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産前産後に夫の協力を得る秘訣とママへのアドバイス

妊娠発覚時、自宅で過ごしている時、陣痛室に入った時、分娩時、入院中、退院後・・・パパができるサポートとはなんでしょう?あくまで出産の主役はママですが、いつまでもパパを蚊帳の外にしていてはママの気苦労は絶えません。

パパは赤ちゃんのことをどう思っているのでしょうか、何も考えていないように見えて何をしたらいいのか模索しているのかもしれません。あなたとパパがいつまでも仲良くいる為に、そして新しく生まれてくる赤ちゃんとみんなで「家族」になるために。パパにも協力してもらいましょう。

妊娠時のパパが感じる戸惑いと、ママとのスキンシップ。日常のいざこざからマイナートラブルまで、実例やアドバイスなどをまとめました。

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~育児の基本を学ぶ機会がパパにはない~

女性は最初こそ妊娠に戸惑いや不安を覚えるものの、身体が否応なしに変化してゆくので実感とともに母親になっていくことができます。身体だけではなく心が母親になるためにはたくさんのスイッチが必要ですが、男性と比べるとそのスイッチを入れる機会も多いでしょう。

一方父親となる男性には、最近でこそ「育児は全て女の仕事」という方は滅多にいらっしゃいませんが、手伝いたくとも仕事が忙しい等、それを許さない状況があると思います。もしお休みが土日の旦那様なら、「父親学級」等のセミナーを定期的に開催している産科もあるので奥様が誘ってみてもいいかもしれません。

具体的にパパを育児に巻き込んでいくにはハッキリと「○○と○○をやってくれたら助かる!」と伝えることが大事です。妊娠前なら「前かがみになって洗濯物を取り出すのが苦しいの、洗濯かごをベランダまで持っていってくれたら嬉しいな」など日常の一コマでパパの助けを借りましょう。

不安が先だって行動できないパパもいるので、やり方を自分が一度やってみせてあげるのもいいです。「こうやって抱っこすると落ち着いてくれるの」と寝かしつけをお願いしたりしましょう。

大抵の赤ちゃんは長時間一緒にいるママの方になつくので、パパはその姿を見て余計にまかせっきりになってしまう傾向にあります。おむつ替えや、抱っこ、寝かしつけなど子どもと触れ合ってもらうことによってパパの父性が育っていきます。

~ママはパパに感謝やねぎらいの気持ちを直接伝えよう~

これはよく言われていることですが、悪阻が重かったり育児が始まるとパパにイライラしてしまうことがあります。そんな時に「私の辛さを全然あなたは分かってくれない」や「仕事してるからって何にもしないなんてヒドい!」と頭ごなしに否定して責めたりすることは逆効果です。男性は自信を失ってしまうと、自ら積極的に関わろうとしてくれなくなります。

「仕事いつもお疲れさま、ありがと!」とねぎらいの言葉をかけて、「パパが帰ってくると赤ちゃんも嬉しいみたい」と赤ちゃんの話を一緒にしましょう。それだけでパパも自身が持てるようになるはずです。

~「よそはよそ、うちはうち」対立したときは心地よい距離をみつけて~

子供の誕生で、夫婦の関係性が大きく変わってくるでしょう。2人の育ってきた環境が違いますし、子育てに対する考え方は違っていて当然です。2人の考えを一緒にしようとすると、互いに傷つくことがあると思います。難しいとは思いますが、分かり合えなくてもいいです。例えば仕事をいつから再開するか、粉ミルクがいいか母乳がいいか、姑の何気ない一言が気になってしまうなど色々あります。

それぞれの考え方があることを頭で理解し、気の合う友人と会ったりドラマを見たり息抜きをしましょう。いったん頭を空っぽにして冷静になることを癖にして、心地よい距離感を探しましょう。

~パパが知っておくこと、ママの身体の変化~

何気ない一言で奥さんを傷つけてはいないでしょうか。妊娠すると女性の身体が変化するのは当然のことです。悪阻だけでなく、身体の重心が前に移動するので姿勢が悪くなったり、その為腰痛に苦しむこともあります。乳首が黒くなり、乳輪が大きくなり、外陰部やわきの下が黒ずむこともあります。赤ちゃんを出産し育てるために必要な変化です。

些細なことで要らないストレスをママにかけることが無いよう男性は注意してください。

~パパと周囲のサポートが、ママの病気の特効薬~

「産後の肥立ち」という言葉を知っていますか?「産後の肥立ち」とは産後に痩せてしまった身体が徐々に戻っていく(肥えていく)ことを言います。昔は産後の肥立ちが悪く、衰弱して命を落とすママたちがいました。現在では衰弱死というのはあまり聞きませんが、産後の肥立ちが悪くなる「産後うつ」にかかる人がたくさんいらっしゃいます。怠け病と思われてしまうことで更に悪化します。10人に1人の確率で起こりうると言われているので、周りの理解が必要です。

妊娠中のマタニティ―ブルーという言葉はあるものの、産後のうつ病に関してはまだまだ理解がありません。思うように身体が動かず周りに責められ「母親失格だ」と思う悩んでしまう人がいます。

自分自身でも病気と気づきにくい症状ばかりなので、パパを含めた周囲のサポートが欠かせない病気です。かなり症状が重くなってから病院に赴く方が多いようです。

初期症状なら自然と治ることも多い病気です。ママの体調はどうですか?感情に幅はありませんか?今一度パパや周囲の方はママの顔色を見てみて下さい。

この記事を読んでパパのサポートや周囲の方の力が、ママの出産までの40週間と産後の手助けになることを知っていただけましたら幸いです。

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