ニット素材を洗濯する方法と注意点

ニット素材の製品の洗濯ってどうしていますか？暖かくて冬に大活躍のニット。誰でも１着は持っていると思いますが、お手入れに関してはよく知らない人も多いんではないでしょうか。

家で洗えるのかどうかもよくわからずクリーニングに出している人も少なくないと思います。でも毎回クリーニングに持っていくのは大変です。金銭的にも家で洗濯した方が安く済みますしね。

でも、家で洗うと縮んじゃって・・・とか色落ちしちゃった・・・など誰でも一度は失敗していまったことありませんか？今回はそんなニット素材の洗濯法と注意するべき点をご紹介していきます。これでこれからはお家で洗濯していつでも好きな時にニットを着ることができますよ！

まずは素材表記の確認

ニットといっても使っている素材は様々で、まずは自分のニットが洗濯可能な素材かどうか確認しましょう。

製品の内側にタグがついていますので、そこに素材表記があります。

洗濯できる素材　　綿　　アクリル　　ポリエステル　　ナイロン
洗濯できない素材　　シルク（絹）　　アテセート　　レーヨン　　キュプラ
ポリノジック

その他にもウール（毛）　ダウン　ポリウレタン　麻（リネン）　カシミア　アンゴラなどは１００％使われていれば洗濯できる場合もあります。

洗濯できる素材でも中には洗濯できない素材が混ざっている場合があります。この場合は洗濯が難しい場合もあるので注意が必要です。ニットのデザインなどでビーズやスパンコールなどの飾りがついてるものも基本洗濯できません。

色落ちテストをしよう

買ってから初めて洗濯する場合やまだたくさん洗濯していないニットは洗濯の前に色落ちテストをしましょう。

タオルやハンカチに洗浄液をつけて目立たない部分を叩いてください。この時タオルに色がつかなければ大丈夫です。もし色がつくようなら洗濯した際に色落ちしてしまう可能性があるので、できれば手洗いで洗った方がいいですね。

色の落ち具合は洗浄液の温度や時間、使用する洗剤などでも変わるのでテストするときは必ず実際に使う洗剤で試してください。

ニットは洗濯機で洗える

ニットは洗濯機で洗うことができますが、一番ベストは手洗いです。手洗いならば洗いながら汚れの落ち具合や色落ちなどを確認しながら洗うことができるので心配が減りますね。

洗濯機で洗う場合は必ずドライモードなどの優しく洗える機能で洗います。これで型崩れなどを軽減することができます。

洗濯機の場合は洗濯ネットを使いますが、ネットに入れるときは洋服を裏返して畳んでから入れます。これによって形崩れや毛玉の防止になるので必ず裏返しましょう。

洗剤も通常の洗剤ではなくおしゃれ着洗いの中性洗剤を使用します。中性洗剤には縮みにくくする成分平滑剤やシリコンなどが入っているので洗濯による縮みを軽減できます。通常の洗剤だと蛍光剤や漂白剤などの成分で白っぽくなってしまうことがあります。

最近掃除などで重曹を使っている方も増えていますが、ニットの洗濯にも重曹は使えます。重曹を使う場合は必ず手洗いで洗濯してくださいね。基本的に洗濯機で洗うことはできますが、タグについている洗濯マークをよく確認してください。

タグに洗濯機のマークがついているものは自宅で洗うことができる製品です。

干すときは伸びない干し方で

干すときのポイントは風通しの良い日陰で平干しにすること！

平干しできるスペースがない場合はピンチハンガーの上を使うと平干しにできます。通常のハンガーを使う場合は袖や裾が垂れないようにハンガーを３個つかって横に広げて干します。袖や裾が垂れてしまうと水分の重みで伸びの原因になります。

その他にも竿に直接干すこともできます。この時も袖や裾の垂れには注意してください。干す前に必ず形を整えてからほしてください。型崩れの原因になります。

今は平干し用ネットが１００円ショップなどでも売っていますので、一つ持っておくと便利だと思います。ニット素材は他の服と違って乾きにくいです。生乾きのままだと匂いや雑菌の原因になるので、完全に乾いているかどうかよく確認してください。

洗濯するときは要注意！

ニット素材はとてもデリケートです。今回色々と洗濯方法や干し方など紹介してきましたが、気を使うことが多いですよね。

でもポイントさえ押さえて洗濯すればクリーニングに持っていく手間とお金が省けます。この機会にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

どうしても家では洗濯できないニットもありますので、まずは確認が必要です。大事なことは使い分けです。自分で洗えるのか洗えないのかを確認してクリーニングと上手に使い分けすることが大事です。

洗濯できないニットやこれは自分で洗えるのかどうか分からない・・・というものはクリーニングに持って行って相談してみましょう。これでこれからはニットを買うときにも洗濯どうしようと悩まずにおしゃれを楽しむことができますね！

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