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緑のカーテンにチャレンジ

日差しが春のさわやかなものから、熱く照りつける夏にかわりつつある季節いかがお過ごしでしょうか。夏の日差しは室内にも容赦なく進入してくるもので折角空調を整えてもジリジリとした暑さが身にこたえます。

かといって冷房をずっと効かせすぎにすれば電気代の心配は元より体を壊してしまう恐れもあり困ってしまいますよね。でもカーテンを1日中閉めっぱなしでは……悩んでしまいます。

そんな悩みを解決するため今年は、見た目にも涼しく、実用的でいて、季節を感じさせる風流さも併せ持つ緑のカーテンを設置してみるのはいかがでしょうか。

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【緑のカーテンとは】

近年よりエコロジーでいて実用的、見た目にも美しいと注目を浴びている「緑のカーテン」。
言葉だけならばテレビやラジオ、雑誌などで見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

緑のカーテンとは、つる性の植物で建物の窓や壁そのものを覆い隠し、強い日差しなどを和らげる植物の設置法です。

直射日光を避けるだけでなく、日光が当たり続けることにより建物が持ってしまう熱の緩和や、植物が水分を蒸発させる蒸散作用によって周りの温度を下げる効果もあります。効果は暑い日などに木陰などに入ると涼しく感じる作用と似ています。

【緑のカーテンに適した植物】

つる性の植物、緑のカーテンと言えば真っ先にゴーヤを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ゴーヤは丈夫で成長も早く沢山の葉を茂らせます、何と言っても成長した暁にはゴーヤが生るので食用として育てる楽しさもあります。

見た目の美しさであればアサガオをオススメします。朝顔の種類は豊富で西洋アサガオ、日本アサガオと様々です。

お子様の研究課題としてもお役に立ちますので、小学生のお子さんがいらっしゃる家庭では夏の観察に育ててみるのも良いでしょう。その他企業などでよく見かけるのがスネールフラワーという葉の多い品種。等間隔に葉が茂りとても美しい仕上がりになります。

変り種で言えば、赤系統の小さな可愛らしい花をつけるルコンソウや黄色の花をつけるツンベルギアなども緑のカーテンには適しています。ガーデニングショップやホームセンターの店員さんなどにお話を伺ってみるのも良いでしょう。

【緑のカーテンを設置するためにそろえる道具】

用意するものは、

横長のプランター

幅広ネットを使用しますので横に長いプランターを使います。緑のカーテンに適した植物は根を深く張りますので底の深いものを選びましょう。最低でも20L以上のものが宜しいです。

培養度

お庭の土に直に植え付けするのは少しオススメできません。土作りから始めると、一夏ではとてもじゃないですが大きく元気な緑のカーテンには仕上げることが難しいので市販の土を購入するのが宜しいでしょう。

種から育てることも勿論可能ですが、初心者の方には苗からの栽培をおすすめいたします。苗の選定基準は葉が大きく、幹が太くしっかりしたものを選んでください。

ネット

横幅のあるしっかりとした園芸用ネットを購入しましょう。見た目には一見綺麗に見える菱形ネットはツタが絡みにくくなってしまうので出来るなら長方形のネットを購入いたしましょう。

液体肥料

健康に大きく植物を育てるには肥料が必要となります。木に生るときに肥料を追加することが出来る液体肥料がオススメです。

用意するものはたった5つです。マンションやアパートのベランダで緑のカーテンを作ることも可能です。その際はコンクリートから跳ね返ってくる熱を遮断するために「すのこ」も購入いたしましょう。

【それぞれに適した育て方をしよう】

プランターに土を入れ、苗を植え替えて、育ち始めたらネットを張り1カ月から2カ月程度で緑のカーテンの完成です。注意点としては夜間も照明が当たる場所では花は咲きづらくなるので街路灯のそばや、センサーでいつでもライトがついてしまう場所は避けるようにしましょう。

夏場は土が乾燥しやすく、水遣りは十分にする必要があります。あまりに暑い日が続くと朝夕2回以上水をあげなくてはいけない場合もあるので注意して見守るようにしましょう。

例としてゴーヤなどで緑のカーテンの設置を考える場合、5月頃準備をするのが最適とされます。芽が出て少し成長したら大きく育っているほうを残し小さな方の芽は摘み取ります。

大きなほうをより大きく育てるため、一つのほうに栄養が向くよう小さな者は間引いて経過を観察するのです。15cm〜20cm程度の高さになったらネットを植物の先端があたる位の場所を維持し、プランターの外側へ設置します。

ネットからはみ出そうな横へ延びていくツルはカットしましょう。ツルは思うようには延びていってくれないので、ネットに巻きつけるなどの誘導が必要です。勿論無理やりにやるとツルが切れてしまうこともありますので毎日経過を見て整えてあげましょう。日に日に大きくなりますので、ここからが一番見ていて楽しい時期になります。

75日程度が経過すると実の収穫時期になります。秋口あたりまで設置しておくのが可能なので、9月の末、10月の頭くらいになったら来年の夏に向けて後片付け作業に入りましょう。

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