赤ちゃんの間は母子手帳にある成長曲線をみて、体重や身長をこまめにチェックしていたものの大きくなるにつれてだんだんと平均値と比べることがなくなっていきます。
でもふとした瞬間にあれ?うちの子ってもしかして身長が低いんじゃないだろうか?と気になったお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
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平均って知っていますか?
親はついついお友達や、近くにいる子と比べてしまいがちな身長ですが、幼児期は同じ学年でも4月生まれか3月生まれかによって成長に大きな差があります。
早生まれと遅生まれの差が目立たなくなるのは小学校の高学年くらいといわれていて、それまではどうしても生まれ月による差はでてきます。早生まれのお母さんはそのこともふまえてお子さんの身長が平均と比べてどうか判断してあげてくださいね。
大切なのは体重とのバランス
身長も気がかりですが、大切なのは全体的なバランスになります。身長が高いのに体重は標準以下だったり、身長は低いけど体重が標準以上だったりではいけません。
身長と体重のバランスが良ければたとえ身長が他の子と差があっても大きく気にする必要はありません。
子供の身長を伸ばすために必要なこと
子供の身長が気がかりな場合、自宅でできることは何があるでしょうか?
子供の身長が伸びる要因には様々なものがあって遺伝・栄養・睡眠・運動が主な要因となります。
遺伝に関しては1番大きな要因といえますが、自力でなんとかできるものではないので説明は省略して他の3つについて1つずつ細かく説明していきたいと思います。
栄養
やはり成長期に大切となってくるのは身体を作ってくれるための栄養になります。
食事をしっかり食べることはもちろんですが、特に重要なのはカルシウム、タンパク質、マグネシウム、亜鉛となっています。
カルシウム
カルシウムは骨を強くする働きがあります。しかし日本人のカルシウム摂取量は先進国の中でもかなり低くなっていてその原因は食生活の欧米化が原因だとされています。
カルシウムが豊富に含まれているものには乳製品(牛乳、ヨーグルト)、海産物(わかめ、小魚)、野菜(小松菜、切り干し大根)、大豆食品(豆腐、納豆)があります。
乳製品は比較的子供でも摂取しやすいですが他の食材は苦手意識をもつお子さんが多い食材のため摂取できないことが多くなっています。
マグネシウム
マグネシウムはカルシウムと一緒に摂取する必要があります。大切なのはそのバランスでマグネシウム1に対してカルシウム2の割合が理想的な摂取方法になります。
マグネシウムが豊富に含まれているものにはほうれん草、インゲン豆、アーモンド、落花生、牡蠣、などがあります。
ナッツ系はマグネシウムが豊富ですがカロリーが高いため摂取しすぎはよくないために注意が必要です。
亜鉛
亜鉛は身長を伸ばすために必要なもので、ホルモンの原料となるたんぱく質や遺伝子をつくる酵素に含まれていて骨の成長に直接影響を及ぼします。
亜鉛が豊富に含まれているものには、納豆、豚レバー、ホタテ、牡蠣などがあります。
栄養補助食品の手を借りる方法も
上記を見ればわかっていただけると思いますが、身長を伸ばすために必要な栄養素を食品から取り入れるのは難しいものが多いです。
そういった場合は子供向けに開発された栄養補助食品を取り入れる方法もあります。
子供にサプリって大丈夫なの?と思われる方が多いかと思いますが、たくさんの栄養素が必要な子供にこそサプリは必要だと思います。
子供が牡蠣やレバーを好んで食べるかといえばそうではありませんからね。
睡眠
身長を伸ばす上で大切な成長ホルモンのためには質のいい睡眠が大切です。ただたくさん眠ればいいというわけではなく、質のいい睡眠というのがポイントです。
成長ホルモンは眠ってから2時間くらいまでの1番眠りが深いときに大量に分泌されます。成長ホルモンの分泌は夜の22時ごろから増え始めて夜中2時ごろまでがピークの時間帯になります。
この時間帯に深い眠りに入るためには20時か遅くても21時までには布団に入ることが大切です。
運動
運動によって骨に刺激を与えることは骨の成長、つまり身長の伸びにつながっていきます。
毎日の適度な運動が骨に刺激を与えるうえに、適度な疲労感から夜よく眠れるようになって成長ホルモンの分泌を手助けします。
ジャンプなどの骨に多く刺激を与えるスポーツも身長を伸ばすのにいいとされていて縄跳びやバスケットボールもおすすめされています。
質のいい生活習慣が子供を育てる
子供の身長をのばすためには、規則正しい生活が1番の方法になります。
規則正しい生活を心がけることで心も身体も大きく成長できるといいですよね。
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