寒い時期は暖房も強くかけがちで、外と部屋の気温の差が大きくなります。しかし、気温の差が大きくなると、頭痛が起きやすくなってしまいます。
この際の頭痛にはいろんなタイプのものがあるので、それに合った対策を取ることが大事です。
そこでこの記事では、寒さで起きる頭痛の原因と対策方法をご紹介します。
頭痛を解消して、寒さに負けずに健康的に過ごしましょう!
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寒さで起きる頭痛の原因
寒さが原因で起こる頭痛はどのようにして起こるのでしょうか。ここでは、頭痛が起きる原因をご紹介します。
暖房の良くきいた部屋
寒い場所から暖房の良くきいた部屋に入った時
冬の場合、室外と室内でかなり気温差があるので体が慣れた温度が急に変わると頭痛になります。寒い外から暖かい部屋へ移動した時、寒さで縮んでいた脳の血管が急に広がるため、血管の周りに炎症が起きます。広がった血管と炎症が、感覚神経を刺激して痛くなります。これは片頭痛です。脈を打つのに合わせてズキンズキン、ガンガンと痛み、動いたり、頭を振ったりとさらに痛みが増す頭痛です。血行がよくなり過ぎると起こります。
暖房そのものによる酸欠や空気の影響
ストーブやファンヒーターの場合、どうしても室内の酸素が薄くなってしまい、酸欠状態になって頭痛が起きやすくなります。また、エアコンの場合は菌やハウスダストが溜まりに溜まったフィルターや機械内部を空気が通ってくるので、 新鮮な空気とは言いがたいです。もちろんクーラーの場合も同じことが言えます。
暖かい部屋から外へ出た場合
暖かい部屋から、寒い外に出た時、寒さで急に血管が縮みます。すると、首や肩の血行が悪くなり、筋肉が緊張して頭の周りが痛くなるんです。これは緊張型頭痛と呼ばれます。後頭部から首筋にかけて痛くなり、ハチマキで締め付けられるような、あるいは頭に重い石がのったような、圧迫感を伴う頭痛です。血行が悪くなると起きやすくなります。
冷え
冷えによる血液の循環の鈍りは、頭痛を引き起こすこともしばしばあります。これは、首の後ろ側に広がる僧帽筋と言う筋肉へ、栄養や酸素がうまく運ばれなくなることで発生する頭痛と考えられています。そして、冷えによる血の巡りの不良に血管の圧迫と神経の圧迫が重なると、緊張性頭痛が起こる時があります。
寒さで余計に肩・首・背中がこる
寒さで体が縮こまり、首や肩に変な力が入ることで肩こり、首こりが生じ、それが頭痛を引き起こすことが考えられます。慢性の肩こり、首こり持ちや猫背など姿勢の悪い人がなるようです。
寒さで起こる頭痛の対策方法
頭痛を予防する方法
- 部屋に入ったらすぐに上着などを脱ぐ
- 換気するか、自分自身が適当な間隔で外に出る
- 外に出る時は、マフラーや帽子をかぶって、頭や首を冷やさないこと
- 暖房をかけすぎない:設定温度は低めにして、重ね着をするなど工夫しましょう
- 下半身を冷やさない
- 肩から後頭部のこりを予防する
応急処置
片頭痛
この場合には、安静にして痛むところを冷やすと良くなります。
緊張型頭痛
この場合には頭と脚をいくらか高くして横になり、足もとと首すじ、あと両脇を温めてみると良いでしょう。ドライヤーとタオルでできる手軽な方法をご紹介します。
- 1.タオルを熱すぎない程度のお湯で濡らして絞ります。コリや冷えたと思う部位にタオルを当てます。
- 2.その上からドライヤーを当て、患部を温めます。お湯で濡らしたタオルを当てているので、肌も乾燥させずに温めることができます。
- 3.そのタオルを気になる部分へ乗せます。コリや冷えを感じていなくても、血流の滞りを予防できます。
これでも面倒だという方は花王「めぐりズム 蒸気の温熱シート」を使用しても良いでしょう。
ただし、頭痛は他にもたくさんのタイプがあります。命に関わるような深刻な頭痛もありますので、いつもと違うタイプの頭痛が起きたら、早急に病院へ行って下さいね。
まとめ
寒いと起きる頭痛の原因はいくつか考えられます。おさらいしておきましょう。
- 暖房の良くきいた部屋:片頭痛
- 暖房そのものによる酸欠や空気の影響
- 暖かい部屋から外へ出た場合:緊張型頭痛
- 冷え
- 寒さで余計に肩・首・背中がこる
タイプ別に応急処置は違いますが、基本は暖房をかけすぎない、体を冷やさない、コリを放置しないのが予防法と考えられるでしょう。この記事を参考に寒い季節を乗り切ってくださいね。
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