ナポレオンもびっくりの睡眠時間ですよね。ナポレオンは確か1日3時間の睡眠だったと思います。
でもキリンについては本当です。どうしてそんな睡眠時間なのでしょうか?
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目次
キリンの睡眠時間はどうして短いの?
「キリンさんはどうやって寝るの?」と子供に尋ねられたら、あなたはどのように答えますか?
「○○ちゃんと同じようにして寝るんだよ」と答えてしまったら、それはウソです。
ですからちゃんと説明できるようにしておく必要がありますよね。
キリンは驚くほど睡眠時間が短い動物ですが、彼らの体がそのような作りとなっているのにはちゃんと理由があります。
では幾つかご紹介させていただきます。
キリンの睡眠時間が短い理由その1:草食動物だから
キリンは肉食ではなく草食です。キリンのような草食動物は睡眠時間よりも、食事をすることに時間を費やします。
それはカロリーをきちんと摂るためです。キリンなどが食べる草は、人間の食事に例えるならサラダのようなものなので、非常に低カロリーです。人間はバランスよく食事をしてカロリーをコントロールすることができますが、キリンは肉を食べることができないので、草だけであの大きな体に十分なカロリーを補う必要があるのです。それで彼らは睡眠よりも食べることを優先しているというわけです。
キリンの睡眠時間が短い理由その2:敵に襲われないようにするため
キリンは背が高く足も長い動物ですが、非常に足の遅い動物です。
そのため、ライオンなどの肉食獣に追いかけられるとひとたまりもありません。
ですから常に警戒を怠らないためにキリンは短い睡眠しか摂らないのだと言われています。
また警戒のためなのか、立って寝ることもあるようです。人間には考えられない離れ業ですね。
ここまでで、キリンの睡眠時間が非常に短い理由をご紹介いたしました。
キリンはあまりにも睡眠時間が短いため、キリンは眠ると死ぬ、という伝説もあるようです。
とはいえ、20分が彼らのベストな睡眠時間なのですから大丈夫でしょう。
キリンには短い睡眠以外にも面白い特徴がたくさんあります。次はその点を少しご紹介してみたいと思います。
睡眠時間以外にもたくさんある興味深いキリンの特徴
睡眠時間以外にも興味深いキリンの特徴はたくさんあります。
彼らはアフリカの大地で生きていくための知恵が詰め込まれた動物です。では幾つかご紹介いたしましょう。
キリンの興味深い特徴その1:舌
キリンの体の中で首と同様に長い部分があります。それは舌です。キリンの舌はなんと45センチもあるのです。
この舌は非常に器用に動くため、キリンが食べるアカシアの木の鋭いとげを、難なくかわして葉っぱを食べることができます
また、キリンは舌を使って顔の周りによってきた虫をお追い払うことも出来ます。
人間でいうと手のような役割をキリンの舌は果たしているのですね。
キリンの興味深い特徴その2:キリンの体力
キリンは食事を始めると、一日で66キロもの餌を食べますが、えさのない時は6キロくらいの餌で生き延びることができると言われています。
アフリカの荒野の厳しい環境では、たくさんの食事にありつくことができない場合もたくさんあると思いますので、キリンのこの特徴はアフリカの大自然で生きていくのに欠かせないものです。
キリンは非常に順応性のある動物なのですね。
まとめ:キリンの特徴は大自然を生き抜くために欠かせないもの
この記事では、キリンの驚くべき特徴について幾つかご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
キリンの睡眠時間は人間とは比べ物にならないほど短いものですが、その特徴は食事に時間を割くため、また敵から身を守るための大切な役割があります。
また、キリンの舌や、並外れた体力も、彼らがアフリカの大自然の中で生きていくために無くてはならないものです。
動物園に行ったときにキリンを見たなら、彼らのたくましさについてお子さんと一緒に考えてみるのはいかがですか?
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