生活費の効果的な節約法とは、どういったものでしょうか。節約によって得られる事とは、どのようなものでしょうか。
やみくもに、ただ安く購入することの積み重ねでは、精神的に疲れてしまい続けることが出来なかったり、せっかく購入した商品を生かせなかったりと、節約の先にあることを得るまでに至らなくては、意味がありません。
大切なことは、節約の先にしっかりとした目標を立てることです。
そして精神的、肉体的に疲れることなく、ムリせず続けられることです。どのような節約が効果を得られる節約法であるか、具体的に考えてみましょう。
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続けられる節約法とは
人はそれぞれ違いがあるように、生活や楽しみ、これだけは外せない何かも、それぞれに違います。万人に同じように節約してみても無理が生じて続けられません。
そうならないよう、自分に合った節約法を見つけてみましょう。
生活を見直してみる
人も生活も、それぞれに違いがあるのですが、それは家族単位になっても同じです。
一人暮らしであるか、就学前の子供のいる家庭であるか、小学生からの育ちざかりの子供を抱える家庭であるか、子どもの独立後の夫婦だけの家庭であるか。
それぞれにお金の必要な項目が違います。必要なところ以外にお金が流れ過ぎていないか、全体の流れを点検してみましょう。
目標を立てる
「毎月赤字で何とかしなくては」と節約を初めて続けるうちに、ただ「貯めること」や「安く購入すること」が目標になってしまっていませんか。それでは、飽きてしまったり、虚しさだけが残ったり、生活が殺伐としたものになりかねません。
まとまった休日に旅行に行くための資金であるとか、欲しいあの商品を購入するためであるとか、特に何もなければ、次にそろそろ故障しそうな、高額な家電製品の購入に備えてプールしておくなど、なるべく具体的に目標を立てておくとよいでしょう。節約は、より良くお金を使うためにするものなのです。
もう少し長いスパンで考えてみる
1年から数年先の目標を立てるのは楽しいことですが、10年先、20年先はどうでしょうか。少し不安がよぎるかも知れません。その時、自分は何をしていたいか、どうありたいかを考えることで、そんなちょっとした将来の不安を夢に変えることができます。
夢を叶えるために「何年先くらいには、いくらくらいの貯えを」と、少し長めのスパンの目標を立ててみましょう。先の長いプランですから途中で軌道修正してもかまいません。
お金の流れをつかむ
出費には毎月決まって支払われるお金と、日常的な買い物で出て行くお金があります。毎月決まって支払われるお金を固定費といい、住宅や自動車のローンや各種保険料、光熱費、通信費などのことをいいます。
節約というと、普段のスーパーなどでの買い物で特売日にまとめ買いをするなど細々とした買い物を一円でも安く購入することを思い浮かべがちで、もちろんそういったことも大切ですが、毎月の支払の中から、必要以上の出費になっていないか見直し、出費を抑えることも大変効果的です。
固定費の見直し
支払方法の見直し
光熱費や通信費などの公共料金の支払い方法を見直してみましょう。光熱費の種類によっては口座振替割引で郵便局やコンビニで窓口払いするよりも若干ではあるものの安くなります。
また還元率の良いクレジットカード払いなら、ポイント加算という形ではありますがお得になります。
銀行によっては口座振替数をポイント加算して高ポイントになるほど、お得なサービスを得られる仕組みになっていたりしますので、固定費の支払い方法は、よく調べておくとよいでしょう。NHKの受信料や国民年金を一年分まとめ払いをすると年間数千円のお得になります。
節電対策は契約アンペアから
普段から使っていない部屋の照明を小まめに消し、コンセントを抜いておくなども大事な心得ですが、家全体の電気の使用量を考え節電するために一度、現在の契約アンペア数を調べてみます。次に家中の家電製品のアンペア数を調べて書き出してみます。
そして、今より一つ下げたアンペア数で契約します。一度に使う家電の合計アンペア数を考慮しながら、ブレーカーが落ちないよう電気の使用を抑える日常生活につなげます。
古い家電製品の買い替え
最近の電化製品の省エネ化には目を見張るものがあります。10年を過ぎて使用している製品については思い切って買い替えるとよいでしょう。
また、LED照明は長時間使用している部屋から取り替えると効果が期待できます。電気代は固定費の中でも大きなウエイトを占めます。製品の省エネ化も進んでいることから比較的簡単に電気代を抑えることが可能です。固定費を抑えるためには大きな効果を発揮するでしょう。
無理せず日常生活から節約
お買い得をムダにしない
特売日のまとめ買いや値下げ品は節約の強い味方です。しかし、せっかく買った食材を冷蔵庫の中で悪くしてしまったり、賞味期限が過ぎてしまって捨ててしまったりしてはムダになります。冷蔵庫の庫内は何が入っているかを見やすく整理しておくことで、うっかり食材をムダにしてしまうことがないようにしましょう。
そして、家にある食材だけで献立をたてて作れるように腕を磨きましょう。初めのうちは、なかなか難しいですが、インターネットのレシピサイトを活用するなどして普段から献立力を磨いておきます。そうするうちに必ずできるようになります。お得に買った食材を使い切ってしまうことは何よりの節約です。
食材以外にも、日用品、特に百円ショップなどでつい買ってしまって、結局使わずに捨ててしまうことのないよう本当に必要な物か、よく考えて買うよう心がけましょう。
この「自分にとって本当に必要か」と考える習慣は、商品一つを購入する時だけでなく、地震のライフプランを考える時にも大きな力となります。普段から磨いておくとよいでしょう。
お風呂でのお湯の節約
家庭での水道使用量の約1/4はお風呂で使用されます。この量をぐっと節約できれば効果が上がります。
特にシャワーは15分使用することで、バスタブ一杯ほどの量となってしまいますので、節水タイプのシャワーヘッドに替えてみたり、シャワー自体の使用を止めバスタブにはったお湯のみで済ませたりすることがお風呂での水道使用量を大きく抑える助けとなります。
また、残り湯は洗濯、お風呂場の掃除、洗車、庭木の水やりなどに再利用するのは言うまでもありません。
他人とは違う自分だけの豊かな生活のために
家計簿などから、お金の流れを見直し、出費の大きいところから削っていくことで、あまり細かい出費に目くじらを立てず節約を続けることができます。お金の流れを見直す中で、自分には必要なものと、切り詰めても大丈夫なところが見えてきます。
たくさんのムダな物に囲まれて暮らすのでなく、本当に自分が好きな物、必要なことの中で豊かに暮らしていくことが節約から得られる果実です。それは決して他人と同じ生活ではありません。
節約によって、生活を枯らしてしまうことのないよう、あなただけの上質な人生を手に入れてください。
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