子供の習い事はいろいろありますが、最近、じわじわと人気を上げている習い事が料理教室です。調理のいろはのほか、あいさつなどのマナーも学べるとあって、教養として通わせているようです。
料理が苦手なパパ・ママが「子供には苦労させたくない」という思いで習わせるケースも多いとか。食育の大切さが伝えられる昨今、料理の大切さが注目を集めているんですね。
今回はおすすめの子供向け料理教室の基本情報と、料理教室が子供に与える影響についてご紹介します。
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目次
おすすめの子供の料理教室3選
では早速、子供の料理教室を3つご紹介します。
キッズ イン ザ キッチン―東京ガス料理教室
首都圏を中心に開催される料理教室です。年齢別に2クラスに分けられているこちらの教室。4歳~小学2年生を対象とした「親子クラス」は、文字通り、保護者も一緒に参加する教室です。2人1組で受講料¥3000/回。パパ・ママにとっては、子供に調理を指導するポイントを学べる良い機会となっています。
一方、小学3~6年生を対象とした「子どもクラス」は、受講料¥1500/回で、子供のみ参加できます。調理の基本のほか、食文化に関する知識も得られるとのことです。
こちらの教室では、買い物から片づけまでの一連の流れを体験します。1クラス2時間。また、無駄なエネルギーを使わないためのテクニックが学べるなど、いかにもガス会社らしい側面もあります。
abc kids―ABCクッキング
全国展開するABCクッキングの子供向け教室です。こちらの教室は、平成29年4月1日(一部、平成28年9月1日)より、コース内容をリニューアルするそうです。今回は、リニューアル後の情報をご紹介します。
クラスは、満4歳~未就学児の「幼児クラス」と小学1~3年生までの「小学生クラス」の2クラスに分かれています。全クラス8人までと少人数制で、指導の行き届く体制が整ってイラストレシピを使用し、子供にも理解しやすいよう工夫されています。
受講料は¥3000/回の月謝制で、店舗、日時、曜日固定の月1回の教室になります。ABCオリジナルテキストのほか、調理に関する検定を取り入れるなど、教育要素が満載です。
講座では、初めに食材について学び、調理、片づけまで一連の流れを体験できます。さらに、その日に調理した食材や料理の復習タイムもあり、マナーについても教えてもらえます。これで1時間ですから、なかなか充実した内容ですね。さらに、お料理の一部は持ち帰り可能で、子供の「作品」を家族で分け合えるという喜びも味わえます。
鈴木 真由美のチャイルドクッキング
全国展開している料理教室ばかりではなく、個人運営している教室も魅力的です。こちらは、おもに東京都杉並区で、月1回程度おこなわれている小学生対象の料理教室です。
簡単な料理から本格的なものまでを子供が作り、家に持ち帰って家族と一緒に食べます。また、母の日や父の日などイベント時には親子教室も開催しています。
調理方法はもちろん、食材などにまつわる話もしてくれます。たとえば、じゃがいもなら歴史や種類、保存方法など、基本的な知識を織り交ぜながら料理に取り組めます。2時間30分のクラスで定員15名程度。料金は¥2000~。入会費不要です。
指導するのは、子供に料理を教えて10年以上というフードコーディネーターの女性で、食育の講演や取材を受けるなど、食育に関する活動をしてきた方です。楽しんで料理をし、家族で食卓を囲む時間を大切にしながら食材などについて語らうことを目指す教室です。
魅力的なのが、過去にハロウィンの特別イベントとして開催された、外国の子供との菓子作りです。コミュニケーションは英語で行なわれたとのことです。こうしたイベントが今後も行なわれるのかは定かではありませんが、料理も語学も学べるおいしいチャンスですよね。
料理教室が子供に与える影響とは?
料理を通して子供が得られるものとは何でしょうか。調理の技術、食材の知識、食への関心など、食にまつわる刺激を受けることは言うまでもありません。その他にも良い影響があります。
脳が刺激される
子供向けの料理教室の多くは、料理を通して五感を刺激するための工夫をしているようです。調理前に食材の匂いをかがせたり、フライパンが温まったかどうかを確かめさせたりと、五感を使うたびに子供の脳は活性化することでしょう。
また、調理中は集中していないとケガをする恐れがあります。指示もちゃんと聞かないと失敗してしまうかもしれません。こうした緊張感は子供の脳をさらに刺激するのではないでしょうか。
コミュニケーション能力が養われる
まわりの子供たちと協力しながら調理することで、協力する力や会話力はおのずと養われるでしょう。しかしそもそも、料理自体が食材との対話であるといいます。パンケーキが焼けたか様子を見たり、野菜をゆでるタイミングを見計らったりと、料理するときには必ず何かを「観察」しているからです。
また、たとえば包丁の扱いについて教わるとき、指示通りにしなければケガをする恐れがあります。つまり、調理を通して、子供は人の話を聞くようになるとも考えられるわけです。
段取りをする力が養われる
料理において大切なのが段取りです。事前に何をしておくべきか、どういう順番で作業すれば効率的かと、調理中にはいろいろ考えなければなりません。料理教室では、そうした段取りを毎回行ない、ときには失敗しながらも繰り返し練習します。そのため、自然と力が養われるのです。
自信を得られる
一つの料理を自分の力で完成させる、さらに食べた人が「おいしい」と言ってくれる、こうした経験を通して、子供は達成感を覚えることでしょう。料理教室に通うことで、この達成感を何度も味わい、子供はひとつ自信が持てるものを見つけることができます。
そもそも、自分で料理ができるということは、生きていくための基本をきっちりと身につけられたということです。何より、パパ・ママのお手伝いが一人前にできるという満足感が、子供の気持ちを豊かにしてくれることでしょう。
アレルギー対応の料理教室も
全国展開していないものの、子供を対象としたこだわりの料理教室は探してみると様々です。
- ・講師が行なってしまうことが多い魚のさばき方を子供に教えてくれる料理教室
・外国人講師が英語で指導する料理教室
・シェフが教える本格派料理教室
・食材を種から育てる料理教室 etc…
魅力的な教室があなたの家の近くにもあるかもしれません。
また、アレルギーのある子供を対象とした料理教室もあります。こうした教室は個人運営のことが多いので、通える範囲にないか、ぜひ一度、調べてみましょう。
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