足浴を効果的に行うためには、お湯の温度や足を浸ける時間、お湯の量などに配慮することがポイントとなります。
本稿では健康に非常に良い効果をもたらす足浴についてのポイントをまとめています。
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目次
足は第二の心臓
足浴は足をお湯につけることです。足湯などということもあります。地方の温泉などでは足浴を用意している温泉もあります。足浴はくつを脱ぐだけで楽しむことが出来るので、入浴方法も便利であることが特徴です。
便利温泉などで足浴を経験された方は、非常に気持ちが良いとともに体全体がポカポカするなど体がスッキリする効果を感じられたのではないでしょうか。
足浴は単に足から全身を心地よくするだけではなく、健康に対して非常に良い効果をもたらします。
足は第二の心臓と言われるように、足を刺激することは非常に良い健康効果をもたらし、足浴も健康に良い効果を与えます。
足浴がもたらす健康効果は具体的にどのようなものなのでしょうか。
様々な足浴の効果
まず、足が第二の心臓と言われる理由は、足には様々なツボがあり、新陳代謝や血流の活性化などに様々な影響を及ぼすためです。
そして、足浴をすることで足が温まりツボが刺激されるために、健康に良い効果が生まれることとなります。
足浴がもたらす具体的な効果としては以下のようなものを挙げることができます。
足浴の健康効果3つ
①血行が良くなるので体全身が温まる
②副交感神経(リラックスをつかさどる自律神経)の働きが活発化して精神的にリラックスできる
③体の老廃物を除去するように体が働いてくれるために体が軽くなる
などの健康効果があります。
より具体的な効果・効能としては、高血圧・神経症や不眠症・リウマチ・糖尿病・しびれ・風邪・ダイエット・疲労回復等の効果があります。このように足浴は様々な健康効果をもたらします。
その他副次的なものとして、足の清潔性を保つことや爪が切りやすくなることなども足浴の効果と言えるでしょう。
体の免疫を高める
さらに足浴を継続することで、体の免疫効果が高まるという効果があることが確認されています。
40度前後のお湯で足浴を20分すると、ガン細胞に対する抵抗効果があるNK細胞が10人中7人増加したそうです。つまり、足浴はガンへの予防効果もあるということになります。
腎臓・肝臓の健康維持
足浴の健康効果はさらにあります。足浴は腎臓・肝臓に対しても良い効果を与えます。
腎臓や肝臓は様々な解毒作用を担う重要な臓器ですが、足浴をすることで新陳代謝が高まれば、腎臓や肝臓の負担が小さいままで体の老廃物を除去することにつながります。
足浴を継続すれば、腎臓・肝臓の健康も維持されることとなります。
このようにして足浴には非常に多種多様な健康効果があり、継続すれば寿命をのばしてくれるほどの健康効果が期待できるということができます。
効果的な足浴の方法
温度:38~40℃
足浴の効果的な方法としては、まず、洗面器・バケツなどに40度前後のお湯を用意します。
ただ、循環器系の病気をお持ちの方、高血圧症の方は血圧変動が生じるおそれがありますので、少しぬるめの38度程度がよいでしょう。
時間:10分
そして足浴の時間は10分程度が適切です。あまり長くするとお風呂に入っているのと同じようにのぼせてきてしまいます。足浴を効果的にするためには、時間は10分くらいとしておくことが効果的です。
10分程度足浴をしていると次第に汗ばんできますので、そのくらいが足浴を終える良いタイミングということができます。
浸かる高さ:くるぶしから指3本分上まで
お湯の量は、足のくるぶしから指三本ぶん上までがお湯に浸かるような量が最適です。
くるぶしから指三本ぶん上は、三陰交というツボがあり、ここを足浴のお湯で刺激することで健康にさらに良い効果を与えることができます。
足浴後:足首を20回回そう
さらに足浴を終えたあとには、足首を回すことでなお一層健康に良い効果が得られます。
足だけではなく肩や腰などの緊張もほぐれてとてもリラックスすることができます。足首は内側・外側にそれぞれ20回程度回すのが効果的です。
足浴後:水分を摂ろう
そして、足浴終了後は水分を補給することを忘れないでください。足浴により相当の水分が体から放出されていますので、十分水分を取って脱水症状にならないようにするとともに水分で新陳代謝をより良くします。
まとめ:足浴がもたらす健康効果・効果的な足浴方法のまとめ
以上、本文で述べました足浴の効果的な方法についてのポイントをまとめますと以下のようになります。
- 足浴をすると血行が良くなったり新陳代謝を促す効果があるために健康に対して様々な良い効果がもたらされます
- 効果的な足浴の方法としては、40度程度のお湯に10分間程度足をつからせるということが効果的です。ただし、高血圧症や循環器系の疾患をお持ちの方の場合には、足浴の際のお湯の温度は38度程度にしてください
- 足浴後は足首を回したり、水分を補給されることなどで足浴の効果を高めると同時に脱水症状の予防等の効果が期待できます
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