子供が生まれると我が子の可愛い成長を残そうと、たくさん写真を撮りますよね。でも後々見返してみると、良い表情が撮れていなかったり、動きが早すぎて見切れていたり、同じような写真ばかりでガッカリしちゃった経験ありませんか?
そう、子供の写真を撮るにはコツがいるのです。赤ちゃんの時期は動きが少ないので撮りやすいですが、だんだん動きが活発になってくると、なかなか上手くシャッターチャンスを掴めません。
そこで本記事では、子供の写真を撮る時のポイントをいくつかご紹介します。可愛い写真をたくさん撮って素敵な思い出を残していきましょう。
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子供を写真に撮る時のポイント
子供といっても、じっとしている時期もあれば、動き回って手に負えない時期もあるなど、赤ちゃんから小学生まで成長は様々です。
月齢別に撮る時のポイントは後ほどご紹介するとして、まずは、どんな子供にも共通するポイントから見ていきましょう。
子供の目線に合わせて撮る
ついつい上から大人目線で撮りがちですが、それだと子供全体を撮ることはできても、なかなか躍動感は伝わってきません。子供と同じ目線に立って撮影することで、地面の近さや天井の高さ、遊具の大きさなど普段見ることのできない子供の世界を感じることができるのです。
また、下から子供を見上げるのもオススメです。ぷっくりとした顎のラインや、ポンと出たお腹など、子供特有の体つきをとっても可愛く撮影できますよ。
いろいろな表情を撮る
写真を撮るときに「笑って笑って〜」と笑顔を要求しがちですよね。でも、泣いたり、怒ったり、驚いたり、子供はいろいろな表情をします。大人になると泣くことを我慢したり、無表情を作ったりしますが、子供は感情がそのまま表情に現れます。
笑顔の写真も大切ですが、自然な喜怒哀楽の写真は子供の時期にしか撮ることができません。あっという間に大人になってしまいますから、今しか撮れない貴重な一瞬を残しておいてくださいね。
とにかくたくさん撮る
「今だ!」と思ったときには時既に遅く、子供の大事な一瞬を撮り逃がしてしまうことが多々あると思います。そんなときは「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ということわざ通り、とにかくたくさん撮っちゃいましょう。
プロのカメラマンも大量に撮影した中からベストショットを選ぶ手法を用いています。何枚も撮ることで、ちょっとした表情の変化や、思いがけないシーンを撮影することができるかもしれません。
最近ではスマホにも連写モードが搭載されているので、その機能を使ってみるのも良いでしょう。
月齢別の撮影ポイント
上記でもお伝えしたように、子供の成長によって撮影ポイントは変わってきます。ここでは、おおまかに分けた月齢別のポイントをご紹介します。それぞれのポイントを参考に、とっておきの1枚を撮影してくださいね。
【生後0ヶ月〜生後6ヶ月頃】
寝返りができるようになるまでの赤ちゃんは、動きや表情の変化も比較的少なめです。ブレやピントが合わせづらいという失敗が少ない時期なので、アップで赤ちゃんの顔や手足を撮影してみてください。
ぷくぷくした頬や、肉厚な手足は赤ちゃんの時期だからこそ撮れるもの。小さくて可愛いパーツを思いっきりアップで撮影して残していきましょう。
但しフラッシュ撮影は赤ちゃんがびっくりしてしまうので、オフにしてくださいね!
【生後6ヶ月〜1歳6ヶ月頃】
ハイハイ、たっち、あんよと徐々に動きが活発になってくる時期は、お気に入りのおもちゃを使って誘導してみるのも良いでしょう。ケラケラと笑ったかと思えば、「これは何だろう?」と不思議がったり、非常に表情が豊かになってくるので、撮る方としても楽しくなります。
子供と一緒に寝転んで撮影したり、話しかけながら撮影すると、言葉の練習にもなるのでオススメです。
【1歳6ヶ月頃〜3歳頃】
飛んだり、跳ねたり、走り回ったり…とにかくじっとしていられないこの時期は、連写で対応しましょう。でも、ちょっとくらいブレているほうが、躍動感があって面白い場合もあるので、そのときの子供の様子を見ながら撮影方法を変えてみてください。
また、こちらの指示にも従ってくれるようになりますが、「やだよー」と言うことを聞いてくれないことも増えてきます。そんなときは、カメラにキャラクターのシールを貼ったり、パパやママがお面を被って興味を持たせるのも良いでしょう。
【3歳〜6歳頃】
とっても表情が豊かになってくるこの時期は、カメラを向けると変顔ばかり披露してくることもあります。それも成長過程のひとつと捉えてアップ撮影で挑みましょう。赤ちゃんの頃とは違うアップの表情が撮れるはずです。
また、兄弟がいる方は、兄弟喧嘩の最中を写真に撮るのもオススメです。一方は泣いて、一方は怒って、1枚の写真の中に違った表情の子供を撮ることができる絶好のチャンスなので、仲裁の前にササッと撮影してみてください。
女の子は、こちらが要求しなくてもカメラを向けるだけでポーズ取りが完璧になってきます。「いいよ〜素敵!」と声を掛けながら撮影すると気分も乗ってくるのでオススメです。
【小学生頃】
あえて「撮るよ」と声を掛けずに撮影することをオススメします。小学生にもなると、こちらの指示をしっかり聞いてくれますが、恥ずかしさもあってなかなか目線をくれないことも増えてきます。そんなときは、ありのままの姿をシャッターに収めましょう。
何かに集中している真剣な眼差しをアップで撮ったり、遊具によじ登っていく背中を撮ったり、美味しそうにご飯を食べる姿を撮ったり、カメラ目線じゃなくても素敵なシーンはたくさんあります。カメラを意識させず、さりげなく撮影することを心がけてください。
また、ダイナミックな動きが多くなるので連写では限界があります。手ブレ防止のため三脚を使ってみるのも良いでしょう。
子供の成長を目に焼き付けて
写真は子供の成長を形として残せるとても重要なツールです。でも、ファインダー越しにばかり覗いていたら、パパやママの顔がはっきり見えなくて子供は寂しくなってしまいます。
大事なのは、しっかりと目に焼き付けること。
カメラで撮影するのは、ほんのちょっとで良いのです。
子供のかけがえのない一瞬をその目で、そして写真で残していけると良いですね。
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