。ちょっと手を伸ばせば触ることができるので、赤ちゃんも興味津々でママの家事も捗ります。
おすわり期
寝転がっていたときと違っておすわりができるようになると、目線が高くなります。ちょっと背の高いタワー型のリングを重ねていくおもちゃや、ブロックの型はめなど、手先を使ったおもちゃを使うと効果的です。
ハイハイ期
活動範囲がグンと広くなるハイハイ期には、当たっても痛くないやわらかボールがオススメです。触れては転がりを繰り返すので、良い運動にもなります。また、歯が生えはじめてくる子もいるので、歯固めなども用意すると良いでしょう。
たっち、あんよ期
たっちができるようになると、掴まることのできるテーブルタイプのおもちゃがオススメです。あんよ期にはウォーカーなどを使って歩行の練習を行うと良いでしょう。但し、バランスを崩してタンスの角にゴツンなんてこともありえるので、ぶつかっても痛くない保護シートを貼っておくことをオススメします。
1歳
好き嫌いがはっきりしてきて、できることが増えてくる1歳期は、物が動く面白さや、物を見る楽しさなど五感を刺激してあげることが重要となってきます。
木馬やゼンマイ式の車、ミニピアノやお人形など、ひとつのもので色々な遊びができるアイテムを選ぶと効果的です。
また、手先も器用になってくるので、レゴブロックなどを与えてみるのも良いでしょう。
2歳
自己主張が強く、何でも自分でやりたがる2歳期は、身体能力も高くなり、身体を使った遊びも楽しむことができるようになります。そこでオススメしたいのが室内ジャングルジムです。滑り台やブランコ付きのものもあるので、3、4歳になっても遊べるおもちゃです。
また、プラレールやお絵描き、おままごとセットやお世話のできる人形など、ひとりでも集中して遊べるおもちゃも良いでしょう。
通称「イヤイヤ期」とも呼ばれる時期なので、上手く遊べないときはイライラして突然怒ったり泣いたりすることもあります。ママにとっては試練の時期ですが、気長に付き合ってあげてくださいね。
3歳
おしゃべりができるようになり、コミュニケーション能力がグンと伸びる3歳期は、周りのお友だちや大人たちとの関わりを持つ機会も増えてきます。
そんなときは、簡単な絵合わせやパズルゲーム、着せ替え人形、ごっこ遊びなど、人と触れ合いながら遊べるおもちゃがオススメです。遊びのなかで譲り合うことや我慢することを学んでいくと良いでしょう。
また、外遊びなら三輪車やストライダーもバランス感覚を養うのにピッタリで、自転車に乗る前の練習にもなるのでオススメです。
4歳
語彙も増え、お友だちとも一緒に遊べるようになり、細かい作業もできるようになる4歳期は、遊びながら勉強もできるおもちゃがオススメです。
例えば、粘土やかるた、パズル、間違い探しといったものから、トランポリンやキッチンセット、キャラクターのお着替えセットなど大型のものまで、興味のあるものを中心に与えてあげると良いでしょう。
5歳
ひとり遊びはもちろん、お友だちとの遊びのなかで勝負にこだわりを持ち始める5歳期は、簡単なボードゲームやトランプ、キャラクターの真似ごっこ、フィギュア作りなどがオススメです。
また、体力もついてくるので、外遊びでは縄跳びやサッカーなど身体全体を使って遊べるアイテムだと尚良いでしょう。
おもちゃは大切!でも与え過ぎは禁物
五感を刺激したり、知性や想像力を育んだり、コミュニケーションツールのひとつとして使ったり、子どもの成長におもちゃは欠かせません。
それは昔も今も同じことで、大人になった今でも当時お気に入りだったおもちゃを見ると懐かしく感じることもあります。それぐらいおもちゃは身近で、後の記憶にも残るほど影響力の強い大切なものなのです。
でも、何にでも限度があるように、おもちゃを与え過ぎるのは禁物です。
一番の遊び相手はママとパパ。そのことは忘れないでくださいね。
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