日本では普通、赤ちゃんはおむつをしていますよね。とくに、現代は紙おむつの品質も、良くなっています。
でも、この頃は、赤ちゃんの頃から、おむつを使わないで、おむつの外で、排泄するようにさせる「おむつなし育児」を実践している、ママも増えてきているそうです。なぜ、おむつなし育児をするママが増えているのでしょうか?
今回、おむつなし育児をするメリット・デメリットと、その実践方法を紹介していきます。
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目次
おむつなし育児とは?
多くのママは「おむつなし育児」と聞くと、「えっ?おしっこも、うんちも垂れ流し??」と考えますよね。
でも、そうではな、おむつなし育児は「排泄はなるべくおむつの外でする習慣をつけるための育児」なのです。実は大昔から実践されてきているのです。現代でも、アフリカなどでは当たり前に実践されています。
現代の日本では、布パンツや、おむつを上手に使って、おむつの外で排泄する機会を作ってあげること。おむつの外での排泄が気持ちのいいものだと赤ちゃんに教えてあげるというのが「おむつなし育児」なのです。
また、おむつなし育児はトイレトレーニングと勘違いされる方も多いのですが、トイレトレーニングと違って、おむつを外すためのトレーニングではありません。赤ちゃんに、気持ちのいい自然な排泄を促すことの重要性を、教えることと排泄をコントロールする力を付けさせるためのものなのです。
おむつなし育児の何が良いの?おむつなし育児のメリット
なぜ、おむつなし育児を実践するママが増えてきているのでしょうか?おむつなし育児をするメリットはどんなことがあるのでしょうか?
まず、排泄のコントロールをすることで一度にたくさん排泄できるので、赤ちゃんもスッキリするのでご機嫌の時間が増えます。スッキリしているので気持ちよく眠ることも出来ますよね。それから、赤ちゃんの便秘や頻尿の改善にもなります。
自然に排泄をコントロールする力がつくので、結果的に完全におむつが外れるのも早くなります。
ママも、赤ちゃんの排泄のタイミングがわかるようになることで自分の育児に自信を持つことが出来ますし、排泄のタイミングを計ることで赤ちゃんの他の要求もわかるようになってきます。ママと赤ちゃんとのコミュニケーションにもなります。なにより、おむつの使用量が減るので経済的ですし、紙おむつのゴミが減ってエコに繋がります。
おむつなし育児のデメリットは?
おむつなし育児は短期間でできるとは限らないので、うまく出来るようになるまで洗濯物の量も増えるでしょうしおむつよりも手間がかかります。排泄のタイミングがつかめることで、出先などで赤ちゃんの様子に振り回されることがあります。
ママの精神状態にも左右されることがあるので、おむつなし育児は向き不向きがあると言うのがデメリットです。
いつから始めるの?
首が座るころから、あまり動かない2~6か月くらいの時期までに始めるのが良いと言われています。
それ以降になると「排泄はおむつでする」と言う習慣がついてしまっているので、「排泄はおむつの外で」というのを教えるのを教えるのが大変になります。
おむつなし育児は早い方が良いのでお世話する人が大変でないなら新生児の頃から始めてもOKですし、赤ちゃんが生まれてすぐから実践する人もいるようです。それぞれのタイミングで良い時を選んでトライしてみましょう。
用意するものは?赤ちゃんの服装はどうするの?
おむつなし育児をするときは、おまるがあると便利ですが特別に用意するものはありません。開いた紙おむつの上でも良いですし、トイレでさせても良いです。バケツなどでも大丈夫なです。とにかく排泄がおむつの外であればどこでも大丈夫です。下の写真のようなホーローのおまるなどを使う人もいるようです。
服装は最初は紙おむつや布おむつをさせたり、布のパンツやトレーニングパンツを使う人が多いようです。服は月齢に合わせて股が開くロンパースやボディスーツなど、脱ぎ着のさせやすい服装が便利です。夏などなら、パンツにレッグウォーマーと言った感じもやりやすいと思います。
おむつなし育児、実践方法は?
さて、それでは、いよいよ「おむつなし育児」にトライです!実践方法を詳しく紹介していきます。
1.排泄のタイミングを観察する
まずは赤ちゃんの排泄のタイミングとサインを観察してみましょう。
赤ちゃんが排泄するタイミングは、寝る前や寝起き、授乳の前や後、お風呂に入る前など、生活の節目でタイミングを見てみると良いです。この時に思い切っておむつを外して観察してみて下さい。月齢の低い赤ちゃんでも排泄の際に何かしらのサインがあるはずです。
例えば泣いたり、落ち着きがなくなったり、ぶるっと体を震わせたりと言った仕草をします。男の子なら、おしっこする前はおちんちんが膨らむのでわかりやすいかもしれません。うんちの時はおならが出たり、う~んと体に力を入れたりします。
最初はうまくタイミングが取れなかったり、サインがわからなかったりしますが、観察していくと必ずわかるようになっていきます。
2.排泄する合図を決める
つぎは、出ても出なくてもおむつを外しておまるなどで「おしっこやうんちをしても良いよ」という合図をしてあげましょう。
おしっこなら「シーシー」と言ったり、うんちなら「う~ん」と言ったり、声をかけてあげて下さい。そうすると、赤ちゃんも排泄するタイミングを掴みやすくなります。
もし、うまく排泄できた時も「シーでたね!気持ちいいね~」や「うんち出てスッキリしたね~」などと、排泄は気持ちいいものだと、わかるように声をかけてあげて下さい。
3.赤ちゃんが排泄しやすい姿勢を見つける
赤ちゃんによって排泄しやすい姿勢があります。ママが後ろから支えておまるに跨らせたり、しゃがませたりする姿勢が多いかと思います。首が座らない赤ちゃんなら、ママがしっかり支えるか寝かせた状態でホーロータイプのおまるを当てたりといった方法があります。
赤ちゃんに合った姿勢を、いろいろ試してみると良いでしょう。
4.排泄場所を決める
トイレやお風呂場でさせても良いですし、部屋でおまるを使っても良いので、とくに初めのころは、なるべく同じ場所で排泄させるようにしましょう。岡ちゃんに「ここは排泄する場所」と学習させましょう。
排泄後はおしりふきやトイレットペーパーで軽くふいてあげましょう。おむつの中でしていないので、汚れは少ないです。お風呂などならシャワーなどで洗い流しても良いですね。
そして、排泄した容器やおまるは使うたびにきれいにして清潔にしておきましょう。
無理は禁物!楽な気持で挑戦しましょう
いかがでしたか?おむつ外しが楽になるなど、良いことが、いっぱいの「おむつなし育児」です。
しかし、うまくタイミングがつかめずお漏らししてしまったりで、ママがイライラしてしまうのであれば、無理に「おむつなし育児」を進めなくても大丈夫です。ママの体調や生活スタイルに合わせて出来るときにおまるに座らせてみたり、夜は紙おむつにするなど臨機応変にやっていきましょう。
せっかくの赤ちゃんとのコミュニケーションになるはずの「おむつなし育児」で、ママがイライラしてしまっては意味がないので、ガチガチに考えず、「出来るようになったら良いな~」くらいの気楽な気持ちで挑戦してみて下さいね。
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