衣替えの時期が近づくたびに悩んでしまうのが、洋服の収納方法ですよね。
2013年にマイナビ賃貸が行った収納に関するアンケートによると、収納スペースを一番割いているものの第一位は洋服という結果が出ています。
洋服は毎日着るものなので、どうしても増えてしまいがち。
洋服が増えすぎて収納に困り、本やインターネットなどで洋服の収納アイディアを探している人も多いことでしょう。
しかしせっかく良い収納アイディアを見つけても、自分の生活に合わなければ上手に収納することができません。
実は、洋服の収納アイディアを上手に活用するためには、上手に行うためのコツがあるんですよ。
そのコツを知ることで、洋服の収納アイディアを上手に活かし、スッキリして使いやすい洋服収納を実現させることができるでしょう。
そこで今回は、洋服収納のコツとアイディアをお伝えし、洋服収納の困りごとを解決していきます。
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上手に行うコツ5つ
洋服収納アイディアを上手に活用するためには、まず洋服を収納するための基本を知っておきましょう。
洋服収納を上手に行うためのコツは次の5つです。
今ある洋服の量を把握する
自分の持っている洋服がどれくらいあるか把握していますか?
よく着る洋服については把握している人が多いですよね。
しかし、めったに着ない洋服となると途端にわからなくなるものです。
衣替えをしていたら、存在を忘れていた洋服が出てきたという経験がある人も多いはず。
洋服収納を上手に行うためには、まず自分がどれくらい洋服を持っているかを知らなくてはいけません。
なぜなら、持っている洋服の量に合わせて収納しなくてはいけないからです。
持っている洋服の量が把握できれば、どの収納アイディアを活用するかを決めることができますよ。
持っている洋服の量を把握する方法は簡単。
全ての洋服を一か所にまとめて出すだけです。
人が管理できる洋服の枚数は100枚まで
全ての洋服を一か所に出してみると、その量の多さに驚きますよね。
多くの人が、自分の想像しているよりも多くの洋服を持っているもの。
実は人が管理できる洋服の枚数は、一般的に100枚までと言われています。
ワンシーズンで25枚となると、しっかりと覚えることができるので管理も簡単になりますよ。
収納というのは、管理しやすくするためのアイディアでもあります。
自分で管理ができる枚数になるよう、断捨離も行いましょう。
収納する場所の適正量は80%
自分の洋服を管理できる枚数にできたら、次は収納場所の適正量を知りましょう。
取り出しやすく見やすい収納にするためには、洋服は収納場所の80%の量にします。
100%にしてしまっては、新しい洋服を買った時に収納することができません。
また洋服が重なりくっついてしまうので、取り出しにくくなってしまいます。
どんなデザインなのかも見にくくなるので、洋服の管理が難しくなってしまいますよね。
洋服は一目でわかるように収納したほうが、服選びの時短にもなりますよ。
誰が見てもわかるように収納する
実際に洋服を収納するときに一番気を付けなければならないのは、どこに何があるかを誰が見てもわかるようにしておくことです。
一番簡単な収納方法は、場所を決めてラベリングしておくこと。
収納場所が決まっていないと、うっかり空いたスペースに置いてしまいがちです。
まずは洋服の種類別に収納場所を決めましょう。
場所を決めたら、次はラベリングします。
ラベリングは、基本的な収納アイディアの1つ。
ラベリングしておくと、収納しない時にも見ることで意識付けができるので、洋服をあちこちに置くようなことはなくなるでしょう。
収納道具を活用しよう
使い勝手も見た目も美しい洋服収納にするためには、収納道具を活用しましょう。
現在収納道具は多くの種類が販売されています。
収納道具を選ぶポイントは、しまいたい洋服と使いたい場所に合うかどうか。
厚いコートをしまいたいのに浅いケースだと数が入りませんし、高い場所にしまうのに重いケースは向きません。
意外とやってしまいがちなのが、収納場所のサイズに合わないものを買ってしまうこと。
サイズの合わない収納道具では、どんなに素敵な収納アイディアを持っていても生かすことができません。
収納道具を使用する時には、必ず収納場所と道具の両方のサイズを測るようにしましょう。
ベストアイディア5つ
その中でも誰でも簡単に取り入れることができ、どんな収納場所でも使える洋服収納ベストアイディアを紹介します。
ハンガーは洋服に合わせて選ぶ
吊るす収納に欠かせないアイテムと言えば、ハンガーですよね。
昔からよく見る針金ハンガーや、最近人気の滑らないハンガーなど、多くの種類が販売されています。
実はハンガー選びは洋服収納において、とても重要なんですよ。
なぜなら、洋服の形状にあったハンガーを使用しないと、型崩れしたりしわになってしまうから。
洋服を綺麗に収納するためにも、ハンガーは洋服に合ったものを選びましょう。
その際に、種類ごとに同じハンガーで統一するというアイディアを活用すると、一目で種類を見分けることができ、見た目にもきれいになりますよ。
さらに、ハンガーの保有数を決めておけば、ハンガーの数だけしか購入できないので、洋服が増えすぎる心配もなくなることでしょう。
洋服をたたむ時には四角く同じサイズに
洋服を引き出しに収納する時に使えるのは、四角く同じサイズにたたむというアイディア。
四角くたたむことで、コンパクトにすることができます。
薄手のシャツなどのかさばらない洋服なら、同じサイズにたたんだものを引き出しの中であえて縦向きと横向きに入れてみましょう。
向きを変えてしまうことで、洋服そのものが仕切りの役目を果たし、取り出した時にも形が崩れずに済みますよ。
また、冬物などたたむとかさばってしまう洋服は、収納するケースの幅と高さに合わせてたたみます。
ケースを立てて積み重ねるように入れていくと、上になっている服の重みで下の服に圧力がかかるので、洋服をより多く収納することができます。
実際に取り出す時には、本の背表紙のように並んでいるため、洋服選びも楽に行うことができるでしょう。
セーターやフリースは丸めて
冬物の洋服の中でもセーターやフリースは、たたむのも一苦労ですよね。
その場合には、丸めて収納するのも一つのアイディアです。
丸めて収納する方法は、ぐちゃぐちゃになりやすい子供服の収納にも向いています。
袖を内側にたたんだら、端からクルクルと巻いていきます。
そのままでは巻き戻ってしまうので、ヘアゴムや傷んだストッキングを紐代わりにして結んでおくと良いでしょう。
巻いた洋服の高さを引き出しの深さに合わせておけば、引き出しに立てて収納することができますよ。
引き出しの前後で季節分け
引き出しに奥行きがある場合には、引き出しの手前と奥で季節分けをするのも良いアイディアです。
衣替えは時間も労力もいるので、ストレスを感じやすく面倒だと思う人も多いでしょう。
しかしこの方法なら、引き出しの前後を入れ替えるだけでいいので、あっという間に衣替えを終わらせることができますよ。
より簡単に終わらせるためには、引き出しの中にかごを入れて収納すれば、かごの入れ替えだけで衣替えを終了となることでしょう。
たたみじわ防止にはA4用紙を挟もう
洋服をたたんで収納する時に気になるのが、たたみじわ。
収納している時間が短ければしわもきになりません。
しかし長い期間たたまれた状態だと、どうしてもたたみじわがついてしまいます。
そのたたみじわを防ぐのに有効なのが、たたむ前にA4用紙を挟むというアイディア。
ワイシャツを買うとほとんどの場合、中に白い紙が一枚挟んであります。
実は、その紙にはたたみじわを防ぐという大切な役目があるんですよ。
A4用紙を1枚挟むだけで、洋服の間に適度な隙間が生まれるので、長い期間収納していてもしわがつきにくいのです。
ぜひ一度試してみてください。
オススメの収納用具
次に、洋服の収納に欠かせない収納用具を紹介します。
収納道具を上手に使うためのアイディアも参考にしてみてください。
引き出しケースは着る頻度が高い服用
洋服の収納によく使われるのが、引き出しケース。
部屋にそのまま置くこともできますし、クローゼットや押入れの中に入れて使うこともできます。
クローゼット用や押入れサイズなど、使う場所に合わせたサイズ展開も豊富です。
そんな引き出し収納は、取り出しやすい高さになっているので、着る頻度が高い洋服を入れましょう。
洋服の種類ごとに引き出しを分ければ、使い勝手も良くなります。
また、同じタイプの引き出しケースで統一しておけば、引き出しごと変えるだけで衣替えを行うことも可能でしょう。
布製の軽量ケースは高い場所の収納に便利
布製の軽量ケースは、クローゼットや押入れの枕棚などの高い場所の収納に便利です。
ケースそのものが軽いので持ち抱えやすく、使わない時には小さくたたんでおけば、邪魔になることもありません。
取っ手のあるものならば、より出し入れがしやすくなります。
現在では取っ手の向きも横だけでなく縦のものも出てきていますので、自分が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
衣装ケースはシーズンオフ用
大きな衣装ケースは、シーズンオフの洋服を入れておきます。
しばらくは使わないものなので、ふたがしっかりとできるものが良いでしょう。
この衣装ケースも同じものをそろえると、きれいに重ねることができます。
またクローゼットや押入れの下部に収納することが多いので、コロがついたものを選ぶと移動が楽になりますよ。
長い期間入れておくと、どこに何があるかわからなくなるので、見えるところにラベリングしておくことをおすすめします。
引き出しの中の仕切りにはA4クリアファイル
引き出しの中に違う種類の洋服を収納する時には、かごや仕切り板を使いますよね。
引き出しのサイズにぴったり合えばよいのですが、なかなか上手に組み合わせができないことも。
そういう時に使えるのが、A4クリアファイルを使うアイディア。
クリアファイルは10枚で100円前後とお財布に優しく、柔らかい素材なので加工が紙のように簡単です。
それでいて丈夫なうえ、半透明なので中身を見やすいというとても便利なものなんですよ。
A4クリアファイルの仕切りの作り方は簡単。
- クリアファイルを切り開く。
- サイズを決めてハサミでカット。
- テープで貼って組み立てる。
よくある引き出しの深さだと、仕切りの高さを8cmで作るとちょうどいい高さになるでしょう。
クリアファイルなので、直接油性ペンで書き込みもできますし、好きなテープでアレンジしてかわいくするのもいいですね。
オススメの収納スペース
最後に、おすすめの洋服収納スペースと使い方のアイディアを紹介します。
クローゼットは無駄なく使おう
洋服を収納するスペースで一番最初に思い浮かぶのは、クローゼットですよね。
ほとんどの人が洋服をクローゼットにしまっていることでしょう。
クローゼットには、吊るす収納としまう収納の両方の機能を備えることができます。
その機能を余すことなく使うためには、空間を無駄遣いしないアイディアを活用しましょう。
まず最初に、吊るしている洋服は高さを揃えます。
次に、その高さに合わせて引き出し収納の高さと置き場所を決めましょう。
たったこれだけで、吊るす洋服の収納場所が定位置化されるので、片付けやすくなりますよ。
押入れは奥行きを活かした収納を
押し入れはクローゼットに比べると、奥行きがあります。
その奥行きを活かした収納アイディアを使用すると、使い勝手が良くなります。
奥にシーズンオフの洋服、手前にオンシーズンの洋服を置くのが基本です。
入れ替えしやすいように、収納用具はコロが付いているものを選びましょう。
また吊り下げ収納をする時には、誰でも簡単につけることができる突っ張り棒がおすすめです。
壁に穴を開けないので、賃貸物件でも使えるアイディアです。
小さな子供の登園準備はリビングが便利
小さい子供がいる家庭なら、登園準備程度の洋服の量であればリビングでオープン収納にするのも、一つのアイディアです。
登園準備程度なら洋服の量も少ないので、リビングに収納しても邪魔になりません。
オープン収納にしてしまえば、子供も何がどこにあるかわかるので、自分で着替えるきっかけになることも。
朝の忙しい時間のストレスを減らすことができるかもしれません。
まとめ
毎日着るものだからこそ、増えてきてしまう洋服。
上手に収納するには、定数と定位置を決めることが大切です。
収納とはしまい込むことではなく、物を使いやすい状態に収めることを言います。
あなたに合った洋服収納のアイディアを活用することができれば、悩んでいた洋服収納の悩みも解決し、快適な生活を送ることができるでしょう。
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