出産して、半年くらいの間は赤ちゃんのお世話で精一杯ですね。出かけることもままならないし、ましてや友達付き合いなんて無理・・・という方が多いのではないでしょうか?
赤ちゃんと出かけられるようになって、公園や児童館に行くようになってくると「他の母親(最近では父親も多く見られますね。)との関わり」が生まれてきます。いわゆる「ママ友」との付き合いです。
子供が成長して幼稚園・小学校に通う期間は、ママ友との関係を良好にしておきたいものです。この期間は、どうしても保護者の集まりが多いので何人か気の許せるママ友がいることは心の支えとなるでしょう。
そして、お互い困ったときに助け合えたら素晴らしいことです。
ママ友の難しいところは、子供ありきでの関係であることでしょう。それゆえに節度を持つこと・相手の立場を考えることが「学生時代・独身時代の友達付き合い」よりずっと必要になってきます。
目次
“周りにいませんか?困っているといつも助けてもらえる人”
■同じ状況でも人の対応が違う
実際に見かけた光景です。
児童館で、赤ちゃんをおんぶして2歳くらいの女の子を遊ばせているAさんがいます。周りの母親も、やはり0~2歳くらいの子供を遊ばせています。Aさんの2歳の女の子がトイレに行きたくなって、泣き始めました。赤ちゃんを背負ったまま、トイレの世話は結構大変です。
すると何人かの母親が「赤ちゃんを見ているから、上の子のトイレ行っておいでよ。」と助けに来ました。お礼を言いながら、Aさんは上の子をトイレに連れて行きました。
しばらくすると、同じように赤ちゃんをおんぶして、2歳くらいの女の子を連れた母親(Bさんとします。)がやってきました。
そして、同じように上の子がトイレに行きたいと泣き始めました。同時に赤ちゃんも大泣きしてしまいました。しかし、Aさんの時とは違い助けを申し出る人は誰もいません。他の母親はチラッとBさんを見ただけでした。
おんぶしながら、トイレの世話・・・できないことではありませんし、多くの母親はいつもそうしていることでしょう。しかし、助けてもらうことは実際、体も楽になりますし、なにより嬉しいものです。
見ていると、Aさんの周りにはいつも誰かがいて、上の子も下の子も気にかけてもらっているようです。
Bさんは嫌われているわけでも、初めて来たわけでもありません。他の母親とも挨拶は交わす間柄でした。AさんとBさんは、何がちがったのでしょう?
■他人の子にも気を配れているか
Aさんの行動を観察してみるとAさんが助けてもらえる理由がわかってきました。
Aさんは、表情が明るいです。挨拶するとき、他の子供と接するとき・・・いつも笑顔でした。
はきはきと話しますが、他人の話もよく聞いています。笑顔を浮かべて他の人の話を聞いています。
明るい表情なので他の子供も寄って来ます。Aさんが自分の子供達に絵本を読んでいると、他の子3人が走ってきて、傍に座って聞いています。他の子の母親たちが「だめだよお友達が読んでもらっているんだよ。こっちへ戻って来なさい。」と言うとAさんは、「良いですよ~。一緒に読もうね。」と他の子にも読み聞かせをしています。
はじめて会った他の母親にも笑顔で話しかけて、積極的に他人と関わりを持とうとする印象を受けます。
Bさんも、もちろん挨拶はキチンとしています。しかし、笑顔はあまりありません。
そして、自分以外の子供には全く関心を向けません。
他の子が寄ってきても、基本ほとんど無視。他の子がその子の親と一緒に寄ってくると、笑顔で子供に話しかけています。そういうところを、他の母親たちは良く見ています。
Bさんは疲れているのかもしれませんが、児童館で子供を遊ばせていることが退屈で仕方がないように見えました。
Aさんは、簡単に言うと「優しい・誠実な人」なのです。そう言った印象を他人に与えるは積極的に他人と関わり、相手を思いやることが必要です。それができるAさんだからこそ、人が集まり、彼女が困ったときに助けてくれるのでしょう。
“まずは笑顔。明るい表情に人が集まる!”
他の母親から好かれ、お互い助け合えるようになりたいと思うなら、まずは笑顔で挨拶。そして笑顔で子供と接する。これだけで、あなたに対する他人の印象はだいぶ上がります。
「いつも笑顔のつもりだけど。」というあなた・・・他人が「笑顔」と認識するのは、あなたが思っている以上に笑っている顔かもしれません。
↓こちらのサイトで素敵な笑顔を作る方法を紹介しています!
“「大丈夫ですか?」恥ずかしからずに声かけしよう。”
幼稚園から帰ってくる時間なのに、仕事で間に合わない!子供同士の喧嘩で親同士ももめてしまった等・・・子育て中には様々なピンチが襲います。そんな時、助けてくれたり相談できたりするママ友が欲しいですね。
ピンチのとき、助けてもらうには「まず自分から助ける。」です。
児童館、公園、幼稚園、学校・・・自分と同じように子育てしている母親が困っているとき「大丈夫ですか?お手伝いしましょうか。」と声をかけてみましょう。
たいていの人は感謝して手伝いが必要か不要か答えてくれるでしょう。
そうしたことを繰り返すうちに、「助けるコツ」もつかめてきますし、恥ずかしさにも慣れていきます。
そして、周りの母親たちの中で「優しい・誠実な人」と認識されます。そうなれば信頼関係も出来ているので、ピンチのときも気負わずに助けを求めることができるでしょう。
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