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0歳児を保育園に預けることで子供と親に与える影響

産休を取ったのはいいけれど、いったいいつから職場復帰すればいいのかしら?と悩まれてはいませんか。まだ小さい赤ちゃんを保育園へ預けることに不安を持っている方もいるかもしれません。

そんなときに、0歳児の赤ちゃんを保育園に預けることの、子どもや親への影響についてわかっていれば、これからの子育てへの不安が少し解消するかもしれないですね。

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0歳児を保育園に預けるときにどんな心配があるの?

まだおしゃべりもできない、おっぱいの甘い匂いがしてきそうな、ぷくぷくした赤ちゃん。とってもかわいいですよね。そんな赤ちゃんを保育園に預けるの、ちょっとかわいそうな気持ちになる方もいるのではないですか。

赤ちゃんを保育園に預けるときに心配なこととは、具体的にどのようなことでしょう。

風邪ばかりひいているって本当?

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にある胎盤や、お母さんのおっぱいから、病気にならないように免疫をもらっている、という話は聞いたことがありませんか。赤ちゃんが生まれてくる前にお母さんからもらっている免疫は、生後1週間くらい、赤ちゃんがお母さんの初乳からもらう免疫は生後6か月くらいまでは赤ちゃんを守ってくれています。

しかし、お母さんからの免疫は実は万能ではなく、例えば大腸菌やブドウ球菌への免疫はないのです。ですから、赤ちゃんに触れるときは必ず手を清潔にするように指導されます。このようなもともとは持っていない免疫や、お母さんからもらっていてもだんだんとなくなっていく免疫を、赤ちゃんは風邪をひきながら一つ一つ身につけていくのです。

家庭での生活の中では、赤ちゃんは風邪をひいている人に会う機会も少ないですし、風邪をひく心配はあまりありません。しかし、保育園に行ってしまえば、そこは感染症の危険がいっぱい。ですから、免疫がまだあまりない赤ちゃんが保育園に入れば、最初のうちはしょっちゅう風邪をひいている、ということはごく自然なことです。

では、それはいけないことなのでしょうか?もちろん、小さい赤ちゃんのことですから、免疫だけでなく体力もあまりありません。ですから、一度風邪をひくと長引いたり、ちょっとひどくなってしまったりすることもあるかもしれません。しかし、どのお子さんも集団生活を始める時には、いっぱい風邪をもらってきて、熱も出して、免疫をつけていくのです。

時期の違いはあっても、みんなが通る道ですし、ずっと風邪をひきやすいというのではなく、だんだん強くなってきて、風邪もひきにくくなります。どのように考えるかはお母さん次第ですが、あまり心配しすぎることもないようです。ただ、まだしゃべれない赤ちゃんですから、お母さんが体調をよく見て、気にかけてあげることが必要です。

小さいうちからお母さんと離れことによる心の問題はあるの

愛着形成という言葉を耳にしたことはありますか?

赤ちゃんはだいたい生後6か月ごろから18か月ごろまでの間に、自分の世話をして守ってくれる人との間に、愛着を形成していくといわれています。人間の子どもは、この時期に自分の世話をしてくれる人との間にしっかりとした信頼関係を構築することで、将来にわたっての愛情や信頼という人の幸せに不可欠なものを得ることができるのです。

このころの赤ちゃんは、人見知りが出て、お母さんはちょっと大変ですが、一生懸命ハイハイやよちよち歩きで、お母さんの後をくっついて回る、その姿もとてもかわいいものですよね。

では、この時期の赤ちゃんを預けてしまうということは、こどもの将来にとってどんな影響がでてきてしまうのか、心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、保育園にいる最中は先生たちとの間に、ご家庭ではお母さんとの間に、しっかりとした信頼関係ができ、お子さん自らが守られていて安心できると感じる場所があれば、きっと大丈夫ではないでしょうか。そして、お母さんがそのことで不安に思うのであれば、休みの日や一緒にいられるときに、しっかりと愛情をかけてあげましょう。

0歳児を預けるときのお母さんへの影響は?

では、もし0歳児の赤ちゃんを保育園に預けたとして、そのときお母さんにはどんな影響が考えられるのでしょうか。

授乳はどうなるの?<h/3>

例えば完全母乳で育てている場合、子どもを預けるとなったら、授乳はどうなるのでしょうか。昼休みを縫って授乳をしに行ったとしても、それでまかないきれるものではありませんから、保育園への入園が決まったら、哺乳瓶でミルクを飲めるようにしておいてください、という話があるかと思います。

昼間の授乳がなくなることもふくめ、今までいつも一緒だったのにと、寂しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。特にまだ月齢が小さい場合は、愛着形成の時期になっていませんから、それほど顔見知りをすることもなく、すんなりと預けられたりします。後追いされて泣かれるよりは楽であっても、今までずっと一緒だったのに、と寂しい思いをするかもしれません。

でも、保育園でミルクを飲んでいたとしても、家に帰って夜に飲むのはお母さんのおっぱい。そしておっぱいを飲んで安心してぐっすりと眠っているわが子の顔に癒され、寂しさも軽減するでしょう。ですから、保育園に行くから断乳!というわけではなく、親子にとって一番いい時期に自然にやめられたらいいですね。

使えるものは使いましょう

0歳児に限らず、保育園に入ってからよく風邪をひくということは、子どもの免疫を考えても当然起こりうることです。職場復帰をすると保育園から電話をもらって迎えに行く、という話はよく耳にしますね。それも一回や二回ではなく、何回もとなってくると、同僚にも申し訳ないな、なんだか肩身が狭いな、と感じることもあるかもしれません。

しかし、そういう状況の中でもできるだけのことを職場でこなし、一生懸命子育てをしている姿をみて、応援してくれている人もいると思います。

また、小さいわが子が熱に苦しんでいる姿を見て、胸がつぶれるような思いをすることもあるかもしれません。しかし、子どもが風邪をひいて呼び出されてばかりという日々は、多くの場合それほど長くは続かないでしょう。

大変な時は、病児保育をしている病院もありますし、自治体などでは地域でサポートしてくれる方を紹介してくれるかもしれません。ぜひとも、周囲にある様々なサポートを利用してみてください。

しかし、もし、そういう状況を想像してみて、やはり子どもと一緒にいる時間を大切にしたい、もっと長く一緒にいたいという気持ちが強くなれば、状況が許すのであれば、育児休暇を延長したり、働き方を考え直してみたりすることもできるかもしれません。

家族のライフスタイルに合った子育てを

いかがでしたでしょうか。小さい子どもを預けるということは、お子さんだけではなくお母さんにとっても大変なことです。しかし、早くに職場復帰をして育児をしながら仕事を続けるお母さんもたくさんいます。

状況も考え方も、各ご家庭によってそれぞれに違いますし、もしかしたら家族の一員となった赤ちゃんにも協力をしてもらうこともあるかもしれません。でも、きっと大丈夫です。お子さんの生きる力を信じましょう。そして、この記事が、これからのあなたの子育てに、すこしでもお役に立てたならば幸いです。

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