子育て中のママさんパパさん、お疲れ様です。子育てに悩みはつきものですよね。特に、子どもって、やってほしくないことや危ない事って好きじゃないですか?「ダメだって言ってるのにやっちゃう!」、逆に「やってほしいことはまったくやらない!」子どもあるあるですよね。
なんで言うこと聞いてくれないんだろう?って悩んでしまいますよね。私自身もそうでした。でも!子どもがダメなことをやっちゃうのはカリギュラ効果のせいだったんです。
「カリギュラ効果?なにそれ?」って方に、今回はカリギュラ効果について詳しく書いていこうと思います。カリギュラ効果を知って、子育てをもっと楽しくしましょう!
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目次
ダメ!って言われるとやりたくなっちゃう!
子どもって、してほしくないことに限って、嬉しそうにやりませんか?触っちゃダメだって言ってるのに触って壊したり、なんなら怪我しちゃったり。「なんで言うこと聞かないの!!!」って飽きれてしまいますよね。
事によっては、ドカン!と雷を落とすこともあったりして、ママは「育て方が悪かったのかしら?」なんて悩んでしまいますよね。
でも、これって今は育児中のママやパパにも身に覚えがあったりしませんか?校則などで禁止されてると、逆らってみたくなっちゃう~なんて経験1度はありますよね。
実は、この「ダメなことをやっちゃう」のには、ちゃんと理由があるのです。子どもがダメと言われたことを、敢えてやっちゃうのは、カリギュラ効果が原因なのです。
カリギュラ効果って?
カリギュラ効果は、まさに!「やっちゃダメといわれたら、やりたくなっちゃう」な心理現象のことです。「やっちゃダメ!」と言われると、余計にそのことが気になってしまって、ついつい、やりたくなってしまう、これがカリギュラ効果なのです。
人は感情や意志があります。そして自分の好きに行動をしたいという気持ちがありますから、強く禁止されてしまうと、自由に行動したい!と言う気持ちが強く動くのです。禁止されたことによる反動で、それを、どうしてもやりたくなってしまうのです。
たとえば、「これは内緒だから、誰にも言わないでね!」って言われたら言いたくなっちゃいますし、「静かにして動かないで!」と言われればムズムズしてしまいますよね。
子どもに「片付けなさい!」と言っても、やらないのも自分の行動を制限されたくない!と言う心理、カリギュラ効果によるものなのです。
因みに、カリギュラ効果の「カリギュラ」と言う言葉は、1980年に公開された、ローマの帝王カリグラをモデルにした映画「カリギュラ」のタイトルが語源になっているそうです。
あまりに過激な内容だったので、一部の地域で公開禁止になったことでかえって話題を呼んだ、と言うエピソードがあり、禁止されると観たくなる効果から来ているそうです。
カリギュラ効果を利用したビジネス
皆さんはTV番組などのCM前などに、「ピー」と言う効果音でセリフなどを隠したりモザイクで映像を隠したりした映像を流しているもの見かけませんか?見せたい場面を隠すことで、視聴者の「隠されてるから気になる!」と言う心理を刺激するのです。
商品の宣伝でも、「食べ過ぎ注意!」などと言った言葉を添えるのです。そうすると消費者は、その商品を食べてみたくなってしまうのですね。
このようにカリギュラ効果を利用したビジネスは多くあるのです。
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子どもに言うことを聞いてもらうには?
子どもは大人より知識が少ないので「これをしたら、こうなる」「これをしないと困ることになる」と言うのがわからないのです。だから、頭ごなしに「やめなさい!」「やりなさい!」と叱られても、何故ダメなのか理解できません。
叱られたその場ではやらなくても、少しすると叱られたことより「ダメ!」と言われたことに対するカリギュラ効果が働いて、また同じことをしてしまうのです。なので、子どもに「だめ!」「やりなさい!」と言うほど、言うことを聞かなくなるのです。
でも、ママとしては子どもに、どうしてもしてほしくないことや、やってもらわなきゃいけないことって、ありますよね。同じことの繰り返しでイライラしてしまう事も、少なからずあるのではないでしょうか?
カリギュラ効果のことはわかったけど、では、どうしたら、子どもは言うことを聞いてくれるのでしょうか?
子どものワクワクを満たしてあげましょう
子どもは好奇心の塊です。「これは何だろう?」「こうしたら、どうなるのかな?」そんなワクワクした気持ちで溢れているのです。そのワクワクは子どもにとって、とても大切なものです。でも、大人の都合などで、つい「だめ!」ばかり言ってしまっていることはありませんか?
もちろん、本当に危ない事や他人に迷惑をかけることは、根気よく子どもに教えていく必要があります。しかし、そうでないなら、ママのストレスが少ない方法で良いので、子どもの「やりたい!」を受け止めて、やらせて体験させてあげると子どもの好奇心が満たされって、子どもも満足します。
子どもが引き出しの中を見て触りたい!と言うのであれば、子どもの届く場所の引き出しには危ないものや大切なものは入れないで、子どもが触っても良いようなオモチャなどを入れて好きに触れるようにしておくのも良いですね。
それから、別の物で好奇心を満たしてあげるのも効果的です。
ママの本などを破りたいのなら、破られても問題ない、読み終わった雑誌や要らない広告などを渡して好きに破っていいよ~としてやれば子どもも満足するかもしれません。
何ならママも一緒にビリビリ~っとして遊んでみたら、ママも子どもも楽しいのではないでしょうか?広げた新聞紙などの上でやれば片付けも楽ちんですよ♪
「だめ!」ではなく「~しよう!」
禁止されるとやりたくなるし、やれ!と言われればやりたくなくなるのがカリギュラ効果です。
お出かけしたときなど、子どもに「一人で勝手に走って行っちゃダメよ!」と言うより、「ママやパパと手を繋ごう!」と言う方が言うことを聞いてくれます。公園などで子どもが帰りたがらないときに「お家に帰って、おやつ食べよう!」などと、誘ってみるのも良いですね。
「だめ!」「しなさい!」ではなく、「~しよう!」が効果的です。
子どもに考えさせてみましょう
子どもが、やってはいけないことをしようとしたとき、ただ「だめ!」と言うのではなく、ある程度、言うことが、わかるようになって来たら、「こうしたら、どうなるか?」を子どもに考えさせてみるのも良い方法です。
危ないものを触ろうとしたとき、「これを触ったら、どうなっちゃうかな?」と子どもに問いかけてみて下さい。子どもに一度考えさせてから「これを触ったら怪我しちゃうよ。〇〇が怪我したらママは悲しい」など、何故いけないのかを子どもにわかる言葉で話してみて下さい。
まずは子どもに考えさせて納得させることが大切です。最初は、効果はイマイチかもしれませんが、根気よく続けてみて下さい。そうすることで子どもは、ちゃんと学習していきますから。
カリギュラ効果を知って育児を楽にしませんか?
「だめ!」ばかりでは、子どももママも、ストレスがたまるばかりです。子どもの行動にイライラしたときは、一息ついて、カリギュラ効果のことを思い出してみてください。カリギュラ効果の心理を考えたて子どもの目線に立ってみたら、子どものすることの意味が見えてくるかもしれません。
子どもの、しつけに悩んでいるママさん、子どもの行動がカリギュラ効果によるものだと思ったら気持ちが少し楽になりませんか?
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