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むくみで体重が増える理由と3つのむくみ体質改善法

むくみの影響で体重が増えたという方がいらっしゃいます。むくみは体内バランスの問題なのに、なぜ体重に影響してしまうのでしょうか?

朝に顔がむくみやすいという人がいれば、夕方に足がむくむという人もいらっしゃいます。そんな一日で変化しやすいむくみなのに体重と関係するというのは不思議なことのように感じられます。
むくみによって体重が増加してしまうのには、2つの理由があります。一つはむくみが起きるほど体内の代謝が低下しており、脂肪燃焼できにくい体質になってしまっている場合。

もう一つは、病気などによるむくみが肥満につながってしまう場合です。むくみと体重の関係を知り、むくみにくい体質改善の方法をご紹介します。

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むくみで体重が増えるわけ

体重計

むくみが出ると、なんだかぶよっとしているので、水分が影響しているのかなとわかると思います。水を飲んだだけで太るという方もいらっしゃいますよね。

むくみ改善のために、水分を控えている人もいれば、大量に水を飲んで流してしまおうとする人もいらっしゃったりして、口から入れる水分がそのまま体重に影響すると考える人も多いのではないかと思います。

飲んだ水がそのままむくみとなり体重増加につながったら大変です。体の仕組みからむくみと体重の関係を考えましょう。

むくみで体重が増加するは代謝が低下が原因

むくみがあり、体重に変化があるという場合、一般的に代謝の低下によるものがほとんどです。むくみがでると表面が大きく見えるために、太ったように感じます。

体の仕組みから行くと、むくみで太って見えるけれど、それがすぐに体重に影響するわけではありません。

むくみ=体重として影響するというより、むくみやすい体質=太りやすい体質、になってしまうのです。むくみは水分を含めた老廃物の代謝が滞っている状態です。

血流も悪くなっており、自然に流れるはずの血液やリンパ液が滞り、むくみやすくなるのです。生きるために食事をとっていても、代謝処理ができていなければ太ってしまいます。

エネルギー効率も悪く、どんどん体重が増えてしまうのです。代謝不良タイプの場合、朝夕のむくみがひどかったり、顔や手足などの末端がむくみやすいという傾向があります。

このタイプの場合、自宅でできるむくみ体質改善方法があります。むくみはどうにもならないものではなく、生活習慣で改善することができるのです。

病気の症状としてのむくみと体重増加

むくみというのが、病気の症状の一つの場合があります。その場合、同時に体重増加しやすくなる症状が出ることもあれば、病気によってますます代謝が低下し急激な体重増加を起こす場合があります。

また、薬の副作用でむくむこともあり、むくみがひどい場合は病院での診断を受ける必要があります。

むくみがひどく、むくんだ部分を押すと指先の穴が残ってしまう、押した跡が赤くなってずっと残る…という場合はかなりひどい症状です。

むくみを起こす病気としてよく知られているのが「腎臓疾患」です。腎臓の機能が低下し、老廃物の排泄ができなくなるとむくみが起こりやすくなります。

むくみがひどくなると、表面だけでなく内臓もむくんできます。こうなると内臓が動かなくなり、死に至る場合もあります。肺がむくめば呼吸もできません。

病気の症状としてむくみがあれば、このように重篤な状態になる可能性があるのです。

他にも、むくみがでる病気があります。ホルモン調整が不安定になる甲状腺障害があると、顔が垂れ下がると感じるほどむくみます。

その他の症状として、むくんでいるのに皮膚の表面が乾燥したり、食欲が低下するのに体重が増加するなどがあります。

特に女性に多い病気ですので、気になる人は一度診察を受けることをお勧めします。甲状腺の専門医か、内科、婦人科など近くの病院を受診しましょう。

腎臓疾患や甲状腺低下症などの影響でむくんでいる場合、自己流でのむくみ改善のつもりが、逆に症状を悪化させる場合があります。必ず医師と相談の上、対策を行いましょう。

次ページ:体重増加を防ぐ3つのむくみ体質改善方法

体重増加を防ぐ3つのむくみ体質改善方法

むくみが原因で代謝が低下し体重が増加する場合もあれば、体重増加がきっかけとなりむくみやすくなることもあります。

むくみは代謝不良のサインであり、むくみそのものが体重増加の原因というものではないのです。むくみが改善すれば、代謝も改善することになります。

むくみを改善させることは、代謝を改善させることなのです。代謝不良の中でもむくみやすい人のための改善のポイントを3つご紹介します。

冷えを解消すればむくみは改善する

冷え性の人はむくみやすいのをご存知でしょうか?冷えがあると血流が悪くなり代謝が低下してしまいます。冷え性体質の改善には時間がかかりますが、まずはむくみやすい場所の冷えをとることでむくみ改善につなげましょう。

むくみがある人は、体力がなくお風呂もシャワーで済ませがちです。しっかり湯船につかるようにしましょう。顔がむくみやすい人は、蒸しタオルなどを利用し顔の血流を良くします。

同時に、普段から顔の筋肉を使うように意識してください。大きく笑うなど口を大きく開けたりするだけで、表情筋が動きます。筋肉が動けば、血液が流れますよ。

手足のむくみがある人はお腹の冷えがある人です。お腹の冷え対策には、腹巻がおすすめです。特に、シルクのものを使うと、保温性だけではなく保湿もでき美容効果も高くなります。

冷え性を根本から改善するなら、食事を見直すことも大切です。冷えがある人の食生活を見ると、甘いものや炭水化物が多いのです。

砂糖は体を冷やしますし、タンパク質不足では筋肉が作れず冷えやすくなります。加工品やスナック菓子が好きな人は、塩分や糖分をとりすぎて、体温を維持するためのビタミン類が不足します。

食生活を見直して、冷え性改善、むくみ体質改善につなげましょう。

お腹の過緊張をほぐしてむくみ改善

むくみがある場合、血流が悪いことが多いのですが、その原因に腹部の過緊張が関係している場合があります。普段からストレスがあったり、自己嫌悪などの感情があると、過緊張が起こります。

常に緊張していると、本来やわらかいはずのお腹がカチカチに固まるのです。これでは、内臓の働きも悪く、血流が悪くなります。東洋医学では小腸は「血のめぐり」を担当するとされています。

腸を広げるとテニスコート一面分もあり、そこに血管が張り巡らせています。腸が動けば血管が刺激され、血流を良くするというわけです。

普段からお腹を触られると不快感を感じたり、お腹を触られるのが苦手という人はお腹の過緊張がある可能性が高いです。だからこそ、しっかりほぐしてあげる必要があります。

お腹を人に触られるのが苦手かもしれませんが、腸もみをやってもらえるサロンや整体などに通うのが一番手軽な方法です。

自分自身でお腹をほぐす場合は、少し痛気持ちいい程度まで押すようにしましょう。

タンパク不足を解消してむくまない体質作りを

むくみの原因の一つに、タンパク不足があります。これは、栄養不良による低アルブミン症の症状の一つでもあり、むくみだけでなく、薬の副作用が強いなどの影響があります。

低アルブミン症を改善させるには、タンパク質の摂取をするしかありません。アルブミンに限らず、タンパク質が不足するだけでむくみやすい体質になりやすくなります。

それはエネルギー産生の仕組みが関係します。ダイエット中にむくみやすくなるのはここが関係しています。

普段から食事による栄養状態が悪いと、筋肉などが分解されてエネルギーを作ります。この時に老廃物である乳酸などが発生します。これがむくみの原因となり、また疲れや肩こり、肌荒れなどにつながるのです。

タンパク質が不足するということは、ビタミンやミネラルも不足しやすい食事傾向になります。

いくら野菜をたくさん食べていても、肉に多く含まれるビタミンやアミノ酸は摂取できないのです。タンパク質不足は体重増加にもつながります。まずは食事を見直してむくみ体質から脱出しましょう。

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まとめ:むくみは生活習慣で改善する

むくみは病的な原因もありますが、大抵の場合は日常習慣によるものです。食事の影響は大きいのですが、そのほかにも運動不足なども影響します。

普段からむくみやすい人は規則正しい生活を心がけましょう。むくみで体重増加するのは、ダイエットのリバウンドにも似ています。しっかりと代謝を改善させて、体質改善につなげましょう。

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