ほこりは部屋をお掃除する時に一番気になる部分ですよね。ほこりが部屋に充満してくると、咳が出たりするなど体調の面でも悪影響があります。
毎日掃除をしているとほこりが溜まりにくくなりますが、「ほこりが溜まらない=ほこりがない」というわけではなく、ほこりが部屋中に舞っているだけという場合もあります。また、日頃あまり掃除をしない場所を覗いてみると、ほこりが山のように溜まっているということもあります。
このように完璧に綺麗にすることが難しいほこりではありますが、これらを綺麗にするためには、ほこりの正しい取り除き方と予防方法を学ぶことが大切です。本記事を参考に、部屋のほこりを少しでも減らしていきましょう。
目次
スポンサードリンク
目次
ほこりが溜まりやすい場所
ほこりはいつも身につけている衣類や、部屋には必ずあるカーテン、そして布団やタオルなどの布などから発生しています。これらの布類から発生し、様々な方法で部屋に散らばっていきます。
ほこりの溜まりやすい場所を理解するためには、ホコリの性質を知っておくことが必要です。下記の点を参考に、特にホコリが溜まりやすい場所を把握しましょう。
- 空中に舞いやすい
- 静電気に付きやすい
- 風がないと動かない
- 物につきやすい
ホコリの性質:空中に舞いやすい
ホコリ自体はとても軽く、空気中に舞いやすいことが特徴です。
そのため少しの風や人の動きでもほこりは部屋中に舞ってしまいます。最近ではエアコンや空気清浄機、換気扇などを活用しているお宅も多くなっています。こうした空気を循環させる機械のフィルターにほこりが溜まるので、そのままにしておくと本来の役目を十分に果たせないという事態がおきます。
部屋の空中にホコリが拡散されているという場合は、部屋のお掃除をするだけでなく、エアコンなどの発生源にも注目してみましょう。
ホコリの性質:静電気に付きやすい
また、ホコリは静電気に付きやすいという特徴も持っています。このためテレビやパソコンの電化製品にくっつきやすいということがあります。
日の光の加減によってテレビにほこりが溜まってみにくいことはありませんか?これはほこりが電気につきやすいという性質があるからです。
ホコリの性質:風がないと動かない
他のゴミなどと同じ様に、ホコリも風通しが悪いとその場に溜まり続けることになります。
特に部屋の隅などは風が発生しにくく、人があまり動かない場所はほこりが溜まりやすくなっています。部屋の隅や家具の間など、風通しの悪い場所は重点的に掃除しましょう。
ホコリの性質:物につきやすい
また、ホコリは特に布製品につきやすいという性質があります。
フローリングなどとは違って、表面がザラザラしている分ほこりをキャッチしてしまいます。その結果ほこりが溜まっていくことになります。カーテンなどは要注意となります。
ほこりの掃除方法
ほこりの掃除方法は上記のほこりの特徴を押さえながら行います。いつも通りの掃除に一工夫をしてほこりをなくしましょう。順番に見ていきます。
1.ドライタイプのほこり除去シートを活用
お掃除を始める時にいきなり掃除機をかけてしまうと、フローリング上のホコリが全て空気中に舞ってしまいます。そのため、まずはフローリングの上はシートを活用して、ホコリをからめとるようにしていきましょう。
このシートはホームセンターや100円ショップなどでも売っています。拭くときには上から順に行いましょう。特にカーテンレールやエアコンの上の部分などは、ほこりが溜まりやすく、見落としやすい場所ですので注意が必要です。
2.掃除機をかける
まずは窓を開けるなどをして換気を行います。シートで取ることのできなかったほこりは、すぐに空中に舞ってしまいます。そのため掃除をしている間にも舞って違うところへ蓄積されてしまいますので、換気をすることでほこりを外へ逃がします。
そして掃除機で吸うことでほこりを取り込みます。吸ったほこりはそのまま掃除機のフィルターに溜まるのであまり外には出ていきません。特にほこり発生源であるクッションやソファー、カーテンなどの布製品には丁寧に掃除機をかけましょう。
3.衣類用柔軟剤を活用
水1リットルに対して洗濯で使う柔軟剤を5ミリリットルほど入れて混ぜます。そこにきれいな雑巾を入れて固く絞ります。柔軟剤は衣類の絡まりを防いでくれるだけではなく、「静電気の発生を防ぐ」役割があります。またそれによって花粉やほこりを除去します。
静電気にくっつきやすいほこりを、柔軟剤によって除去していくので予防にもなります。先ほどシートで拭き取った部分をこれで拭いていけば完了です。いつもなら水拭きして終わるかもしれませんが、柔軟剤を使うという裏ワザでほこりがフローリングや家具につきにくくなります。
ほこりを発生させない方法
ほこりは布製品から発生するので、こまめに掃除機をかけてホコリの発生を防ぎましょう。またクッションカバーなどは柔軟剤を入れて洗濯をしても良いですね。最近では匂いのついた柔軟剤も多いので、カーテンなどを丸洗いできる場合には使用してみましょう。
また換気を定期的に行いましょう。真冬の寒い時期や、真夏や花粉の時期などはどうしても締め切ってしまいます。しかし空気がこもるだけではなく、ほこりも外で出ていきません。換気をすることで空気とほこりの循環を行います。
最後に衣類は外でほこりを落とします。厚手のコートなどはほこりが多いので、花粉を落とすように玄関に入る前に洋服ブラシなどでさっと落としてから帰宅しましょう。このように日常のちょっとしたことでほこりを防ぐことが出来ます。
まとめ
ほこりの完全除去は難しいのが現状です。全てなくすことは出来ません。しかし掃除方法や日常のちょっとしたことでほこりを最小限に抑えることが出来ます。今まで掃除してもすぐにほこりが溜まってしまうなと思った人は、ぜひ柔軟剤入りのお水でさっと拭いてみて下さい。少しでも家事や掃除の負担が減ると嬉しいですね。
スポンサーリンク