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勉強でやる気を出す方法

勉強をしないといけないのだけど、なんだかやる気が出ない…こういうことって、勉強をしたことがある人なら、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

何かを得るためには勉強が必要なのですが、勉強は頭の訓練でもあり、そう簡単にやる気が出て勉強できるものではありません。

自分の仕事上勉強が必要であったり、子どもの自主学習をさせたいなど、どういう状況にあるかは人それぞれだと思います。

どうにかしてやる気を出して勉強をしたい、させたいと思っている方!では、どんなやり方で、どうやったら勉強でやる気を出せるのか、その理由と勉強方法を見ていきたいと思います。

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やる気が出ない理由


では、どうしてやる気が出ないのでしょうか?勉強をやろうと思ってもやる気が起こらないので、携帯をつついてみたり、マンガを開いてみたり、勉強以外の他の楽しいことをしてしまったりします。
ただ漠然と机に座ってみても、やろうという意識が起こらないとなかなかペンは進みませんよね。そこで、何がやる気が出ない理由か見ていきましょう。

目的意識

机に座っても勉強が進まないというのなら、何からすればよいのか分からないということです。
勉強に慣れていないと、この分からないところを明確にすることがポイントです。

今日はここの所をここまでしよう、という明確な計画がないと、やることが分からなくてただ座っているだけになってしまいます。得意なところは分かっても、どこが苦手なのかは避けているものです。勉強する前には、苦手なところを探してはっきりと特定しましょう。

基礎のつまづきは、後々さっぱり分からないと招いてしまい、更にやる気を失います。苦手を明確にして、勉強の計画を立て、目的意識を持って勉強をするようにしましょう。自分で計画が立てられないようなら、家族や頼りになる友達にまず相談してみましょう。

塾などに通っているなら塾の先生でも良いでしょう。自分が本気になれば恥ずかしくても聞けるはずなので、勇気を出して周りの人に協力を頼む方法も勉強をしていく上で多いに助けになります。

緊張感

何をどれだけ、どこまで勉強しようと計画していても、部屋の中にテレビがあるとつい見てしまいます。

机の近くにお菓子があればつい手が伸びて食べてしまったり、集中出来ない環境は緊張感を損ないます。勉強する時のまわりの環境は大切です。また、家にいると部屋着に着替えてしまいがちですが、これは注意が必要です。リラックスしてしまってはやる気が出なくて眠くなったりします。

適度な緊張感を保てるように、普段の服を着ることも大切です。せっかくの勉強の計画を無駄にしないためにも、勉強する時は無駄な音や物がなくシンプルで静かな環境を作り、集中できるように整えましょう。実際のテストなどの本番時には緊張感を強いられます。

あまりに緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったという例もよくあるので、普段の勉強時は、試験時とあまり差がないような適度な緊張感を持ちするのがよいです。ラベンダーなどの好きなアロマテラピーの香りを嗅いでから勉強するのも良いでしょう。

匂いは、大脳辺縁系の扁桃体に働きかけて緊張感をほどよくリラックスさせる働きがあります。また、深呼吸してから勉強に入る、というのも勉強前の緊張感を拭い去ってくれる役割を果たします。ケースバイケースですが、自分にあった緊張感の保ち方を工夫して勉強に取り組む姿勢を作りましょう。

習慣


毎日の勉強でやる気が出ないのは、いつもの行動、環境が勉強するスタイルでないのかもしれません。

いつもの習慣を見直してみましょう。勉強部屋はきれいでしょうか?日中に学校や仕事などがあり、夜遅くに勉強をしないといけないこともあります。部屋を片付ける暇もなく雑然と物が散らばっているのであれば気が散る環境です。まず部屋を片付けてみましょう。
そして、部屋の温度は高めではないでしょうか?よく、頭寒足熱といったもので、頭は寒く足は暖かい方が頭も働きやすいとされています。

そのため、エアコンの温度をなるべく低めに設定するのが勉強をはかどらせるのに大切となってきます。そしていつもの生活スタイルはどうでしょう?だらだらと時間を考えずに勉強してもはかどりません。

大人になっても資格に挑戦し続ける人達は、たいてい勉強時間を決めて計画的に勉強をこなしています。無理と思わずに勉強時間が組み込んだ生活スタイルを作れば、努力が自然と身についてきます。自分で決めた勉強スタイルを守りましょう。

毎日5分しかしなかった人が、いきなり2時間も難しいですし、1日だけ4時間沢山したから次の日はしない、というのも問題です。無理なくちょうど良い勉強時間を設定して、本当に少しずつでも毎日することで、勉強することが習慣化して、徐々に長時間でも持続して勉強出来るようになってきます。

毎日コツコツと、習慣をつけて勉強することが大切です。

やる気を出す方法

やる気が出ない理由が分かったので、やる気を出さなければいけません。では、勉強のやる気を出す方法って一体どんな方法があるのでしょうか?

けじめをつける

まず環境を変えて、勉強をするもの、と思わなければいけません。自宅がよいなら自室で、もし自室で集中出来ていないのなら、思い切ってリビングや外の図書館など、場所を変えても良いでしょう。今まで勉強のやる気が起こらずどうにもならなかったのですから、机に向かったとしてもそこから何をすればいいのか分からない状態だと思いますが、とりあえず机の上や回りには勉強以外のものを置かないようにしましょう。

そして、ペンなど書くもの、消しゴム、ノートなど、一通りの勉強道具をちゃんと揃えましょう。勉強する場所と遊ぶところは別の環境でなくてはなりません。テレビがあっても消しましょう。けじめとは永遠のテーマですが、自分専用のチャイムが鳴るタイマーを持ってはどうでしょうか。

セットした時間にして自動的に勉強する時間を知らせてくれます。合図があればもう勉強するしかない状況を作るのです。自己管理が大切な勉強です。道具の力を借りてでも、勉強するけじめをつけましょう。

まず行動する

一通り環境が整ったら、何をしていいか分からないかもしれませんが、とりあえず椅子に座って机に向かいましょう。

そして問題集からでも良いのでとりあえず勉強を始めてみましょう。どうやるの?と一番抵抗がある方法かもしれませんが、てっとり早く無理矢理にでもしていく必要があります。イヤイヤでも、しているうちに勉強モードに慣れてくることでしょう。

最初は短時間でも、毎日の日課にしていくと慣れてきて、だんだんと時間も長く出来るようになっていきます。指先のペンを動かすことから勉強は始まります。どうしてもテキスト系からだとやる気が出ないようなら、少しだけ勉強アプリで勉強をして勉強モードに自分を持っていくと良いです。ですが、携帯の他の機能をいじる方に誘惑があるため、あまりおすすめはしません。
そして、勉強のやり方を決めておかないといけません。

勉強は計画的にすることがやる気アップの一番の近道です。効率の良い勉強法でできるだけ早いうちにできる感覚を実感すれば楽しくなってきます。目標を立てて、紙に書き出しましょう。人は具体的な目標があれば頑張れます。短期的な目標、中期的な目標、長期的な目標、と分けて考えます。こうなりたい自分、をイメージして一つひとつ目標を立ててみましょう。

自分が一番ピンときてやる気が出るような目標を言葉に書いてみることが大切です。書いた後は、声に出して自分に言い聞かせると心に響きます。

脳の小休止


しかし、勉強していると頭が疲れてどこかで集中力が途切れます。この集中力が途切れた状態で勉強を続けていてもあまり効果がありません。

実は勉強は頑張れば頑張るほど、1回の勉強時間を長く続ければ続けるほど、勉強の効率が落ちて効果が薄くなることが言われています。勉強した情報をいくら記憶しても、ある量を超えると飽和状態になり、それ以上詰め込んでも入らないということです。

人間の脳は働き者なので、寝ている時にも休んでいる時にも、記憶した情報を整理しています。情報をきちんと整理するまでに、6時間もの休息時間を要するようです。これはレミニセンス効果と呼ばれています。

例えば1時間勉強をしたら休憩を5分する、など自分で決めて飽きないように予定をたてた方が、記憶力・集中力もアップして勉強に効果的です。リフレッシュには音楽を聴く、友達と遊ぶ、お菓子を食べるなど、色々です。

自分の好きな趣味や時間を持つことも大切です。友達とおしゃべりをするなど、何気ない会話がリフレッシュを促してくれることもあります。学校に休憩時間があることは、次の勉強時間を少しでも飽きずに出来るようにという理由でもあるのでしょう。

子どもの勉強の様子が気になる親としては、ダラダラとしている子には少しの休憩を促し、文句も言いながらでも良いので、家事の手伝いをさせても良いのです。手伝いは、意外と気分転換になります。脳にもけじめが必要なので、どう時間を使うか、上手く休憩を取り入れながら勉強することが大切です。

軽い運動

まず、勉強前に5分程度の運動をしましょう。血流が良いと頭も働きます。体と頭が冴えたタイミングで勉強に取り掛かるのが良いです。

勉強中の体勢は、体が机に向かって背中も丸く、目線も下向きで全体的に内向きになっています。ずっとじっとしている体勢は、しばしば体も悲鳴をあげます。肩が凝った、目が疲れてくる…という経験をすることも多いです。体が悲鳴をあげると頭も上手く回りませんので、疲れたと思ったら、また体を動かしてリフレッシュすることが大切です。

外へ散歩に行ったり、軽くストレッチやヨガをしたり、音楽に合わせて体を動かしたりすると気分も変わって心身ともにリフレッシュができます。頭がスッキリすると次の勉強にもぐんぐんやる気が出てくるはずです。

飴と鞭

子どもならごほうびがあれば次も頑張る、といったエピソードを聞くくらいですから、人生楽しみがあればきっとやる気がわきます。

ほんの少しだけお菓子を食べる、冷たい飲み物でリフレッシュするなど、机に座ったままの休憩も、気分の切り替えに効果的です。ですが、食べすぎ、飲みすぎは眠くなってしまうので禁物です。ほんの少し、というところがポイントです。勉強する前に音楽を聴くのも脳がリラックスしてやる気が出るので良いです。

やる気が出たので引き続き音楽を聴こうと思う人もいますが、勉強中の音楽は音に気をとられて集中力を欠くので勉強がはかどらなくなるのでNGです。また勉強した後にお菓子を食べよう、とか友達と遊ぼう、と後の楽しみをとっておくのも良いです。

勉強は頭の訓練のようなものでしんどいことが多いので、他の楽しみを持ちつつ取り組むことが、長く頑張れるコツだと言えます。反対に、勉強する時の道具にこだわって、気に入ったペンやノートをチョイスして揃えておくと、使う楽しみがあるので、勉強にも進んで取り組めます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?勉強は、色々な人生を生きていく上で常についてまわるものです。漠然と勉強しなくちゃ、勉強をさせなくちゃ、と思っていても勉強は進みません。

何のためにするの?というところから始まります。自分の目的意識があってこそ勉強を取り組めるのです。

目的意識があれば、本当は手段なんて順を追わなくてもいつか段取りを自分で見つけていくものですが、それは強い目的意識があればこそで、そこまでない人もしないといけない勉強なのです。決まった時間に集中して勉強すること、明確な目的を持ち勉強に向かうこと、休む時には休むこと、これらが大切です。

とても奥が深いのですが、勉強する時は、快適に勉強できる環境を整えて、休憩を取り入れながら、メリハリをつけ、集中して勉強することが一番の勉強方法なのです。

自分に合った環境、休憩を見つけて、自分の目的を達成することができるような勉強を進めていってください。

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