育児は楽しいけど、子どもと一対一になることも多くて、意外と孤独を感じているママは多いのではないでしょうか。特に、月齢の低い赤ちゃんと一緒だと、ひとりでおしゃべりしている気になってしまいます。
育児の愚痴を聞いてくれる友だちと毎日会えるわけでもないし、大好きな趣味に時間を費やす暇もない。ママのストレスは募るばかりですよね。
そんなときにおすすめなのが、育児の酸いも甘いも共感できる漫画です。
自分が置かれている状況と重なってゲラゲラ大笑いしたり、育児あるあるに“自分だけじゃなかった!”と安心するなど、ストレス発散のアイテムとしてピッタリなんです。
今回は、そんなおすすめの育児漫画を紹介します。育児の合間に、ぜひ読んでみてくださいね。
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目次
そもそも育児漫画って何なの?
青春もの、恋愛もの、サスペンスものなど、漫画には色々な系統がありますが、育児漫画は、ほとんどが母目線で描かれているエッセイ要素の強い家族ものです。作者本人の実体験を元にした作品は非常にリアリティーがあり、同じ母として共感できる部分がたくさんあります。
育児書ではないですが、主人公と自分が重なって見えたり、子どもとの関わり方など、違った視点からためになることを教えてくれることもあるので、参考書代わりに読んでみるのも良いでしょう。
おすすめの育児漫画
ここからは、おすすめの育児漫画を紹介していきます。それぞれに面白みがあるので、全巻制覇してみるのもアリですよ。
毎日かあさん:西原理恵子
手塚治虫文化賞をはじめ、日本漫画家協会賞、参議院議長賞と数多くの賞を受賞している西原理恵子さんによる作品です。実際に西原家で起きた、笑って泣ける痛快なエピソードが盛りだくさんで読んでいて飽きません。
2011年には小泉今日子主演で実写映画化され、二人の子どもとアルコール依存症の夫との生活から、離婚、そして最期のお別れまでが描かれました。原作のリアリティーを損なうことなく忠実に描かれているので、映像として楽しみたい方には映画もおすすめです。
ママはテンパリスト:東村アキコ
「かくかくしかじか」、「海月姫」など多くの人気作を持つ美人漫画家東村アキコさんによる作品です。こちらも、作者本人の体験談がベースになっており、“ごっちゃん”という息子との悪戦苦闘の日々がおもしろおかしく描かれています。
ギャグテイストなので、普段漫画を読まない方や育児漫画が初めてというパパでも、ハマってしまうほどの中毒性があるとか。育児中のイライラが吹っ飛ぶ、後味スッキリの漫画を求めている方には、特におすすめしたい作品です。
うちの3姉妹:松本ぷりっつ
2005年にアメーバブログのブログランキング「育児部門」で1位となり、アメーバブログの新人賞を受賞。読者の「本にして!」という要望に応える形で発売された、松本ぷりっつさんによる育児漫画です。
作者の子どもである3姉妹が織りなす日常に、母が鋭いツッコミを入れるテンポの良い作風は、読むもの全てを惹き付けます。「あるある!」と共感できる内容ばかりなので、育児中のストレスも吹き飛ばしてくれることでしょう。
たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~:ナナイロペリカン
こちらもブログから単行本化された育児漫画で、ナナイロペリカンさんによる作品です。はじめてのおっぱいや寝かしつけ、離乳食など、1歳までの怒濤の育児が赤裸々に描かれているので、「自分だけじゃないんだ!」と元気が湧き出てくる内容になっています。
また、ゆるっとしたテイストの絵も魅力のひとつで、一度読むと病みつきになること間違いなし!思わず笑ってしまう“子育て川柳”なども含まれているので、ハッピーな気分になりたいときは、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
あかちゃんのドレイ。:大久保ヒロミ
非常にリアルを追求した描写に、笑いだけでなく、感動の涙がこぼれることもあるという、子育て中のママから多くの支持を得ている大久保ヒロミさんによる育児漫画です。
意思疎通の難しい赤ちゃんの要求に、ドレイのようになって応えるママの姿を綺麗事なしに描いている内容は、とても共感でき、そして励まされます。自虐ネタも多く、ププッと笑える本格的なリアル育児漫画といえるでしょう。
おかあさんの扉:伊藤理佐
ギャグ漫画の巨匠と言われている伊藤理佐さんによる作品です。40歳での出産から娘の子育てについて描かれており、これまでに1巻〜5巻までが発売されています。回を追う毎に娘ちゃんの成長を感じられ、自分の子どもの成長の参考にすることもできます。
ちなみに現在もオレンジページで連載中。4コマ漫画が1冊の本になっているので、サクッと読んで笑いたい方にはピッタリといえるでしょう。
まんが親:吉田戦車
「伝染るんです。」で有名な吉田戦車さんによる作品です。こちらは、これまで紹介してきた育児漫画と徹底的に異なる点があります。それは、パパ目線で描かれているということ。
実は、上で紹介した「おかあさんの扉」の作者、伊藤理佐さんの旦那さんなのですが、ママ目線の育児漫画とは違うパパの気持ちを垣間見ることのできる作品になっています。パパとママふたりで読んで、ふたつの作品を読み比べてみるのも良いでしょう。
気持ちのリセットに
育児中は、何をやっても上手くいかないことがたくさんあります。
相手は赤ちゃんだし、わかってはいるけどイライラしてしまい、またイライラしている自分にも腹が立って自己嫌悪に陥ることが幾度となくあるでしょう。
そんなときは、ぜひ育児漫画を読んでみてください。
自分と同じ境遇に陥っている主人公に共感する、「うちの子もそれやる!」と大笑いする、それだけできっと気持ちはリセットされるはずです。
気持ちがリセットされれば、また子どもとしっかり向き合うことができる。たかが漫画、されど漫画、育児漫画はあなたの救世主となってくれるはずですよ。
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