そのため、これらの悩みは「食の改善」を行うことで解消することができます。
そこでこの記事では、食後の急激な眠気が起こる原因と対策方法をご紹介します。
食生活を見直して、午後も充実した時間を過ごせるようにしましょう!
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目次
1.食後の一時的な低血糖による眠気が起きる原因
食後には異常な眠気が襲うのでしょうか。
ここでは、その原因を理解するために「食後の眠気が起こる仕組み」と「インシュリンの分泌量が乱れる原因」をご紹介します。
1−1. 食後の眠気が起こる仕組み
食事によって摂取された糖質により、多くの人は血糖値が上昇します。この時は高血糖の状態であるため、身体のだるさや眠気が起こります。時間が経過するにつれ眠気やだるさが解消され、通常は3時間で元の状態に戻ります。
この際、体内に摂取された糖質は「インシュリン」というホルモンによって、細胞内に取り込まれ、エネルギー源となります。
しかしインシュリンの分泌量が乱れている場合、糖質を過剰に細胞内に取り込んだり、逆に全く取り込めない事態に陥ってしまうことがあります。その結果、低血糖や高血糖となり、異常な眠気を引き起こしてしまいます。
この食後低血糖は上記のように3時間程度で解消されるため、定期的な健康診断などでは検知できない場合があります。
食後の一時的な低血糖や高血糖の場合、次のような症状も同時に引き起こす恐れがあります。
- 冷や汗
- 頻尿
- 激しい動悸
- 異常なだるさ
- イライラや不安感
- のどの乾き
1−2. インシュリンの分泌量が乱れる原因
インシュリンの分泌量が乱れる原因は、「膵臓(すいぞう)」への過度な負荷にあります。
インシュリンは、膵臓という体内器官から分泌されています。糖質が摂取された場合、膵臓が働きインシュリンを分泌することで体内のエネルギー源へと変えていきます。
しかし、あまりに多くの糖質を日常的に摂取していたり、不規則な食生活をしている場合、膵臓へ大きな負担をかけてしまっています。この過度な負担により、分泌量のコントロール機能の乱れを引き起こします。
そのため、インシュリンの分泌量の乱れを解消するためには膵臓への負担を軽減することが大切です。
2. 食後の低血糖による眠気を改善する3つの方法
食後の眠気を改善するには、膵臓への負担を軽減する必要があります。しかし、どのように解決すれば良いのでしょうか。
ここでは、具体的な解決策を「食事内容」、「食生活」、そして「食事方法」の3つの観点からご紹介します。
食事内容
食事内容を見直すことで、膵臓への負担を軽減することができる場合があります。具体的には、以下のようなことを意識してみてはいかがでしょうか。
- 人工的に精白されている白米や白いパンを、玄米や玄米パンに変える
- ご飯やデザート等の炭水化物や糖質が多く含む食べ物は、昼食と夕食は控え、代わりに肉や魚などのタンパク質を中心に食べる
- 食物繊維の多いレタスなどの野菜を食事の最初に食べ、血糖値の上昇を緩やかにする
- チョコレートやスナック菓子等を食べないようにする
- 缶コーヒーや清涼飲料水を控える
膵臓への負担を軽減するためには、糖質を多く含む加工食品やスナック菓子等を控える必要があります。
日頃から糖質を多く含む食事をとっている場合は、身体に優しい食事内容に切り替えることで問題を解決できることが多いです。
食生活
食事内容だけでなく、食生活も眠気に関係します。以下のような規則正しい食生活を心がけましょう。
- 三食同じ時間に、規則正しく食べるようにする
- 間食、夜食をとらない
- 食後に軽い運動をする習慣をつける
消化器官の活動能力が高い時に食事をすることで、身体に負担をかけることなく消化活動を行うことができます。しかし反対に、消化器官が休息しようとしている時に食事をすると大きな負担をかけてしまうため注意が必要です。
食事方法
膵臓への負担を軽減するためには、食事方法を工夫することも大切です。食事の際には、以下のことに気を配りましょう。
- 良く噛んでゆっくりと食べる
- 腹八分目で抑える
- 食事中と食後しばらくは水分摂取を控えめにする
これらを実践することで、膵臓への負担を軽減させ、インシュリンの分泌量を正常に戻すことができます。3週間程度の期間効果が実感できるようになるはずです。食後の急激な眠気を感じる方は、実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでで、食後の一時的な低血糖による眠気の原因と対策方法をご紹介しました。
食後に異常な眠気が襲ってきたり、妙にイライラしてしまったりすると、本来の能力を十分に活かすことは難しいです。もし食後に眠気を感じることがあれば、ご紹介した方法を実践してみてはいかがでしょうか。
食後の眠気を改善し、より有意義な午後を過ごしましょう!
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