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保育園の平均的な料金相場と保育料の算出方法

お母さんのお仕事が決まり、いよいよこれから保育園選び。大事な自分の子を預ける保育園を探すのは大事な事ですが、保育園について分からないことって色々あるものです。例えば「保育料っていくらなんだろう?」「選ぶ園によって違うの?」など保育料に関する事だけでも以外に知られていない事もあります。

以外に知られていない保育料の決定方法や保育料の今についてお伝えしたいと思います。

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<h2>保育料ってどこでも一緒なの?</h2>

保育料はある程度の目安は国の基準として定めています。その目安に基づいて各自治体が自由に決めてよい事になっています。その他細部に至るまで自治体によって異なります。つまり保育料は地域によって違います。その差はかなり大きいと言えます。

例えば隣町でも隣区でも違います。これからお引越しや新居を検討されている方は、その地域の保育料がいくらかをあらかじめリサーチしておくべきだと思います。大都市ですと1駅、2駅の違いで(区をまたぐとですが)1万以上開きがある場合もありますので、考慮すべきです。

また、地域の違いだけではなく、保育料はいくつかの要素で変化します。保育所が認可か認可外か、世帯の収入、入所されている子に兄弟がいるかどうか、家族の状況や減免の対象であるかどうかなどです。

<h2>認可保育所と認可外保育所、どちらが保育料安いの?</h2>

認可保育所と認可外保育所の大きく異なる点は国の補助の度合いです。一般的には公的補助が多い認可保育所の方が保育料は安くなり、認可外保育所の方が高くなります。ただ、収入が多いご家庭に関しては場合によっては認可外保育所の方が安くなるケースもあります。

<h2>保育料ってどうやって決まるの?</h2>

保育料の決定は認可保育所認可外保育所で異なります。

<h3>認可外保育所</h3>

認可外保育所の保育料はその施設が決定します。認証保育所や一部の認可外保育所でも公的補助がある施設もありますが、基本的に保育料で運営を行うため、保育料は高めに設定されています。多くは0歳児○○円、1,2歳児○○円、3歳児以上○○円と年齢ごとに料金を決めています。

給食代やおやつ代などが含まれているかどうかなど別途で支払うもの料金についてもチェックが必要です。また、第2子、第3子は減免制度がある施設もありますので、詳しくは各施設にお問い合わせるのが一番だと思います。

<h3>認可保育所</h3>

まず、2015年からの「子ども子育て新制度」より認可保育所に入所するには厳密には認可保育所だけでなく、認定子ども園、認可保育所、地域型保育事業いずれかに入所する子はまず自治体から「保育を必要とする」認定を受けなくてはなりません。

保育所に通える認定を受けた3-5歳児の子を「2号認定」、0-2歳児の事を「3号認定」と呼びます。さらに、保護者の就労時間によって2つに区分分けされます。フルタイムの労働を想定した「保育標準時間」、主にパートタイムの労働を想定した「保育短時間」に分かられます。

これが基本となります。つまり2号認定の標準・短時間、3号認定の標準・短時間の4つの柱になります。

次に第2の要素、世帯所得です。世帯所得とは同じ世帯の所得を合算した金額です。保育料は、この世帯所得をもとに計算される住民税の一部の金額、(これを所得割課税額と呼びます)から決めます。

ちなみにこの計算の基準は2014年までは所得税で行っていました、2015年からは住民税が基準となりました。住民税は自治体で把握できるため、申請の際の書類の煩雑さが軽減されています。

この2つを軸に各自治体で独自の保育料を策定しています。複雑な感じがしますが、どの自治体も数値は違いますが、一覧表は同じような作りをしています。ご家庭の所得割課税額と認定の種類さえ分かれば、どなたでもその地域における保育料がほぼ分かるようになっています。

認可以外保育施設と大きく違うのは、その保育園にいる同じ年齢の子でも、ご家庭によって保育料は異なるという事です。一般的に0歳児が一番高く、年齢が大きくなると安くなります。

この保育料がベースとなります。ここから色々な減免措置が入ります。その措置も自治体によってさまざまです。多くの自治体が取り入れているのは、兄弟による減免措置です。第2子は半額、第3子は無料としています。

また母子世帯に対し軽減措置があったり、保育料の納付が困難に陥った場合などにおいても減免措置があります。詳しくは各自治体までお問い合わせください。

<h2>大体どれぐらいなの?</h2>

では、実際に保育料がどれぐらいかと言いますと、本当に自治体によって大きく変わります。0円から80,000円ぐらいまでが相場だと思います。その中でも大体平均すると20,000円~30,000円になるそうです。認可外保育園はこの平均値よりは高めに設定されている施設が多いです。認可保育所の場合は、ご家庭の所得が保育料に大きく関わってくるので、所得と保育料のバランスはとれていると思います。これに対し、認可外保育所は保育料は一律な為、所得が高くても低くても保育料は同じです。所得に占める保育料の割合は大きく違います。「仕事の為に保育所に子に預けているのに、保育料の為に働いているように感じる」となげくお母さんも都市部にはいらっしゃるようです。

<h2>まとめ</h2>
上述した通り、保育料は各自治体・施設によって異なります。詳細は関係各所へお問い合わせください。保育料についてはとても大事ですが、あくまで保育園選びの1つの要素です。総合的・複合的に判断する事をお勧めします。

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