「気が付いたら部屋が物で散らかっている…」なんてことよくありますよね。
年末の足音も遠くの方で聞こえてきました。一年分の荷物が、たまりにたまってきている季節。部屋が物で溢れかえってしまう、いわゆる「汚部屋」のようになっている人もいるかもしれません!
本記事では汚部屋になった場合の対処法と汚部屋にならないための収納術、そしておすすめ収納グッズ5選をあますことなくご紹介したいと思います。
毎日の整理整頓の方法に困っているあなたから、片付けを放棄していたら、足の踏み場が無くなるほどになってしまったというピンチなあなたまで必見です。是非ご覧ください!
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目次
これで汚部屋とはサヨナラ!~脱汚部屋マニュアル~
「汚部屋」ってどんな部屋?
「お部屋」の「お」をもじった「汚部屋」。最近、動画サイトやインターネット掲示板の中で流行っている言葉ですね。つまりは「汚い部屋」のことですが、中でも「物を大量に持っているのに片付けられていない」という状態の部屋のことを指して呼ばれています。
服がクローゼットにしまいきれないほどにあって、部屋にあふれてしまっている、靴の収集癖が止められず、出入りが困難になるほど玄関が靴で敷き詰められている状態が典型的な例です。
捨てられない物品の量が莫大なので、計画的に取り組まなければ、汚部屋から脱することはできません。以下、汚部屋からの脱出メソッドを説明していきたいと思います。
まずは要るか要らないかで大別する
あなたの部屋が、汚部屋になってしまったら…。一体、何から手を付けたら良いのでしょうか。
物を片付けるときの最初のポイントは、「物を分類する」ということ。まずは部屋に散乱している物たちを、「部屋のどこで使うものなのか」ということを考えながら、場所別に分けてみましょう。洋服ならクローゼット、本は本棚、DVDはテレビまわりというような具合です。
細かいことは気にせずざっくりとで構いません。そうして分類しているうちにその物が必要なのか、それとも不必要なのかということがぼんやりとでも分かってくるでしょう。要るか、要らないかの判断をすることが、この作業での主な目的です。
物を分類することの意識づけは、汚部屋脱出の第一歩となるでしょう。
使用頻度別に細かく分類する
使用場所別に物を仕分けできたら、次は場所ごとに物を見ていきます。
洋服の場合で考えてみましょう。クローゼットにしまいきれない、またはギュウギュウに押し込んでいるともなれば、最近まったく袖を通していない服もかなりあるはずです。
まず、洋服を「よく着るもの」「おしゃれ着などたまに着るもの」「まったく着ていないもの」の3つに分けてみましょう。使う頻度ごとに仕分けることで、要不要の判断基準が一段と高まります。
今まで手放せなかったものでも、不必要とみなすことでその覚悟がつくかもしれません。
手放すことを恐れない
物で部屋が溢れかえっているということは、物の絶対量が多すぎるということです。部屋の許容範囲に収まるように、物を減らさなければなりません。
そのためには、物を手放しましょう!汚部屋をつくりあげる一番の原因は、物を手放すことに否定的になってしまう意識にあります。限られたスペースに物を加えてばかりですと、しまいきれなくなるのは当然なのです。
洋服の例で言えば、「まったく着ていないもの」に分類された服は、一番に手放す対象となります。次に「よく着るもの」「たまに着るもの」の中で、保存状態が悪かったり、着古していることが明らかだったりするもの。これらも手放すリストに入れます。
ここまでの仕分けでも、汚部屋の住人であれば半分以上の服を手放せるのではないでしょうか。
残ったものを分類する
こうして手元に残った服たちが、クローゼットに収納されることになります。ここでクローゼットの広さと洋服の量を見比べてみましょう。収納の容量に、服の量が合っているでしょうか。もし見合っていなければ、必要と感じた服たちを再び見直しましょう。
自分は好きでも流行から著しく外れている、「たまに着る」の「たまに」が5年に1回などスパンが長すぎる、などなど現時点での必要性を優先的に考えると、取捨選択がしやすくなります。
最後の難関を超え、これで無事に洋服がクローゼットに収まりましたね!使いやすいクローゼットにしたい、収納力をアップさせたいなどのプラスアルファはここまでできて初めて取り組める世界です。
まずはとにかく断捨離に専念。ひとつの場所で断捨離が達成できれば、その他の場所も同じメソッドで取り組めばOK。これで汚部屋からの卒業は間違いナシです!
キレイな部屋をキープ!~場所別収納術~
汚部屋から無事に卒業できたら、「どのように収納すれば、キレイな部屋を保てるのか」ということを考えていきましょう。キレイさを保つことができなければ、再び部屋は物で溢れかえり、汚部屋に逆戻りです!「物が使いやすく、戻しやすい収納」を目指して、整理整頓に本腰を入れていきましょう。
玄関まわりは靴整理が肝
玄関収納のほとんどを占める靴。靴の整頓次第で、玄関のキレイさが決まります!
まずは靴を分類していきます。洋服と同じように「よく履く」「たまに履く」「ほとんど履いていない」の3つに分類。「ほとんど履いていない」と、履き古して穴が開いている、汚れが激しいというものは潔く処分。残りの靴が収まるスペースを確保します。
これで靴棚に収まれば問題ないのですが、収納が足りないケースがよくあります。そのときには、一足分のスペースに上下で二足収納できるようなグッズを利用して、収納力を強化してみましょう。
そして、それでも入りきらない場合。「たまに履く」に分類された靴は箱に入れて、部屋の中で収納することにします。履きたいときに玄関へ持ち出す手間ができてしまいますが、頻度が少ないのなら許せるところでしょう。
大切なのは、土間に靴を置きっぱなしにしないということ。靴棚に入らないからと言って土間に靴を常に置いたままにすると、見た目がスッキリせず、また「出したらしまう」という日常動作も身に付きません。靴は靴棚に収納。このことを頭にしっかりと入れてくださいね。
浴室はフックを使って水垢対策
浴室は何より水垢が気になるところ。シャンプーなどのボトルが数多く置かれていたり、子どもの水遊び道具やたらいが床に置いたままになっていたりとなると、その裏側には水垢がビッシリ!浴室の不衛生さが際立ってしまいます。
浴室では常時置く物を出来るだけ減らし、物は風通し良く収納できると良いでしょう。
吸盤で壁につけるタオルバーにS字フックを掛け、そこにスポンジや掃除道具、メッシュの袋に入れた水遊びグッズなどを吊って収納。水切れが良くなると浴室がキレイになる上に、物も清潔を保つことができます。
フックに掛けられないものがあれば、Sの一方がクリップになったワイヤークリップという便利グッズも要チェックです。
シャンプーもバーに掛けることができますが、重たい場合は難しいですね。そのときには種類を減らし、家族で共有できるメーカーに変更するなどの整理をしてみましょう。最近は石鹸の種類が豊富で、肌に優しいものもたくさん出回っています。ボディウォッシュを石鹸に変えてみるというのもおススメです。
キッチンまわりは機能性を最優先に
キッチンは物の種類も数も多いので分類が大変。一度にすべてを網羅することは難しいので、コーナーごとに区切って整頓していきましょう。今日はシンクの下、今日は食器棚の上段、という感じです。
キッチン収納で大事なことは、使いやすさ。キッチンは「出してはしまう」という動作を一日中繰り返す場所なので、使いやすくなければあっという間に片付かなくなってしまいます。
使いやすさを追求するときのポイントは、出し入れの頻度。よく使うものは、取り出しやすく、見えやすい場所に。使用頻度の低いものは、少し奥まったところや低いところ、高いところでも良いでしょう。
道具、食器、食材と物は色々とありますが、「よく使うものを、使いやすいように」ということを考えながら、キレイが持続するキッチンを目指したいですね。
また、「自分が使いやすい」ということが何より重要です。道具と食材が同じところに収納されていても良いでしょうし、食器とカトラリーが別の場所にあっても構いません。自分の使いやすさが最優先。常識は抜きにして、ぜひ思いっきり自己中に考えてくださいね。
洗面所まわりはスペースを作ることが大事
洗面所も常時使用する場所。物が出し入れしやすく、分かりやすく整理しないと、必要な物が見つからない不便さが出てきます。
身だしなみグッズやヘアグッズなどの細々した物も多いので、ごちゃまぜにならないように分類したいところです。小さなケースや箱、ビンなどを活用して、種類別にまとめながら収納すると取り出しやすく、見やすくなるでしょう。
歯ブラシは、鏡面裏にぶら下げて収納することもできます。洗面台に歯ブラシスタンドやコップを置かないことで省スペースにもなるので、洗面台の広さが十分でないときに向いている収納術です。
また、洗面所の収納量が十分でないときには、壁面を使って収納力をアップさせましょう。タオルホルダーや壁に付ける家具などは種類も豊富でおススメ。タオルは使用頻度が高く、しまうにはスペースを取りがちなので、思いきって見せる収納にしてしまうのもアリですね。
子ども部屋は「おもちゃの入れ替え」を
何だかいつも片付かない子ども部屋。物が増えすぎていませんか?知育玩具はつい買ってしまったり、もらい物も多くなりがちだったりするので、要不要の判断は厳しくいきましょう。
不必要になったときには誰かに譲ったり、バザーに出したりする機会も活用すると有意義に手放せますね。
子ども部屋の収納では、「おもちゃを入れ替える」という術がおススメ。おもちゃを3つのグループに分け、「子どもの手に取りやすい場所」「手に取るのに少し手間のかかる場所」「しまう」に分類。
この3つの箇所をグループごとに順番に回せば、目に見えるおもちゃは少なくても、いつも新鮮な気持ちで遊ぶことができるので、子どもを飽きさせません。こうした収納ルールをひとつ決めておくだけで、その後は気楽に整理整頓ができますよ。
整理整頓の協力な助っ人!~おすすめ収納グッズ5選~
シューズラック
靴を2段重ねて収納できる便利グッズ。100均で手に入ります。左右の靴を上下に収納できるようにしてくれるので、単純に靴棚の収納力が2倍に!靴棚内の棚板の位置が固定されていて、上部がガラ空きというお悩みをお持ちの方には特におススメです。
ワイヤークリップ
S字フックの一方がクリップになっています。吊るす収納のスタンダードになりつつある一品。S字フックでかけるには不安定な物を吊りたいときにクリップで挟めば落ちることなくバッチリぶら下げることができますよ。
2wayスパイスボトル
100均では多種多様なスパイスボトルが販売されていますが、おススメしたいのは、ひとつのケースに2種類のスパイスが入る優れモノ。調味料は数も多く、ケースもメーカーによってさまざまなのでキッチンを雑然とさせる存在になりがち。
物の量を減らしながら見た目もスッキリさせてくれることが素晴らしい一品です!
歯ブラシホルダー
裏が吸盤になっていて、表に歯ブラシをひっかける溝がついています。鏡の裏や収納の扉の裏などに貼って使えば、洗面台がスッキリ。歯ブラシスタンドの掃除からも解放されます。さまざまな大きさ、デザインがありますので、お気に入りの一品を見つけてくださいね。
山崎実業 歯ブラシスタンド 吸盤トゥースブラシホルダー 5連 ホワイト 3285
蓋つきバケツ
子どもの遊び道具の収納には、蓋つきのバケツがおススメ。バケツは軽いので、子どものお片付け道具として向いています。
おもちゃの種類ごとにバケツを用意すれば、片付け場所が分かりやすくなり、お片付けをしやすくなるでしょう。蓋をすればごちゃごちゃ感を消すことができる上にスタッキングもできるので、省スペースにもなる一石二鳥な収納道具です。
まとめ
整理整頓は習慣づけが大事。一時にすべてをキレイにしようとすると、量の多さに圧倒されて、挫折しやすくなってしまいます。片付けが苦手な人ほど、「日々、ちょっとずつ」をぜひ心がけてみてください。
洗い終わった食器は寝る前にすべてしまう、朝起きたら靴をしまいがてら玄関を掃くなど、ルーティンワークにしてしまえば、片付けにかかる時間もパワーもそれほど必要になりません。「片付けなければならない」という重圧から解放されて、毎日の整理整頓が楽しめる生活が送りたいですね。
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