細く引き締まったウェストは女性なら誰もが憧れるものですが、同時においしいものをお腹いっぱい食べたいという欲求も、誰もが持ち合わせています。
お腹は普段洋服で隠れていますから、脚や腕に比べるとケアがおろそかになってしまっている方も多いのでは?
秋から冬にかけては露出が減るせいで体型がゆるんでしまう傾向にありますが、暖かくなってくると、やはり春夏ものをカッコ良く着こなすためにもスリムな身体を手に入れたい気持ちが湧いてきますよね。
今日からでも思い立ったら始められるウェストに効くダイエット方法と、ウェスト痩せのために必要なポイントについて解説していきます。
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目次
メタボ腹を作ってしまう原因と食生活について知ろう
他の場所はあまり太って見えないのに、お腹だけが出ている場合は内臓脂肪がついてしまっている可能性があります。
元々腹部には骨がないので内臓を守るために脂肪がつきやすいものなのですが、運動不足や不摂生でもともとそこにあった筋肉が落ち、さらにそこに余計な脂肪がつくことでぽっこりと出っ張ったメタボ腹を作ってしまうのです。
しかし、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて比較的落としやすい脂肪だと言われています。気づいたときから節制を心掛け、正しい対処をしていけば短期間でお腹周りについた贅肉を落とすことが可能なのです。
食物繊維とタンパク質を重視した食事を心がける
お腹周りに脂肪がついてしまうのは、第一にカロリーの採りすぎが原因と言えます。しかしただやみくもに食べる量を減らしてしまうと、前述したように筋肉が落ち、その部分に脂肪だけがついてだらしない体型を作ってしまいかねません。
筋肉を落とさないようにするためにはたんぱく質を多めに採るように心がけましょう。タンパク質は筋肉を作るもとになる栄養素ですから、ダイエット中でも意識して摂取することで筋肉を落とさずに脂肪だけを効率よく落とせます。
また、食事を減らす時には食物繊維を採るようにするのもダイエットの基本です。食物繊維は食物の消化を遅くしてくれる効果がありますから、食後の急激な血糖値の変化を抑えることができ、満腹感が持続します。
空腹感を抑制することで食べ過ぎや間食のしすぎを防止できますし、食物繊維によってお通じが良くなれば便秘によるポッコリお腹も解消します。
タンパク質が採れる食物
卵、魚や肉、チーズなどの乳製品からは動物性たんぱく質が得られます。大豆、じゃがいも、白米や玄米、小麦粉などからは植物性たんぱく質が採れます。
動物性たんぱく質のほうが人間にはなじみやすい傾向がありますが、反面動物性たんぱく質に含まれる脂質から悪玉コレステロールが増えてしまうリスクもあります。
悪玉コレステロールを増やす脂質は主に肉類に含まれていますので、その点に不安があれば魚を食べるようにすればよいでしょう。
植物性たんぱく質は脂質が低くダイエットにはうってつけなのですが、アミノ酸のバランスも低いので、体内で栄養素に変わりにくいというマイナス面もあります。
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の良い面と悪い面を知り、バランスよく組み合わせて摂取するようにしましょう。
食物繊維をふくむ食べ物
りんごやバナナなどの果物類、しいたけやえのきなどのきのこ類、わかめやこんぶなどの海藻類には水溶性食物繊維が含まれています。
大豆やいんげんなどの豆類、ブロッコリーやごぼうなどの野菜、さつまいもや里芋などには不溶性食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は胃の中でゲル状に変化し、糖質の吸収を抑えてくれるほか、便を柔らかくして排出しやすくしてくれる働きがあります。
不溶性食物繊維は水分を吸収してふくらみ、腸を刺激して便の排出を促してくれるほか、有毒物質を排出するデトックス効果も望める反面、採りすぎると逆に便秘を起こしてしまう可能性もあります。
理想的なバランスとしては水溶性食物繊維を2とした時、不溶性食物繊維は1の割合で採るのが望ましいとされています。食物繊維はいたずらに摂取しすぎるとお腹が張ってしまったりしがちなので、適切な量を採るようにしてください。
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ダイエット系炭酸飲料は控えめに!でも水分は忘れずに
暑い時期にはシュワシュワした喉越しが楽しい炭酸飲料が恋しくなりますが、お腹を凹ませたいなら我慢してみて下さい。
炭酸飲料は腸の中のガスを増やしてしまうほか、最近人気のダイエット系炭酸飲料によく含まれている人工甘味料は様々な体のトラブルを引き起こすことが知られています。
一時的に満腹感を得る方法として炭酸飲料を勧める向きもありますが、腸にガスの溜まりやすい体質の人が炭酸飲料を採りすぎるとお腹が張って、ぽっこりと出てしまう原因になることもあります。
炭酸飲料にはしばしば大量の糖分や人工甘味料が含まれていますので、どうしても飲みたい時にはペリエ等の糖分の含まれていないナチュラルガスウォーターを飲むようにしましょう。
カロリーゼロ飲料にはご注意
ダイエットをしたいからといって、カロリーゼロの飲み物をたくさん飲むのはお勧めできません。
昨今は健康意識が人々の間で高まっているお陰で、カロリーゼロをうたう飲料が多く売られていますが、カロリーゼロの飲料を飲んでもそれで痩せるわけではありません。
人工甘味料と呼ばれるスクラロースやアステルパームのような物質は砂糖の何倍もの甘さを感じさせる働きがあるのにカロリーがほとんどありません。
しかし、脳がそれらを砂糖を勘違いしてインシュリンを大量に分泌してしまうため、人工甘味料ばかり摂取していると結果として太りやすくなり、メタボ腹を招いてしまうのです。
効果的に水分補給をするには
糖分や人工甘味料、アルコールなどが含まれた飲み物は避けるとしても、水分補給はダイエットに必要不可欠です。
私たちの体が脂肪を燃やす時には細胞の内外で水分を媒介してエネルギー生産が行われるため、代謝機能を高めるためにも水分を適切に採ることは生きていくうえでも、美容のためにもとても大切なことなのです。
加えて喉が渇いているという状態を、私たちは空腹と勘違いしやすい傾向があります。何か食べたいと思った時にも、お水やお茶などのカロリーを含まない水分を補給してみましょう。
具体的にお勧めできる飲み物として、ペパーミントティーが挙げられます。ペパーミントには空腹感を減退させる働きがあると言われていますし、温かい飲み物も胃を落ち着かせて穏やかな満腹感を与えてくれます。
ダイエット中にどうしてもお酒が飲みたくなった場合には、ビールよりも赤ワインをチョイスしてみましょう。
赤ワインに含まれるポリフェノールには高い美容効果があることが知られていますし、ブドウに含まれる「エラグ酸」には脂肪の燃焼を助ける働きがあると言われています。
腹筋だけでいい?ウェストを細くするためには
ダイエットをするにあたり、覚えておかなくてはいけないのは、体重の減少は食事の調整が必要なことが多く、運動だけでは目に見える効果は期待しにくいということです。
ただし、筋肉は運動をしなければ鍛えることができませんから、ただ痩せるだけではなく引き締まったカッコいい体形を手に入れたい場合には、正しいエクササイズを取り入れることも考えてみてください。
注意してほしいのは、お腹を凹ませたい一心でよくある腹筋運動をやりすぎないことです。ウェストを細くするには単なる腹筋だけでは効果が薄いですし、適切でない腹筋運動のし過ぎは背骨をいためてしまいます。
ポールを使ったツイストエクササイズ
お家で簡単にできるエクササイズとして、ポールを使ったものがあります。
・ポールを首の後ろにまわした状態で、両手でポールをつかんで立ちます。
・背中をまっすぐに伸ばし、足を肩幅に開きます。
・その姿勢で左右に腰をひねり、ツイスト運動を繰り返しましょう。
ウェストをキュッと引き締めるにはお腹の両脇の部分の脂肪を落とし、筋肉をつけることが大切です。このエクササイズを日に30セットくらい繰り返してみましょう。もちろん無理であれば、もっと少ない回数からチャレンジしてみて下さい。
メタボ腹はさまざまな成人病の引き金に。日頃から引き締まったウェストを維持しましょう。
お腹まわりにつく脂肪は脚や腕などについてしまうものよりも格段に落としやすく、目に見えて結果が出やすいのでモチベーションも上がりやすいと思います。
メタボリックシンドロームが問題視されていますが、内臓脂肪は高血圧や高脂血症などの恐ろしい成人病を引き起こす原因になると言われています。
内臓脂肪による肥満が悪化すると、血液のめぐりが悪くなり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞といった命にかかわる大病に発展することもあります。
お腹周りをスリムに保つことは、美容の観点からだけではなく、健康に生活していくうえでも役立つことです。最近スカートやパンツがきつくなってきたな、と思ったら、放っておかずに少しずつダイエットを始めてみましょう。
定期的に人間ドックや健康診断を受け、ご自分の状態を正しく把握しておくことも、忘れないでくださいね。
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