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初めての子育て!おすすめの育児本

初めての子育ては何もかもが初めてで、「これでいいのかな?」と思い悩むことが多いですよね。

特にママは、赤ちゃんが生まれたばかりのころはなかなか外出できず、気分転換はおろか情報交換もままなりません。そんなとき、助けとなってくれるかもしれないのが育児本です。

ですが、人気の本が良い本かどうかはわかりません。売れ筋の本もまたしかりです。ここでは、世の中にはあふれかえっている育児本の中から、私が実際に使って役立った本を3冊ご紹介します。初めてのパパ、ママのプレッシャーにならないような本を選んでみたので、ぜひ活用してください。

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赤ちゃんとのコミュニケーションに困ったら、この本!

川島智世『生後すぐからできる赤ちゃんのリズム体操』Gakken 1400円

どんな本?

妊娠中から使える体操の本(CD付)です。かわいい歌に合わせて体を動かし、リフレッシュできます。イラスト付きなので、いつどんな動きをすればいいのかとてもわかりやすくなっています。

また、各体操には「言葉の発達」「血行の促進」「五感への刺激」などと効果がはっきり記されているため、目的意識をしっかり持つことができます。楽譜も載っているので、ピアノなど弾かれる方は別の楽しみ方もありそうですね。

赤ちゃんの月齢にあわせたアレンジバージョンの体操も紹介されているほか、ねがえり体操、たかばい体操など赤ちゃんの活動を促す体操のほか、べんぴの体操などもあります。育児のアドバイスも役立つでしょう。「赤ちゃんと過ごす時間が少しでも楽しくなることを願って」作られた本だというだけあります。生後すぐから赤ちゃんとたくさん遊びたい方におすすめします。

留意点

曲と曲との間が短いので、CDを流しっぱなしにして体操しようとすると慌ただしくなってしまいます。少しずつ歌を覚え、赤ちゃんに合わせたリズムで体操するようにしていくといいかもしれません。

生後すぐからできる赤ちゃんのリズム体操|川島智世|本-通販|Amazon.co.jp

 

赤ちゃんの脳の仕組みなど、学問的なことなら、この本!

『Newsweek日本版 0歳からの教育 育児編』CCCメディアハウス 787円

学術的なデータに基づいて赤ちゃんとの付き合い方を広く紹介しています。新聞記事のような構成で字が多いのですが、写真も満載です。赤ちゃんの視力が月齢ごとに良くなることは一般的に言われていますが、本書には実際にどんなふうに見えるのかを写真で説明してあります。

また、思考力を養う遊び方のコツ、賢い脳をつくる最強食品、睡眠トレーニング、虐待を防ぐ心構えなど、実に幅広い内容です。英語教育に興味のある方には、「英語で読みたいおすすめ絵本」というページをおすすめします。

留意点

全118ページに対してあまりに盛りだくさんなので、一つ一つの項目については物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

また、もとはアメリカの週刊誌なので、紹介されているのは基本的にアメリカにおける研究結果です。違和感を覚えたら「アメリカではこうなんだな」というぐあいに受け流し、読み物として楽しんでいただければいいでしょう。
0歳からの教育 育児編 (メディアハウスムック) ムック||本-通販|Amazon.co.jp

 

コミュニケーションも脳の仕組みも知りたければ、この本!

久保田競『天才脳をつくる0歳教育』大和書店

どんな本?

久保田式子育てで知られる神経科学者・久保田競氏の本です。上記2冊の内容をあわせ持った一冊というイメージです。なぜ0歳教育が大切なのかといった根本的な話題に始まり、月齢ごとの脳の発達やニューロンとシナプスの関係などがイラストやグラフを使ってわかりやすく説明してあります。

赤ちゃんへの「声かけ」や「いない・いない・ばあ」が脳にどういう働きを与えるのかなど、一つ一つの運動の意図もはっきり書かれています。運動をうまく促すコツなども押さえてあり、実践しやすい工夫が満載です。やさしい色合いのイラストもかわいいです。また、運動や感覚だけでなく、記憶や言葉のトレーニングも盛り込まれています。

留意点

こちらは「天才脳をつくる」と銘打った本なので、目標達成に向けた親の心構えについてもしっかり書かれています。中には、毎日刺激を与えるように、といった文言もあります。プレッシャーを感じやすいパパ・ママは、場合によっては思い詰めてしまうこともあるかもしれません。気持ちに余裕のないときには、少し落ち着いてから読んでもいいかもしれません。
天才脳をつくる0歳教育 :久保田競:本:Amazon

 

育児本はツールとして

赤ちゃんへの愛情があるからこそ、親は悩み、考え込んでしまうものです。程度の差はあっても、それはきっと、どんなパパ・ママでも同じでしょう。そんなときに役立つのが育児本です。

しかし、そこに書いてある通りに接しても、赤ちゃんから思ったような反応が返ってこないこともあります。うまくいかないとき、パパ・ママは自分自身を責めたくなってしまうかもしれません。けれど、パパ・ママがストレスを感じている状態は、赤ちゃんにとっても良いことではないでしょう。

冒頭でお伝えしたとおり、育児本はあふれかえっています。自分に合った本を探し、ときには誰かに相談しながら、何冊か試してみたほうがいいでしょう。育児本を赤ちゃんとのかけがえのない時間を作るためのツールととらえ、ぜひ今を楽しんでいきましょう。

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