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寝起きの運動は危険!?朝の運動を正しく健康的に行う方法

寝起きに運動をするのは、果たして良いのでしょうか悪いのでしょうか?

賛否両論ではありますが、やはり朝のウォーキングやジョギングなどは気持ちの良いもの。また、朝しか運動出来ないという人も世の中には多いのではないかと思います。

寝起きに運動をするのは良いのか、また運動をするのにベストなタイミングやシチュエーションはどういったものなのでしょうか。

運動の健康への効果を最大限に引き出す方法を知って、より健康的な生活を送りましょう。

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寝起きの運動は体に良くない?

寝起きに運動をするのは体にあまり良くないと言われる事がありますが、これは朝起きてすぐの、正に寝起きの運動を意味します。

寝起きは血流が少なく血管が収縮した状態にあるため、寝起きに突然運動をすると細くなっている血管に大量の血が流れる事になり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。

しかし、この血管の収縮した状態も寝起きから30分程度で正常な状態に戻ると言われています。

体全体が完全に覚醒するまでには約2時間を必要とすると言われていますが、2時間待ってから運動を出来る社会人はごくまれです。
朝の時間を有効利用して運動をする場合、寝起きから30分後以降に運動を始めるのが良いでしょう。

運動をすると、まず最初に体内の炭水化物が消費されます、その後脂肪が燃焼されるのですが、朝食前は体内の炭水化物が少ない為に脂肪がより早く燃焼されます。

ダイエットを目的として運動をする場合は、寝起きから30分後位を目安に運動をするとより効果が高まります。しかし、体内にエネルギー源となるものが全くない状態では故障のリスクも同時に高まるので、バナナなどの軽食を摂ってから運動をするのが良いでしょう。

寝起きから運動までの30分

寝起きから運動までの、この30分間の過ごし方としてはストレッチが良いでしょう。

ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチの2種類があります。この2種類のストレッチを使い分ける事によって、より体に負担の少ない運動を行う事が可能です。

①動的ストレッチ

動的ストレッチとは、運動前に行う軽く勢いをつけて筋肉を伸ばすリズミカルなストレッチです。例として、ラジオ体操があります。

筋肉が全く温まっていない状態での運動は、怪我や故障の原因となりかねません、寝起きから運動前までは動的ストレッチで軽く体を温めておきましょう。

②静的ストレッチ

静的ストレッチとは運動後に行う、ゆっくりと体を伸ばすストレッチです。一般的に、体を柔らかくする為に行うストレッチと言えば分かりやすいでしょう。

静的ストレッチには、筋肉をゆっくり伸ばす事によって運動で溜まった乳酸の排出を促し、疲れを早く取る目的があります。
逆にこの静的ストレッチを運動前に行ってしまうと、運動中の酸素の供給が間に合わず、無酸素状態になって疲れやすくなるため、怪我や故障の原因となりかねません。

ストレッチは運動前と運動後とで使い分けると良いでしょう。

朝の運動が良い3つの理由

朝の運動は、注意して行わないと故障に繋がりやすいというデメリットがありますが、それを帳消しにするような様々なメリットがあります。

1.血流が良くなる

寝起きの運動は控えるにしても、朝起きて約30分以降の運動には様々な効果があります。その一つは、運動をする事によって血流が促進されることです。

血流が良くなる事によって、脳へ送られる酸素やエネルギーの量も増加します。これによって頭がスッキリと冴えた状態で1日を過ごす事が出来ると言われています。

シカゴの高校では通常の授業が始まる前に0時限目を設けて生徒が運動を行ったところ、クラス全体の学業成績が向上したという結果がでています。

仕事などで考えが行き詰まった時もただ考えるだけでなく、運動をする事によって新しいアイデアが生まれるかもしれません。

2.基礎代謝が高まる

朝に運動をする事によって交感神経が刺激され、その日1日の基礎代謝が高まると言われています。

また、交感神経をより効果的に優位にするために、深呼吸や、水分補給、朝に日光を浴びるなどがあります。朝に運動をする事によってこれらの事も自然と行うようになるので、基礎代謝を促す効果がより一層高まります。

3.生活のリズムが整う

朝に運動をする事によって生活のリズムが整います。毎日同じ時間に起きるようになるだけでなく、運動するとお腹が空くため、運動後に朝食をしっかりと摂る習慣も身に付きます。

また、朝日を浴びた後に朝食をしっかり摂ることによって、体内の朝昼晩の生活リズムが整い、就寝時の入眠もスムーズになるだけでなく熟睡もできるようになります。

さらには、朝の運動と水分補給、しっかりとした朝食は、便秘の改善にも効果があります。

寝起きの運動は危険のまとめ

  • 寝起きは血流が少なく血管も収縮した状態にある為、急に運動をしてしまうと心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる。
  • 寝起きから30分ほどで血流は正常な状態に戻る。
  • この寝起きから運動までの30分の間に動的ストレッチを行い筋肉を温めておくと良い。
  • 正しい知識を持って行えば、朝の運動には様々なメリットがある。

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