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ベッドのダニを駆除する方法

布団よりはダニが繁殖しにくいから大丈夫!と高を括っていたら体が痒くなってきた・・・。そんな人も多いはず。ベッドだからダニがいないとは限りませんよ。今回はベッドに発生してしまったダニを駆除する方法をまとめます。

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ダニの実態とは

そもそもどんなダニがいて、どんな影響を与えるのでしょうか。

どこの家庭にもいる

厚生労働省の調査で、ダニがいない家庭はゼロであったことがわかっています。しかし、ダニのすべてが人を刺すわけではなく、数%のダニが刺してくるようです。他のダニは、その死骸やフンがアレルゲンとなります。

一般家庭で調べたところ、掃除機で取れたホコリ小さじ1杯あたりに、平均500〜2000匹のダニの死骸があったそうです。つまり、うちは大丈夫!と胸を張って言える人はなかなかいないということです。

家庭に多いダニ

家庭に多く生息しているダニの種類は以下のようになっています。

⒈チリダニ類(ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニ)

⒉コナダニ類(ケナガコナダニ)

⒊ツメダニ類(クワガタツメダニ、イエダニ、ヒゼンダニ)

この中でも、ツメダニは生きているものが問題になります。人を刺したり、体に侵入したりしてしまうのです。特にヒゼンダニは疹俯症を引き起こします。

ダニを減らすポイント

ダニを減らすために殺虫剤などを使用する人もいると思います。しかし、殺虫剤や防虫剤は使用しないことがポイントです。業者にダニの駆除を依頼して、駆除後に残留成分を吸ってしまい、化学物質過敏症になってしまった例が多々あるそうです。特に殺虫剤が原因で化学物質過敏症になった人は重症になりやすいので要注意です。また、化学薬品は、耐性を持ったダニが増えてきて効果があまりない場合もありますよ。

ダニについてよく知っておこう

ダニについてよく理解し、ダニの弱いところを突いて、効率よく駆除しましょう。

⒈湿気対策

換気をよく行い、室内の湿気を追い出し湿度を下げることが大事です。また、天日干しをして布団の湿気を取ることも必要です。ダニは高温に弱く、摂氏50℃で死ぬからです。

⒉掃除機での掃除と洗濯

効率よく合理的に掃除をするためには、掃除機を使用することです。1㎡に対して1分くらい掃除機で吸ってしまいましょう。

ダニの住みかを減らす

カーペットをフローリングにしたり、布製ソファを合皮にしたり、ベッドマットを高密度織物(防ダニ布)にしたりすることで住みかを減らせます。

アレルゲンとなるダニは寝具に発生しているダニが多いです。掛け布団よりも敷き布団、ベッドマットレスなど、下に敷いているものの方により多く生息しています。掃除機で吸う時は、通常のノズルで吸うよりも、叩いて吸わせる方が効果があることが判明しています。ただ吸うのでは効果があまりないので、叩いて内部のホコリやダニの死骸を浮かび上がらせながら吸いましょう。

優先順位を知る

ダニの駆除をするにあたって効率が良い順序を知っておきましょう。

⒈寝具(布団、毛布、枕、ベッド)

⒉絨毯、カーペット

⒊布製ソファ、イス、カーテン、クロス壁

⒋玄関マット、座布団

この順番で掃除することで、アレルギー症状が改善するそうですよ。

ベッドのマットレス

ベッドは床から少し高い位置にマットレスがあるため、布団に比べるとダニの繁殖や被害は少ないと言われています。しかし、ダニが好む高温多湿の環境が多くなるとやはりダニは繁殖します。

ベッドの場合、フケやアカといったダニのエサが溜まりやすいマットレスの表面にダニは繁殖しやすく、チリダニが多いのです。ただ、スプリングマットレスの内部にダニが繁殖することは少ないそうです。それは、スプリングマットレスには通気性があり、かつ素材のウレタンフォームなどが防虫加工(防ダニ加工)されているものが多いため中綿にダニが発生しにくいからです。それでも、日頃の掃除を怠るとダニに好環境を与えることになります。

ベッド・マットレスのダニ退治

フケやアカが溜まりやすいマットレス表面にシーツなどを敷いて、このシーツの上にフケやアカが溜まるようにしておきます。定期的にこのシーツを交換、洗濯、天日干し、乾燥させると効果が高まります。

マットレスに溜まるフケやアカは枕元や足元、縫い目のくぼみ、マットレスの縁などに溜まりやすいです。そこを重点的に掃除機で吸いましょう。

また、ベッド上のマットレスをひっくり返したり、前後を入れ替えたりすることで一箇所にフケやアカが溜まることを防止でき、ダニの発生を予防する効果が期待できます。

まとめ

このように、ダニは高温に弱く、天日干しをすることが効果的であることがわかりましたね。しかしベッドのマットレスはなかなか難しいので、叩きながら掃除機をかけ、こまめに置き換える方法が良さそうです。また、ベッド上で食べ物を食べると、こぼれたカスがダニのエサとなり繁殖してしまうので気をつけましょう。

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