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子供の安全を守るために持たせておきたい防犯ベルの効果と選び方

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子ども達を狙った犯罪は益々巧妙化し、年々急増しています。連れ去り、傷害、いたずらなど様々な犯罪が起こっています。それに対して、最近では防犯ベルを学校や警察で配ったり貸し出したりする所も増えてきました。

それほどまでに防犯ベルは必需品になったということです。まずは子ども達がどのような場所や時間に危険にさらされているのかという現状をご報告します。その後に、そこで、子ども達に持たせる防犯ベルにはどんな効果があるのか、どんな物がおすすめかといったものをピックアップしていきたいと思います。

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子ども達に危険な場所と時間

まず、子ども達を取り巻く犯罪は、どのような場所や時間に発生しやすいかというと、未就学生の小さい子ども達は9~12時頃で、小中学生は、主に下校時間の15時頃が多く18時には少なくなっています。

小中学生が圧倒的に狙われるケースが多いのですが、どこか寄り道して帰りが遅い時などに狙われている訳ではなく、普通に下校している時間に狙われるケースが多いことになります。

狙われる場所は、道路上が一番多く、群を抜いて多い状況です。続いて自宅周辺というのも多くあります。

犯行方法はというと、甘い言葉で嘘を言って、例えば「家族がケガをしたから病院に行こう」や「迷子の猫や犬を一緒に探して」と誘ったり、「道を教えて!連れて行ってくれない?」 「おもちゃを買ってあげるよ」などと子どもの興味を惹くケースが多いのが現状です。この方法が半分以上です。

次には、無理矢理に引きずり込む方法が4割位で多くなっています。また、顔見知りではない者の犯行が多く、自動車、自転車といった車両を使った犯行が多いのも子ども達への犯罪で多くあります。

子ども達に気をつけさせること

こうした傾向を受けて、子ども達への犯罪で注意すべきことは、

①知らない人について行かない
②知らない車に乗らない
③何かあったら大声を出して知らせる
④すぐ逃げる
⑤周りのだれか連れていかれそうになったら知らせる
などです。

しかし、これらのことはなかなかその場面になると実行できないことも多くあります。大人でもなかなかできないことです。そこで、「防犯ベル」があればそのうちの③や⑤はベルを引っ張ったりするだけでたとえ声が出ない位に恐怖だったとしてもできますので「防犯ベル」が推奨されます。

子ども用防犯ベルにはどんな種類がある?その選び方

送り迎えをしている未就学児よりも一人で帰ることも多い小学生からが犯罪に巻き込まれるケースが増えると言えます。そこで、小学校入学にあたっては「防犯ブザー」を揃えてあげたいものです。しかし、いざ選ぶとなると様々なタイプがあって迷ってしまいます。

選ぶ際の基準をここで挙げますと、

・音が大きいものがおすすめです(100dB以上の大音量タイプの高音で遠くまで響くもの、電車が通るガード下位の音量があるもの)

・子ども自身が使いやすいピンを引くタイプやボタンを押すものなど実際に扱いやすい物を選びます

・子どもが毎日携帯して壊れにくいものを選びます。落としても壊れず鳴り続けるもの、防水や防滴機能が付いた物もランドセルなどにつけますのでおすすめです

もっと多機能な物もありますが、子どもが自分で簡単に使えるものが大事だということを最優先にすることを忘れないで下さい。できれば(財)全国防犯協会連合会推奨のものを選ぶと機能的には安心です。

選ぶ時の注意点

選ぶ際には、子ども達が簡単に鳴らすことができるものがいいのですが、犯人が簡単に止められないものでなければなりません。実際にすぐに止められてしまって役に立たなかった例もありますので注意が必要です。

そこで、使い方を良く知っていないと音が止められない物などを選びます。その場合は、音の止め方については、子どもさん自身が止められるように最初は親も一緒に止める練習をしましょう。

ピンを引くタイプのよくある防犯ブザーですが、このデメリットは、簡単に止められなくていいのですが、誤って引いた場合に、ピンをなくしてしまうと簡単にはとめられなくなってしまうことです。また、ピンが抜ききらないように工夫したタイプもありますが、逆に音を止められてしまう危険性がありますので、どちらも注意が必要です。

電池式の注意点

電池式の物は電池が切れないように定期的に点検することが大事です。電池容量が減って音量が小さいなどという事がないように時々は鳴らしてみましょう。1か月に一度は定期的に点検するように決めておくことが大事です。

さらにこんな物がおすすめ

また、次のような便利な物もありますのでおすすめです。

・子ども達用に間違って鳴らさないように誤動作防止つきの防犯ブザー(電車やバスで通学している子ども達が間違って鳴らさないように誤作動防止付もあります)

・ブザーが鳴っているときにライトも点滅するタイプや暗い時にはライトにもなる光るタイプのもの(その分電池の消耗は早いので注意も必要です)

・万が一電池が切れているときも笛が付いていて吹くことができる防犯ブザー(とっさに声は出せなくても笛を吹くことはできますのでかなり有効です)

・電池残量が表示される防犯ブザー

・電池が長持ちするタイプのもの

このような様々な工夫がされているものが沢山ありますので、いろいろ比較して選んでみませんか。

防犯ブザーの付け方

付け方についても注意が必要で、いざというとき、子ども自身が即座に手が届く場所に付けて下さい。ランドセルのショルダー部分などがいいでしょう。利き手によってどちらが使いやすいかも実際に子どもたちにやってもらいましょう。

以前は、ランドセルの側面に吊り下げている子ども達が多かったのですが、ランドセルの側面は子ども達の後ろ側で引っ張りにくいと言われるようになりました。特に、低学年の小学生には手が届きにくいということで、最近ではランドセルのショルダーベルトに通すのが今はおすすめされています。

よく首にかけている子ども達も見かけますが、首にかけていると犯人からとっさに奪われて首をしめられたりしますので、できるだけ首から下げるのは避けましょう。相手も興奮してどのような行動に出るかわかりませんので注意が必要です。

また、防犯ブザーですから、目立つように付けるのも防犯になっておすすめです。よく見える所に、防犯ブザーとよくわかるようなデザインと色の物をつけるのも有効です。不審者が近づいてこないための防犯ブザー選びも大事です。

子どもの防犯ブザーの効果と選び方についてのまとめ

子ども用の防犯ブザーのご紹介をしましたがいかがだったでしょうか。子ども達目線で選ぶことが第一で、使いやすく誤作動もしないものがいいでしょう。また、日頃から使い方の練習や電池切れの点検などをして、本人が防犯意識を持つようにしましょう。

どこかに出掛ける時は忘れずに持って行ってくれるように、習慣づけることも大事です。とっさの事にも対応できる意識と日頃からの備えのための注意を一緒に話し合っておくことがとても大事です。親子一緒になって防犯意識を高めていきましょう。

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