たまってしまった頑固なお風呂の汚れ、ただこするだけじゃ全く落ちない。力をいれるのも腕が痛~い!そんな時に大活躍してくれるのが重曹です。
なぜ重曹がお風呂掃除に適しているのでしょうか?それは重曹の成分や働きが大きく関係しています。
重曹は、粉の状態、水に溶かして使う、ペースト状にして使用するなど活用方法はさまざまです。そして、汚れ具合によってこの3つの方法を使い分けると、より効果的です。しかし、重曹の使用にあたり注意する点もいくつかあります。
本記事では、重曹の主な働きや使用方法、注意点などを詳しくご紹介いたします。正しい知識を持って重曹を有効的に活用し、たまってしまったお風呂場の汚れを落としましょう。
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重曹の主な成分とは?
重曹は、重炭酸ソーダという名前でも呼ばれており、成分は「炭酸水素ナトリウム」です。
正式名称は重炭酸曹達といい、これを省略して「重曹」と言われています。重炭酸ソーダは山から掘り出されており、自然界の物質です。そのため生物にも無害で、水を汚染したりすることがなく、環境にとても優しいのが特徴です。
重曹ってこんな働きをしてくれる!
重曹には、物を研いで磨く研磨する働きがあります。
しかも重曹の粒子は水を含ませて押すと、形をかえるほど柔らかいのです。そのため、物を傷つけることなく研磨することが可能です。ほかにも、重曹は臭いを分解する働きもあるので、重曹を使用して掃除をすることにより、消臭効果も期待できます。これらの働きは、お風呂掃除にとても適しているといえますね。
また、人間の皮膚の脂質をあまり取らないため、お肌にも優しく手荒れを防ぎます。小さいお子さんに洗剤を使わせるのが不安というお母さんも、重曹なら安心して使用させてあげることができ、親子で仲良くお風呂掃除をすることもできますね。
それでは、重曹の使い方をみていきましょう。
重曹の3つの使用方法
重曹の使用方法には次の3つがあります。
- 粉の状態のまま
- 水に溶かす
- ペースト状にする
上記の方法を使い分けることで、より洗浄効果を上げることが可能です。次の項では、どの方法が、お風呂場のどのような汚れをおとすのに適しているか、また具体的な使用方法についてご紹介していきます。
粉の状態のまま
粉の状態のまま汚れが目立つ部分にふりかけます。
粉を振りかけた場所を、濡れたタオルなどで円を描くように、軽くこするだけで汚れがおちます。また、お風呂場のタイルなどには、ふりかけた後、ブラシでこすってください。
ほかにも、重曹粉は排水口のヌメりを防ぐ役割もあります。排水口につまった髪の毛などを取り除いたあと、重曹粉をふりかけて磨くと、ヌメリがなくなります。
水に溶かす
水に溶かして重曹水にします。作り方は次の2つの材料を溶かすだけです。
- 材料
- 水カップ1(約200ml)
- 重曹大さじ2弱(約10ml)
スプレーのヘッドがついているボトルを用意し、2つの材料を入れて振って作るととても簡単です。その後、霧吹きとして使用することができるのでとても便利です。また、重曹は水に溶けるとアルカリ性になり、洗浄力が上がります。
この方法で作った重曹水をお風呂のバスタブにスプレーし、20分ほど放置します。その後、湯アカなどが目立つ箇所をタオルなどで磨きましょう。バスタブ以外にも、お風呂場の汚れが目立つ場所を磨くには重曹水が効果的です。
ペースト状にする
重曹に水を加えて練り、ペースト状し使用します。
材料は重曹水と同じですが、作り方は、重曹に少しずつ水を加え、練ることによって使用しやすい硬さに調節します。水を入れすぎないように注意してくださいね。
- 割合
- 重曹3に対して水1
重曹ペーストの使用用途は、こすってもなかなか落ちない頑固な汚れの洗浄です。カビが生えてしまったタイルの目地などに塗り、しばらくしてから歯ブラシなどでこすり、水で流すとキレイになります。
また、汚れでくすんでしまった水道の蛇口やシャワーのヘッドなどにも重曹ペーストを塗り、磨くとピカピカになりとても効果的です。それでも落ちない汚れには、重曹ペーストを塗り、ラップをして放置します。しばらくして汚れが落ちているか確認できましたら、水で洗い流してください。
重曹を使用する際の注意点
重曹を安全に使用するにあたり、いくつか注意することがあります。
- アルミなどの容器に入れて重曹を保管すると、容器が変色恐れがあります。
- 重曹は基本的に人の肌に優しい弱アルカリ性です。ですが、肌がとても弱い方はなるべく直接触れないように気をつけてください。
- 大理石やヒノキのお風呂場に重曹を使用すると、塗装がはげてしまったり、シミになることがありますので使用を控えてください。
まとめ:毎日使うお風呂場を気持ちよく
ここでは、お風呂掃除にとても役に立つ重曹について紹介しました。重曹の具体的な使用方法についてもう一度見ていきましょう。
- 粉の状態のまま
- 水に溶かす
- ペースト状にする
お風呂場は、体をきれいにするだけでなく、一日の疲れをとり、体を癒し労わってあげる大切な空間でもあります。上記の3つの方法を、是非今後のお風呂掃除の参考にしてください。そして、ピカピカのお風呂場で快適なバスタイムをお過ごしくださいね。
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