「猫を飼い始めたんだけど、いつも寝てる…これって普通なの?」「猫ってなんであんなにいつも寝てるの?」あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
あなたの愛猫と幸せに暮らすためには、猫の睡眠について理解し、何か正常で何が異変なのかについて理解できるようにしておくことが大切です。
本記事では、猫の睡眠時間と眠りの特徴についてご紹介していきます。是非参考にして頂き、あなたの愛猫の睡眠について理解しましょう。
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目次
1.猫の睡眠時間と眠り方の特徴で分かる状態
愛猫と楽しく過ごすためには、猫の睡眠時間や眠りの特徴について理解し、愛猫の健康状態について理解できるようにしておくこと が大切です。
猫の睡眠は人の睡眠と異なる点が多く、飼い主であるあなたが猫の睡眠の特徴や寝相などの仕草の意味するところを理解してあげることで、愛猫も気持ちよく過ごすことができるようになります。
猫の睡眠時間や眠りの特徴については、次のものを理解しておくと良いでしょう。
- 猫の睡眠時間
- 猫の眠りの特徴・サイクル
- 猫の寝やすい場所
- 猫が眠いときは
- 猫の寝相・寝姿で分かること
- あなたが愛猫にしてあげられること
では、それぞれの項目について以下で見ていきましょう。
1-1.猫の睡眠時間
猫の睡眠時間は、およそ 人間の睡眠時間の倍程度の時間が必要 となります。
元来猫は、狩りをして生活をする「 肉食動物 」です。そのため、狩りをする時間以外は睡眠をとってエネルギーを節約する習慣があるのです。
猫の睡眠時間は、平均的には次のようになります。
- 子猫 の場合:18〜20時間程度
- 大人の猫 の場合:14時間程度
もしあなたが猫を飼いたてて、「何でこんなに寝てるんだ?どこか変なのか?」とお考えであれば、心配することはありません。猫には人間の倍程度の睡眠時間が普通なのです。
1-2.猫の眠りの特徴と睡眠サイクル
猫の睡眠は、周囲に異変が起きたらすぐに反応して回避できるように、ほとんどの時間が浅い睡眠になっています 。
上記でも紹介したように、元来は野生で狩りをして生活をしてきたため、当然のことながら寝込みを襲われるという危険性もありました。浅い睡眠の状態では、周囲に物音や異変が生じたらすぐに目覚めることができます。また、目覚めて危険がないと確認したら、再度眠りにつきます。
猫の睡眠は、人間と同じ様に浅い睡眠であるレム睡眠と深い睡眠であるノンレム睡眠で構成されます。しかし、睡眠のサイクルが人とは異なります。猫の睡眠サイクルは次の通りです。
- 浅い睡眠であるレム睡眠:30〜90分程度
- 深い睡眠であるノンレム睡眠:6〜7分
レム睡眠の間には記憶の定着などが行われる他、夢を見ていることがあります。寝ているのに走っているような仕草をしたり、体をなめて毛繕いをしていたら、夢を見ているんだなぁと見守ってあげましょう。
ノンレム睡眠は、脳を休息させ、心身の健康を保つのに非常に重要な役割を担っています。人間であればノンレム睡眠の割合が8割程度になるため、ここが最も猫と人間の睡眠とで異なる部分であると言えます。
レム睡眠の間は、起こそうとすれば起きてくれますが、猫も睡眠不足になるとイライラしやすくなったり、健康に問題が出てくる場合もありますので、隅っこなどで休んでる愛猫がいくら可愛くてもちょっかいは出さないようにしてあげましょう。
1-3.猫の寝やすい場所
猫は、安全性が高く、温かくて落ち着ける場所で睡眠を取る傾向があります 。
具体的には、寝る場所に関して次のようなポイントを好んで選ぶことが多いです。
- 快適な温度の場所:21〜23℃程度が適温。ぽかぽか陽気のベランダや車の上、飼い主のひざの上など
- 暗い場所:猫は本来夜行性であるため、光の刺激に過敏になる場合があります。そのため、暗い場所に忍び込んで寝ていることがあります。
- 高くて見通しの良い場所:冷蔵庫やタンス、イスの上などが大好きです。
- 狭い場所:段ボールの中や袋の中、押し入れや洋服ダンス(!)の中など
- 部屋の隅っこ
- 自分を守ってくれる存在の近く:眠っている間に自分を守ってくれる、母親や飼い主のあなたの近くですと猫は安心して眠ることができます。
また、猫は自分のお気に入りの場所を見つけたら、そこを自分の睡眠スペースとして同じ場所で寝ることが多くなります。しかし一方で、いつもの睡眠場所と全く違う場所で、見つけづらい場所で寝ていた場合、何かしらの病気を抱えている可能性もあります。
自分が弱っている時に襲われたら逃げることができないため、病気などを起こすと隠れようとするのです。もしあなたの愛猫が隠れて出てこない場合には、注意して見てあげることが大切です。
1-4.猫が眠いときは
猫には、 寝る前の独特の仕草 があります。寝る前の仕草を理解し、猫の睡眠をあまりたくさん邪魔しないようにしてあげることが大切です。
猫は眠くなってくると次のような仕草・特徴が出てきます。
- 手足が温かくなる:体内の内部温度を下げ、眠気を促しやすくします
- 毛繕いをして寝る体勢を整える
- 鼻先や手足の肉球が赤身を帯びてくる
- 眠たくてしょうがない目になる
猫には長い睡眠時間が必要です。このような仕草を猫がしだしたら、猫が寝やすいようにそっとしておいてあげると良いでしょう。
1-5.猫の寝相・寝姿で分かること
猫には様々な寝相や寝姿があり、それぞれ温度調節や警戒心などと関係しています 。
猫の寝姿と温度調節、警戒心の関係は、具体的には次のようになります。
- 丸まって寝る:気温が低く熱を逃がさないようにしている、警戒心が強い
- 横にゴロンと寝転がり手足を伸ばしている:体温は快適な状態、少しだけ警戒をしていて何かあったら逃げられる体勢
- お腹を見せて万歳している体勢:熱くて体温を外に出そうとしている、警戒心皆無で安心しきっている
温かい夏の日にあなたの愛猫がお腹を見せて万歳している可愛い姿を見れるように、少しずつ信頼関係を構築していきましょう!
1-6.あなたが愛猫にしてあげられることは
猫は基本的に放っておいて大丈夫ですが、 普段と違う行動をしている場合は何かしらの病気などを疑って、気にかけてあげることが大切 です。
猫の病気を知らせるシグナルには、次のようなものがあります。
- ご飯の時間になっても現れずに寝ている
- 寝ている時に体がぴくぴくと痙攣している
- 寝ている時に大量のよだれを垂らしている
- 普段と違う場所で隠れるように寝ている
上記の様なシグナルを猫が出している場合は、何か異常や病気がないかを確認してあげることが大切です。必要であれば、動物病院の先生に相談してみても良いでしょう。
まとめ
ここまでで、 猫の睡眠時間と眠りの特徴についてご紹介してきました。猫の睡眠時間は人間と比べると異常に長く、また眠りも独特です。
猫の睡眠や睡眠時間について理解してあげることは、猫の健康のためにもとても大切なことで、あなたと愛猫の幸せな日々を守る上で重要なことです。
是非、本記事をご活用頂き、あなたの愛猫の健康と眠りを守ってあげて下さい。
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